ア・デイ・イン・ザ・ライフ

かつて、中東のパリと呼ばれたレバノンの首都ベイルート。

ついにイスラエル陸軍の地上部隊がレバノン南部に侵攻しました。

イスラエル兵の拉致をきっかけに始まったこの紛争は、12日にイスラエル軍による空爆が開始され、8日たった19日現在、レバノンでは約300人の死者が出ているそうです。このほか1000人が負傷し、50万人が家を失ったそうです。拉致の張本人と目されたヒズボラに対する攻撃という題目ながら、死者のほとんどが民間人。

ヒズボラもイスラエル領内にロケット弾を撃ち込み、イスラエルの死者は29人。その半数の15人が民間人。ヒズボラはイランの支援を受けているらしく、イスラエル首相は「イランの国連による核査察の目をそらすため」と非難しています。

イスラエル軍は、同時進行でパレスチナ自治区ガザも攻撃し、これまで100人近いパレスチナ人が死亡しているそうです。

サンクトペテルブルク・サミット。昼食会の席で、オフレコだと思われたブッシュ米大統領とブレア英首相の会話がマイクで拾われました。ブッシュ大統領は、「ヒズボラのくそったれ攻撃を早くやめさせなければ」とブレア首相に訴えました。

地上戦が始まれば、ますます戦死者が増えることでしょう。

日本人の殆どは関心がないようですが。

シュス・トムセンさんの死

アメリカに住む今村哲郎君が久しぶりに帰国し、渋谷で会いました。6年ほど前にキューバ旅行した際、テキサス州の彼の家に厄介になったことがあるので、彼に会うのはそれ以来です。

彼は結婚してもう16年も経つのに、日本の親戚に結婚の報告と挨拶をするのが、これが初めてで、ご先祖さまの墓参りと親戚の挨拶廻りの忙しい中、私のためにわざわざ時間を取ってくれました。

日本人の奥さんと15歳になる娘さんも一緒です。

彼は叔父さんに言われたそうです。

「不義理もここまでくると、時効だな」

ま、彼はそこまで達観しているいい奴です。

ところで、彼の口からシュス・トムセンさんの死を聞きました。もう6年前の2000年7月だったそうです。

彼女はデンマークの人ですが、コペンハーゲン建築大学を卒業後、ロータリークラブの支援で1970年代に日本に留学し、これが縁で、今村君の出身地である福岡県の星野村の「源太窯」で焼き物を修行するようになった陶芸家です。文部省の給費留学生としても滞在しています。星野村の農村風景を写真にとって解説した本を出版したりもしています。

つまり、日本とデンマークの架け橋となる仕事をたくさんした人です。

私も今村君と知り合って、デンマークの彼女の住む工房兼自宅を彼と一緒に訪れたことがあります。彼女はコペンハーゲンの南のムーン島というところに一人で住んでいました。コペンハーゲンから電車で2時間、その駅から歩いて2時間くらい掛かる所でした。途中でヒッチハイクした記憶があります。もう三十年近く昔の話なので、あまり詳しく覚えていないのですが、真夜中なのに白夜だったので、あたり一面が明るく広大な麦畑が広がっていました。

彼女の寝床は屋根裏部屋で、そこに辿り着くには梯子を登っていきますが、彼女が寝るときは、その梯子をはずして屋根裏部屋にしまってしまうので、誰もその屋根裏部屋に近づけない家の作りになっていました。僕たち二人は1階で寝ました。

