ハリケーン

まるで、パニック映画を見ているようでした。

超大型ハリケーン「カトリーナ」のことです。

ブッシュ大統領が「一刻も早く避難するように」とテレビ演説し、人々が競って車で脱出し、道路は大渋滞。車を持っていない人は、ドームに逃げ込もうとして、何時間も外で待たされていました。

そして、大統領の「予言」した通り、米国南部に甚大な被害を及ぼしました。
ミシシッピ州を中心に少なくとも55人が死亡したそうです。損害保険金支払い総額は、最大で260億ドル(約2兆9千億円)で1つのハリケーンの被害額としては最悪のようです。

ところで、アメリカ人はなんでハリケーンに女性の名前を付けるのでしょうか?
日本でもGHQが占領している頃、台風に女性の名前を付けていました。花子、美代子…そんなんじゃなくて、キャサリンとかジェーンとか付けていました。

「台風23号」より、「キャスリン台風」の方がやっぱり、怖い気がします。

理由は分かりませんが、たぶん、個人的な経験からでしょう。

普天王がブログとな

大鵬ー柏戸時代(わあー古い!)はよく見ていたのですが、(若秩父のファンでした…。若秩父を知っている人はずっこけるでしょう)大相撲が八百長だということが分かってから、ほとんど見なくなってしまいました。

それが、何の風の節回しか、最近になって、真面目に相撲を見るようになりました。

だって、最近は、優勝するのは外人ばかり。八百長レースなら、そろそろ日本人に勝たしてもよさそうです。

そうでない、ということは、最近の相撲はやっと、まともになったのかなあ、と思っている次第です。

そうこうしているうちに、今の現役のお相撲さんは、自分の息子と同じくらいの年齢になってしまいました。年を取る筈です。(もっとも、私には息子はいませんが…)

ということで、ニュースで、小結の普天王がブログをやっていると聞いて、早速見てみました。

写真がきれい!というのが第一印象です。内容も率直で、四股の踏み方も解説しており、見ごたえ十分でした。

お相撲さんがパソコンをやる時代になったんですね。

ホリエモンはおかしい

ワイドショーでは「正義の味方」になっているホリエモンことライブドアの堀江貴文社長が、現職の社長のまま、国会議員に立候補することについては、妙な違和感というか、盗人が検察官なるような嫌な感じがしていましたが、立正大学の桂敬一教授が、見事に喝破してくれました。(北海道新聞27日付夕刊)

桂教授は批判するべき点を2つ挙げています。

①ライブドア・ニュースはれっきとした言論報道機関。そのオーナーが実質的に政府与党の庇護の下で政治家になるなど好ましいわけがない。メディアは、特に国家権力からの独立を旨とすべきが、本来の考え方。

②金融・証券事業も手掛けるライブドアが、郵政民営化されたあかつきの郵貯・簡保の原資に関心を持たないわけがない。もし、堀江社長が、議員になって政策立案に加わり、先行して関係情報を入手できれば、インサイダー取引に類すると見られても仕方あるまい。

うまく、言葉で表現してくださったと思います。
桂教授の意見に大賛成です。

ポチ

公開日時: 2005年8月25日 @ 18:54

犬のポチという名前は、フランス語のプチ=petit(小さい)から来ているとばかり思っていたのですが、 もう1つの説にプーチ=poochがあることが、最近知りました。
英語で犬という意味です。

英語でdogは知っていても、pooch を知っている日本人はそれほどいないのではないでしょうか。しかし、結構使われているようです。
もう1つ、canine もよく使われます。これは発音から、漫画などで K9 と書かれたりします。

そう、英語は結構、奥が深いのです。

犬は、ほかに、hound(猟犬)やpuppy(子犬)なら知っている人も多いでしょう。bowwowは、犬の泣き声ですが、赤ちゃん言葉で、ワンワンという意味でも使われています。

whelp(子犬)、cur、mutt、mongrel(雑種犬)あたりになると、恐らく、知っている日本人は一桁パーセントでしょうね。

これを面倒くさいと感じるか、面白いと感じるかは、勝負の分かれ目です。

郵政民営化反対

東京近辺に住んでいた頃、田舎のことは全く眼中にありませんでした。
経済効率と便利さばかりを追求して、どん臭いことは大嫌いでした。

自然界はリヴァイアサン。弱肉強食だから、弱者は幕の外に退場しても致し方ないと信じていました。

しかし、今、こうして、年を重ねて、郊外どころか、過疎に近い田舎町に暮らしていると、自分の若い頃の浅薄さをすべて否定したい気持ちで一杯になるのです。

ということで、私は郵政事業に経済効率を持ち込むべきではないと考えています。
確かに、郵便貯金240兆円と簡易保険の120兆円は、喉から手が出るほど魅力的でしょう。
新生銀行のように、外国のファンドに安く譲ってあげたければ、時の権力者は正直に言うべきです。

