「家族はつらいよ」は★★★★ second edition

ハバロフスク駅  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

京洛先生のお勧めでロードショー映画「家族はつらいよ」を、ユナイテッドシネマでau割引価格で観てきました(AL)。

山田洋次監督作品。まあ、「男はつらいよ」の大監督ですから、こういった喜劇はお手のものなんでしょうが、ちょっと、ドタバタ過ぎたような感じもしました。

特に、父親の平田周造役の橋爪功と、長女金井成子役の中嶋朋子がちょっと演技過剰気味で、目が覚めてしまいましたが、長男の嫁史枝役の夏川結衣の抑えた演技は、自然にみえて、プラスマイナスゼロという感じでした。

 雨の降る真夜中の乗車  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

ストーリーは見てのお楽しみということで、書かない方がいいでしょう。

観終わって、すっきりしたので、満足しました。松竹伝統の「大船調」とまではとてもいきませんでしたが、「小船調」はいっていたかもしれません。シリーズ化されるんじゃないでしょうか。

みんな役柄でキャラがたっていましたから(笑)。

 保守点検中  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

邦画だと、俳優の顔と名前が一致して、役者さんの背景的知識もあるから、深読みではなくて、「深観」ができます。洋画だと知らない俳優が出てくると、名前も分からず、役がごっちゃになったりしますから(笑)。

例えば、最後に周造がビデオか何かで観ているのは、小津安二郎の「東京物語」。前回も「東京物語」のオマージュ的作品「東京家族」を発表したりして、山田監督の小津監督への並々ならぬ思い入れが伝わります。

もう一つ、周造の妻富子役の吉行和子の台詞に「(老後は)大丈夫。弟の遺産(作家で成功して著作権を継承したため)があるから、細々と暮らせますから」といったようなものがありましたが、この台詞で、当然、吉行の兄である吉行淳之介を思い起こしますよね。

長女の夫金井泰蔵役の林家正蔵が「どうもすみません」とこぶしを額に持っていく仕草は、ワザと山田監督が指示したのでしょう。もちろん、この台詞と仕草は、林家正蔵の父林家三平の十八番です。

また、「あの俳優観たことあるけど、誰だっけ?えっ?木場勝己?木場勝己も随分老けたなあ」などと、口にはとても出せないことが思い浮かぶのも、邦画ならではの「深み」かもしれません。

まあ、若い人が見てもこんなことは分からないでしょう。自分も、いい意味で歳を取ったということかもしれません(笑)。

「脳には妙なクセがある」third edition

 登り甲斐がある  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 最近、脳に関して関心と興味が湧いています。

 池谷裕二著「脳には妙なクセがある」(扶桑社)は、エッセイをまとめて、単行本用に全面書き直したもので、大変面白かったです。

 悪く言えば、海外の「ネイチャー」や「サイエンス」など一流の科学誌に載った臨床実験をそのまま引用したものですが、巻末に挙げた参考文献だけでも207点もあり、しかも全て英文。これだけ、読みこなすだけでも重労働です。まあ、著者の本職は、東大大学院の薬学系研究科の准教授ですからね。

 著者は、今、若手の脳学者としてメディアに引っ張りだこだそうですが、私は彼の著作は初めて読みました。

 初心者にも分かりやすく書かれているので、とにかく途中でやめられないほど面白いです。悪口を言っておきながら、お勧めです(笑)。

 機関車もいろいろ  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 色んなことが書かれているので、まとめることはできません(笑)。ですから、心に残った意外な臨床結果を順不同で、そして換骨奪胎で羅列してみようかと思います。

・意識と無意識はしばしば乖離する。しかし、実は無意識の自分こそが、本来の真の姿なのだ。

・歳を取ると、より幸せを感じるようになる。

・楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい。つまり、笑顔という表情の出力を通じて、その行動結果に見合った心理状態を脳が生み出す。これは、笑顔に似た表情を作るだけで愉快な気分になれるという実験データから得られたもので、行動(出力)は、心理や気分より先だということ。