翌朝、コーンフレークのようなものと、ヤギの乳を出してくれたことを思い出します。

日本語に堪能で、残された写真を見ると「広辞苑」なども机の上にのっていました。

彼女は本当に日本を愛した人でした。徳利なども製作し、デンマークに日本の文化を伝えました。

彼女の祖父はデンマークの駅舎を設計した建築家で、親兄弟も建築家や芸術家だったようです。

今村君から最初はシュスさんは病気で亡くなった、と聞きました。

しかし、九州の地域誌に載った彼女の追悼号を読むと「コペンハーゲンのアパートで自殺」と書いてあったのです。

これには非常に驚き、つい落涙してしまいました。

晩年の彼女はムーン島の田舎の自宅を引き払って、コペンハーゲンに出てきましたが、芸術的創作に行き詰ってしまったようです。

もっと複雑な原因があったでしょうが、想像を絶する理由だったのでしょう。しかし、彼女の死がとても残念でなりません。

シュス・トムセンさん(1939・4-2000・7)は、現在、コペンハーゲンの共同墓地で眠っているそうです。

シュスさんの魂よ、安らかに…

アジア美術最新事情

長年の友人である美術雑誌「月刊ギャラリー」の編集長である本多隆彦氏と久しぶりに会い、新宿の「北海道」という居酒屋で痛飲しました。金曜の夜ということで、立錐の余地もないほど満員で、テーブルの隣は、フィリピン系の30代初めの女性と60歳くらいの中小企業の社長さんタイプの男性のカップル。ここに辿り着くまでに街ですれ違った若い女の子で、胸の谷間を露にしたビキニで闊歩していたのには驚きましたね。新宿は相変わらずカオス状態です。

本多編集長から面白い話を聞きました。彼は、東京、ソウル、北京、上海、台北を結んだ東アジアの美術市場を結んだ美術情報誌を発行し、中国、韓国を飛び回っていますが、それぞれの「お国柄」が表れていて面白いというのです。

やはり、パワーがあるのが中国だそうです。オークションが盛んで、日本では、代表的なシンワ・オークションが年間売り上げ70億円規模なのに、北京のあるオークションは既に300億円を超えているそうです。

美術市場は、当然、その国の経済事情を反映しています。日本ではあのバブル期が最盛期でした。大昭和製紙名誉会長の斉藤了英氏がゴッホの「ガシェ博士の肖像」を125億円で落札して、世界中をアッと言わせました。この記録は、1枚の絵に対する価格としてはいまだに破られていないのではないでしょう。

要するに日本の場合、バブル紳士は、既に評価の定まった印象派などの名画に金をつぎこんで、日本の若い芸術家に目もくれなかったのです。

これに対して、現在の中国人のお金持ちたちはどんな絵に投資するかというと、ファン・リジュンといった自国の若い芸術家なのです。リジュンは数年前までは1枚数十万円だったのが、今では1億円近いというのです。韓国でも事情は同じです。経済新興国と注目されているインドでも、自国の若い芸術家の作品を買い集めています。

中国の場合、美術の教科書はロシアのものを使っているので、日本人なら誰でも知っている「印象派」などの作品を知らないというというのも背景にあるそうですが、それにしても、「西欧追随型」の日本とはえらい違いです。

日本の場合、20世紀末のバブル期に、19世紀のパリ、20世紀前半のニューヨークに続いて、芸術の都、美術市場の中心地になるチャンスだったのですが、逃してしまいました。パトロンたちが自国の芸術家を育てなかったからです。125億円もあれば、一体何人の若い日本人の芸術家をデビューさせることが出来たことでしょう。今頃、その日本人の画家は「世界の巨匠」として君臨していたはずです。

つまり、美術と経済的繁栄は密接に結びついています。19世紀から20世紀初頭にかけてのパリのパトロンたちは「印象派」を育て、世界的マーケットして買い支えました。第二次大戦で戦勝国となり、世界一の大国となったアメリカは、ジャスパー・ジョーンズやアンディ・ウォホールのような漫画のようなつまらない軽いものに芸術的価値を与えて、世界に通用するマーケットを作りました。

日本は駄目でしたが、中国、韓国、インドは違います。自国の芸術家を育てたおかげで、サザビーズやクリスティーズもマーケットに参加せざるを得なくなりました。

はっきり言って、日本画は世界では全く通用しません。これは、芸術的価値がないという意味ではありません。もっと下衆い話です。世界中の金持ちたちの食指が動かないということです。