しかし、利用者がほとんどいない離島や僻地などの採算が合わない郵便局は、民営化されれば、経済原理が働き、必ずつぶれます。

中部地方の片田舎に住む私の友人は、身体が不自由であるにも関わらず、歩いて30分以上掛かる郵便局に頼らざるを得ないので「実に身近な問題」と嘆いております。

かの「勝ち組」のIT長者は、「コンビニを利用すればいい」と放言されておられましたが、逆に言えば、コンビニも建たないような経済効率の悪い僻地に人間は住むな、ということなのでしょうか。

彼らにキリストの言葉を贈りたい。
「神よ、お許しください。彼らは自分が何をしているのかわからないのです」

コスモス

公開日時: 2005年8月17日 @ 20:14

散歩していたら、コスモスの花が満開でした。本州育ちの私としては驚きでした。
何しろまだ8月です。コスモスは「秋桜」と書くくらいですから、秋の花です。

でも、よく見ると面白いのです。隣の花壇では真紫色の紫陽花が満開なのです。

そのまた隣は、カンナ。その隣は真っ白いカサブランカ。
茲彼処に真っ赤なサルビアも、赤紫のサフィニアも咲いていました。

北海道は、本州の季節感は持ち込めないのです。

お盆を過ぎて、朝晩は大分涼しくなってきました。いや、寒いくらいです。
もうすぐ秋で、今日から小学校も2学期が始まりました。早いところでは、もうストーブをたいているでしょう。

咲ける時に咲いてしまえ、というのがこちらの花々のたたずまいなのでしょう。

ですから、この時期、花花花のオンパレードなのです。見飽きません。

政界

今、やはり一番面白いのは、政界でしょう。
造反組37人。
郵政法案反対の急先鋒、小林興起氏の選挙区「東京10区」に小池環境相を対抗馬に。
亀井静香元政調会長の「広島6区」に、竹中郵政民営化担当相を対立候補に?

次から次に出てくる、驚きの連続。

小泉首相が、「それでも地球は動く」と自説を曲げなかったガリレオの話を出せば、亀井氏は「これでは、安政の大獄だ」と言う始末。

まさに歴史的な戦いになりそう。

9月11日が楽しみですね。

三浦知良は悲劇のヒーローか?

カズこと三浦知良選手は、サッカーのスーパースターながら、どうも悲劇のヒーローのイメージが強いです。
全盛期にイタリアのジェノアに移籍しても、試合中のヘディングで相手と競って衝突して、顔が変型するくらい血まみれになったり、何と言っても、フランスのワールドカップでは直前に日本代表をはずされたり…。「何か土壇場でついていない人だなあ」と同情していました。
その彼も今年で38歳。7月にはJ1のヴィッセル神戸をクビになっても、J2の横浜FCに移籍して、まだまだ現役を続けようとしている姿に感動してしまいました。

もちろん「サッカーが大好き」というのが根底にありますが、彼の類稀なる前向きな精神は厳しいプロの世界では最も大事なことだと痛感しました。

「週刊文春」8月11日・18日夏の特大号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場したカズは、これまでの波乱万丈のサッカー人生を非常に冷静に分析していました。最も印象深かったのが、以下の言葉。
「技術とかサッカー的なことより、何があっても常に人生楽しまなきゃいけないなということ。いいことも悪いことも全部自分のプラスに変えていくというマインドが大事ですね」

この話は何にでも通用するのではないでしょうか。

森の国、日本

日本は森林王国です。
国土の何と67%が森林です。

森の国と言われているドイツでさえ、40%もないのです。

フランスは23%。

イギリスは12%しかありません。

日本の何十倍もの広大な面積を持つ中国は、驚くべきことに10%しか森林がなく、砂漠化が進んでいるそうです。

それで、最近の中国の動向の背景が分かりました。

最後は、エネルギー問題に行き着くのです。

12億国民をどうやって食べさせていくか。統治者ならずと考え込んでしまいます。

坂本直行 北の大地美術館

今日は、北海道中札内美術村にある「北の大地美術館」を覗いてきました。
六花亭というお菓子屋さんの包装紙の絵で有名な坂本直行の絵を何点か見てきました。
(そもそも、この中札内美術村は六花亭が経営しています)
この人、驚いたことにあの幕末の志士、坂本龍馬の直系の血が流れていたのですね。
直行氏は1906年7月26日、釧路生まれですが、祖父直寛は、龍馬の長姉の次男。龍馬の長兄権平の養子となり、坂本家の家督を相続したそうです。
本人は北海道大学農学部を出て、道内で温室園芸や酪農をしたようですが、あまりうまくいかず、その後、画業に専念したようです。1982年に75歳で亡くなっています。
直行氏を有名にした「はまなし」などの花の水彩画は、縦横60㌢くらいの本当に小さい可憐な絵でした。でも、本人の写真を見ると、武士の末裔らしく、キリっとしていました。

噂では、六花亭の先代の小田豊四郎社長が、直行氏の生活面でかなりの援助をしたらしいのですが、絵画を含めて遺産相続を巡って、ゴタゴタが続いているそうです。だから、最も有名なのに、彼の名前が付いた美術館にならず、展示品が異様に少ないのです。この裏情報を知っている人だけが、その理由を理解できるのです。