・同じように、眠くなるから横になるのではなく、横になるから眠くなる。

・人差し指が薬指より短い人は、株儲けしやすい。

・オーガニック食品が健康によいという科学的証拠はいまだに欠如している。農薬を使わない自然派野菜が優れていると感じるのは妄想に過ぎない、という説も。
 おばあさん、危ないよ  Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

・私たちは相手の顔の「左半分」を特に重視している。だから、左半分さえ笑っていれば、それだけで何となく笑っているようにみえる。相手にとっての左視野は、自分の「右側」に注意が集まっていることになる。

・人間は、映像や外界の判断を担当するのが「右脳」のため、「左視野」に強い反応をするが、「左脳」も左視野を重視する傾向がある。

・勉強は、「入力」を繰り返すよりも、「出力」を繰り返す方が、脳回路への定着が強い。つまり、教科書を復習するよりも、問題を解く方が効果的だ。

・脳によいもの。例えば、オメガ3不飽和脂肪酸(DHA=魚油に多く含まれる脂肪酸)、フラボノイド(ココア、緑茶、柑橘類など)⇒認知機能低下の改善

・脳の本来の役割は、外界の情報を処理して、入出力変換装置」だった。つまり、当時の脳は、とことん身体感覚(入力)と身体運動(出力)の処理に特化したはず。

・しかし、ヒトの場合、旧脳(小脳、脳幹、基底核)より、大脳新皮質が、発達した。大脳は、身体性が希薄で、解剖学的にも、身体と直接的な連結はほとんどない。

・従って、大脳新皮質が主導権を持つヒトの脳には、身体を省略したがる癖が生じ、その結果生まれたものが、計算力、同情心やモラルなどの機能ではないか。

 ま、この辺でやめときます。ご興味のある方はどうぞ、購入されるなり、図書館でお借りになるなりして下さい。

 さて、渓流斎ブログの恒例のランキングを下欄に付記しておきまする。

日付       閲覧数   訪問者数  ランキング

2016.03.20(日)  307 PV  144 IP   11878 位 / 2440228ブログ
2016.03.19(土)  212 PV  109 IP   14059 位 / 2439133ブログ
2016.03.18(金)  163 PV  89 IP   17896 位 / 2437913ブログ
2016.03.17(木)  150 PV  78 IP   17041 位 / 2436749ブログ
2016.03.16(水)  335 PV  141 IP   7902 位 / 2435488ブログ
2016.03.15(火)  237 PV  119 IP   13798 位 / 2434107ブログ
2016.03.14(月)  212 PV  122 IP   12145 位 / 2432824ブログ

中学校の同期会 Third Edition

 機関車いろいろ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

昨晩は、東京・西新宿の「珍味館」で、中学校を卒業して以来初めて同期会に参加してきました。実に44年ぶりという長い歳月ですから、皆さん、街ですれ違っても全く分からないくらい容貌と体型が変化していました(笑)。

44年ぶりの再会ですから、お互いに、ほとんど、若き青春時代も悩める中年時代も知りません。人生の黄昏といいますか、夕焼け小焼けで、人生の酸いも甘いも知り尽くしてしまった初老での再会は、何か複雑なものでした。

まあ、個人的な話ながら、これも「社会の縮図」だと思って、この先も読んでみてくださいな。

 機関車いろいろ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

今回、同期会ができたのは、幹事を引き受けてくれた黒田さんや吉野さんや宮崎君や中山君らのお蔭でした。私も感謝したいと思います。

我々の中学校は公立で、東京都心から少し外れた緑の多い武蔵野台地にあり、同期の親は、公務員やサラリーマンの団地に住む「転勤族」が多かったので、その後の消息を調査するのが、個人情報保護法にも阻まれて(?)大変だったようです。

我々の同期は5クラス(正確には6クラス)ありまして、1クラス男女各21人か22人で、全体で216人。そのうち連絡先が判明したのはわずか68人でした。その中で、同期会に参加したのは男子14人、女子14人の28人でした。調査の結果、早くも8人の同級生(男子ばかり)が亡くなっていたことが、この会に参加して初めて知りました。