それに、日本人の金持ちたちには、絵を買うようなセンスも慣習もないようです。第一、いい絵を買ったりしたら、世間の僻みややっかみに遭うことを怖れて、作品を隠してしまいますからね。それに、歴史的、美術的に評価の定まった有名な絵画しか買おうとしません。若い芸術家を育てようという勇気も気概もありません。

それが、中国や韓国との大きな違いかもしれませんね。

ヤブカンゾウ

私がよく行く散歩コースに「ヤブカンゾウ」の花が咲いていました。実はここに看板が立っていて、「花は7月上旬から20日までが見ごろ」と書いてあって、いつか花を見たいと、何年も前から思っていたのでした。

思い出して久しぶりに行ったところ、もう花は終盤で、散りかけていました。それでも、一番元気が良さそうな花を携帯で撮ってきました。

看板の説明によると、ヤブカンゾウは別名「忘れ草」といい、中国の故事で、この花を見ると憂いを忘れるという言い伝えがあるそうです。

日本にも伝えられ、奈良時代、大伴旅人・家持親子がこの花を題材に「万葉集」に和歌を残しているそうです。

どんな和歌か、ご存知の方、おせーてくださいね。

「日光キスゲ」も同じ仲間だそうです。

いっチェアー

小樽

帯広の岩間定子さんからいい話を聞きました。

彼女は、帯広市内で福祉介護用品の企画や卸の仕事をしている人なのですが、昨年、彼女の発案で「いっチェアー」という、室内歩行器兼椅子を開発しました。高齢者や障害者が、家の中で移動する時に使う大変心の籠もった製品です。ある時は歩行器となり、ある時は椅子となり、ある時はちょっとしたものを運ぶワゴンになるという便利な代物です。

ちょうど1年前に「作品」は完成し、全国発売したのですが、この椅子を作った帯広市内の木工製作会社と、利益配分の面などで、ちょっとしたトラブルになってしまいました。1台3万8千円でしたが、製作会社の方は結局「採算が合わない」ということで降りてしまったのです。「作品」は注文制なので、全国からあった注文は宙に浮いた格好になってしまいました。

それから1年。彼女は一念発起して、札幌に製作会社を見つけて、この5月に「改良版」の製品を完成させたのです。野球のバットにも使われる北海道産のタモ材を使いましたが、製作コストの関係で、販売価格が昨年の倍近い1台7万3500円になってしまったのです。

それでも、昨年注文のあった人に連絡を取ったところ、沖縄と岡山などから5台も注文があったというのです。

実は私は、この件については、ちょっと関係しております。昨年、記事として取り上げていたのです。注文のあった人も私が書いた記事を読んでくださったらしく、その地元紙の切抜きを大事に取っておいてくださったそうです。

先日、岩間さんが新製品のカタログを送ってくれたので、その後の様子を電話で聞いたところ、上記の話をしてくれたのです。

でも、そのカタログを見て、何で「いっチェアー」というのか初めて知りました。「椅子チェアー」の訛ったものかと思っていたのですが「どこでもいっちゃえ~」で「いっチェアー」と名付けたそうです。

なあんだ。

でも、久しぶりに涙が出るようないい話を聞きました。

嬉し恥ずかし

神楽坂・本多横町

一昨日のブログにコメントが来ていたので、あけてみたら、何と、HBCの佐藤さん!お久しぶりです。皆さん、お元気ですか?まー、このブログも意外な人が読んでくださっていたんですね。驚いてしまいました。

チェックするのが習慣になってしまわれたようで、何となく責任を感じてしまいます。実は、ネタに事欠いて、ついつい、全く個人的なことばかり書いてしまっているもので…。どうか、御寛恕ください。会社でも「規定」がありまして、「職業上で知りえた情報を他のメディアに開示してはいけない」などとありまして…、ちょっと、ディープな話は書けないのが残念です。

ところで、今日は「500円DVD」の話です。帯広でも、「アメリカン・グラフィティ」やザ・バンドの「ラストワルツ」などのDVDを980円で手に入れて、本当に、幸せを感じていたのですが、今では、わずか500円で、往年の名作が手に入るのですね。著作権が切れている関係でしょう。チャップリンの名作や1939年の「風とともに去りぬ」なんかもあるのです。もちろん、私が本当に欲しいビートルズやジミ・ヘンドリックスなどのDVDは相変わらず3000円から5000円ぐらいしますけどね。

私は今日、銀座の教文館で、ハンフリー・ボガード主演の「カサブランカ」と「マルタの鷹」、それにチャップリンの「モダン・タイムス」を買ってきました。これで、1500円。

昔は、この手の映画は名画座で見たものです。池袋の「文芸座」、高田馬場の「パール座」、飯田橋の「ギンレイ座」、渋谷の「佳作座」など…今は、殆どつぶれてしまったことでしょう。

代わりにこのような廉価版のビデオやDVDが現れ、ますます、家庭で好きな映画を楽しめる時代になったということです。そういえば、テレビも映画番組が随分減りました。視聴率が取れないからです。淀川長治さんがご存命中の頃が、テレビでの映画番組の全盛期だったのでしょう。

映画は大好きなので、できるだけ沢山見たいのですが、あまり収集したくありません。家が狭いし、どうせ、あの世に持っていけないからです。

それに…まだ、現役として、人生を謳歌したいですね。イタリアやリオのカーニバルや色んな所にまだまだ行きたいし、美味しいものを食べたり、うまいお酒も飲みたい。いい音楽も聴きたいし、演奏もしたい…もちろん、気の置けない友人がいれば最高です。

書いていて、自分でもダサいなあ、と思ってしまったので、この辺でやめておきます。

北朝鮮ミサイル発射について思うこと

北朝鮮がとうとうミサイルを7発も発射しました。(まだ、これからも発射する可能性あり!)偉い軍事評論家や国際政治学者のみなさんが武器の性能や6カ国協議の行き詰まりの果ての「瀬戸際外交」の結果、などと色々と解説してくださいますが、やはり、北朝鮮の意図が少しも分かりません。

まさか、ホントにやっちまうなんて…

まだ朝鮮戦争の余燼が燻って、いまだに「臨戦態勢」状態の国と、経済大国として発展して曲がりなりにも平和を謳歌している国との違いでしょうか。

ただ聞き捨てならないのは、独裁者・金正日が軍の暴走に歯止めを効かすことができなくなったからではないか、という観測です。国民を飢え死にさせても特権階級だけがこの世の春を謳歌している国ですから何をしでかすか分かりません。

「体制的には末期的症状なのに、この体制を温存したがっている思惑を持つ勢力があるのではないか」と睨んでいたのですが、やはり、国連安保理で、北朝鮮に対する制裁をあからさまに反対する国が出没しました。

中国とロシアです。

この両国はミサイル発射について事前に知らされていたのではないかと疑いたくなります。

それにしても、今回、せっかくの「模擬訓練」になったのに、情報の伝達が遅かったですね。

ミサイル発射が5日の午前3時半ころなのに、全国の自治体に国から情報伝達があったのが3時間後の午前6時半。あと数十キロ射程が延びていたら「上陸」していた北海道の高橋はるみ知事も「遅すぎる!」と憤慨していたようです。

それはそうですよおね。

まあ、国の対応など、いつも後手、後手に回るので、自分の身は自分で守るしかないということを、今回、改めて証明してくれたということでしょう。

金持ち喧嘩せず

世界第二位の富豪で、著名な投資家ウォーレン・バフェット氏(75)が、保有資産の大半を、世界一の大富豪ビル・ゲイツ会長が運営する慈善団体に寄付するというニュースを聞いた時、その額のあまりにもの大きさにのけぞってしまいました。

総額は約370億ドル。日本円にして約4兆3000億円だそうです。

その「オマハの賢人」バフェット氏との昼食ができる権利をオークションにかけたところ、米カリフォルニア州在住の投資家ヨンピン・デュアン氏(45)が62万100ドル(約7100万円)で落札したそうです。

食事をするのに、おねえちゃんに3万円払ったという話はよく聞いたことがありますが、7100万円ですよ!(下品な引用ですみません)

デュアン氏は、「バフェット氏と彼の哲学から多くのことを学び、感謝の意を伝える機会を見つけたかった」というのが大金を払う理由だそうです。よっぽど、バフェット哲学で大儲けしたのですね。おっと、凡人が真似しても、成功するとは限りませんから、その気ならないように!

デュアン氏は、バフェット氏に「手元にお金があり過ぎて、あまり良い目標が見つからないときはどうしたらいいか」といったことを食事会の席で聞くそうです。

「勝手にしたら」と言ったのは、あなたですよ。

私はこのニュースを読んで、古代からの格言を身に染みて思い出しました。

やっぱり、金持ちは喧嘩しないんですね。

知らなかった ITセキュリティー

今晩は渋谷のおつな寿司で、久しぶりのセミナー。ゲストは独立行政法人情報処理推進機構のセキュリティセンターウイルス・不正アクセス対策グループ研究員の加賀屋伸一郎氏。

最近のコンピューターのセキュリティ関係で最も話題になっているウイニーなどによる情報流失やアダルトサイトでのワンクリック不正請求、そして偽のセキュリティ対策ソフトの押し売りについての話を聞きました。

まさしく驚くことばかりでした。

ウイニーというのは、今や最も有名なファイル交換ソフトのことです。自分の関知していないのに、勝手に自分のファイルが世界中に飛び火してしまうことは、昨今のニュース、例えば、自衛隊の機密情報や警察の犯罪情報や、銀行の個人情報などが漏れてしまったといったニュースで話題になっていたので、ご存知でしょう。

私自身は「自分のパソコンにはウイニーが入っていないから大丈夫」と他人事のように思っていたのですが、「山田ウイルス」とやらに感染すると、ウイニーが入ってなくても、情報が漏洩してしまうことを初めて知りました。

とにかく「exe」という見知らぬファイルが来たら要注意。これはプログラムなので、変なウイルスにたちまち感染する可能性が大きいそうです。見知らぬファイルは絶対に開かないことが基本のようです。

最近多いのが「ワンクリック不正請求」だそうです。アダルトサイトなどの「無料サンプル」などをクリックすると、警告の通知が来るのにもかかわらず、焦って?「実行」をクリックし続けると、身に覚えがない「請求書」が5分おきに送られてくるそうです。

アダルトサイトは見ないに越したことはないそうですが、殿方でしたら、そのためにパソコンを購入した方も多いでしょう?

大いに気をつけてください。

もし、何かトラブルがあったら、私が言うのも変ですが、独立行政法人 情報処理推進機構にコンタクトしてください。

電話03-5978-7509

メールは  virus@ipa.go.jp (ウイルス関連)

crack@ipa.go.jp(不正アクセス関連)

winny119@ipa.go.jp(ウイニー関連)

isec-info@ipa.go.jp (その他のセキュリティー)

ミヤマンダー

新聞の見出しで「ミヤマンダー」というのがあり、あれ?どういう意味かなあと思ったら、造語でした。

自分たちに都合よく選挙区を変えることを「ゲリマンダー」と言いますが、規制改革・民間開放推進会議議長の宮内義彦・オリックス会長を文字って、社民党の福島瑞穂党首が命名したようです。

今、日本で最も注目されている財界人は、この宮内オリックス会長でしょう。

「規制緩和」という錦の御旗の下に構造改革の旗振り役になった人ですが、なんてこたあない、この規制緩和で一番儲けたのが、宮内オリックス会長と言われているのです。要するに権力を背景に、法律をどんどん都合の良いように改正し、「我田引水」行為を行っていたわけです。

日銀の福井総裁の村上ファンドの拠出金を管理していたのもオリックスだったことが白日の下に晒され、もう逃げも隠れもできないだろうなあと思ったら、自民党は宮内会長の証人喚問をとりやめてしまいました。

何か、裏があるんでしょうね。

プロ野球球団を持っていることが免罪符なっているのでしょうか?

そういえば、TBS株を買い占めた「IT界の寵児」楽天の三木谷社長も球団を買収しましたね。

道理で…。