私の1年生の時の担任だった数学の上沼先生も参加して下さり、まだ75歳で、水泳や山歩きなどをして身体を鍛えているようでしたので、とても、元気でした。先生は、我が母校に教員として務めたのはわずか6年間だけだったということも初めて知りました。

そして、テニス部の顧問で熱血先生でした。道理で、参加した人の多くがテニス部出身で、今でも愛好会に参加したりして楽しんでいるということを話していたので、「ああ、この会はテニス部つながりだったのか」と納得しました。

 機関車いろいろ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

私の場合は、色々と引っ越しをしたので、「行方不明」でしたが、中学時代の友人で今でも唯一付き合っている石田君から連絡があったので、参加できたのですが、石田君の場合は、中学卒業以来、引っ越しせずに自宅にいたので、連絡が取れたのです。どうやら、幹事さんたちが、卒業名簿で、全員に電話をかけたようです。本当にご苦労様でした。

今では、ネットが発達しているので、若い人は簡単にSNSか何かで連絡がすぐつくでしょうが、我々旧世代は、ネットを見てアクセスしてきたのは、たった一人だったそうですよ(笑)。

さて、私は今、お酒が呑めないので、早めに帰宅させてもらいました。すると、京洛先生からたまたたま電話があり、先ほどまで参加していた同期会の話をしたところ、「あたしも、還暦の年に中学の同窓会に参加したことがありますよ。でも、違和感を覚えませんでしたか?南北に分断された朝鮮で、板門店辺りで、ガラス越しに親子親戚が何十年かぶりに再会するようなものですよ(笑)。朝鮮民族の人たちは、『アボジ、オモニ、ヨボセヨ~』と大声で涙を流しながら、ガラスをバンバン叩いたりして感激するでしょうけど、日本人の場合は案外冷静で、しらっとしていたんじゃないですか?」と、鋭いことをおっしゃるのです。

そう言えば、こちらがはっきり覚えているのに、向こうは「どちらさまでしたっけ?そんなことありましたか?」なんて、しゃあしゃあ言う人がいる一方で、私の方がすっかり忘れているのに、向こうが覚えている場合もありました(笑)。

公立学校でしたので、職業もさまざまで、最高学府を出て都心の有名な弁護士事務所で働いている優等生もいれば、国立大学の准教授になっている人や地方の銀行員になっている人もいましたし、何と、機動隊員になったガタイの大きい怖そうな公安の人もいました。(その人は中学時代は、クラスも違って一言も口をきいたことはありませんでしたけど)

中には、余命を宣告された病気を押して参加したりした人もいました。「残りの人生は自分の好きなことだけやる」と宣言して、楽しみに同期会に参加したそうです。

普段とは違って、私の名前を気安く、呼び捨てされたりすると、何か、中学時代に一瞬戻ったような気になりました。まあ、私は、悪ガキでしたので、中学時代には全くいい思い出はありませんでしたが、袖触れ合うも他生の縁です。また、同期会があれば、何度でも参加したいと思っています。

小野小町でシンクロニシティ! Second Edition

 白梅 Par Duc Kyoraku-sensei

この渓流斎ブログを毎日、チェックされている皆々様方には失礼をば仕りました。2日間も休んでしまいました。

まあ、弁解はいっぱいあるんですが、更新できなかったのは、単なる、疲れてしまっただけです(苦笑)。

「小野梅園」Par Duc Kyoraku-sensei

さて、京都にお住まいの京洛先生から最新情報が送られてきました。
このブログは、古今東西同時多発的に展開されておりますから、久しぶりの西の情報です。

 「隋心院」Par Duc Kyoraku-sensei

…本日は、このブログの愛読者の皆様もよくご存知の支配人と宗匠さんの美女二人が1泊2日で上洛され、その「雇男」をしてまいりました(笑)。…

ホッホー、雇男とは、今で言うガイド、もしくは、アテンダーですかねえ。

 「小野小町 歌碑」Par Duc Kyoraku-sensei

…昼食は皆様もこれまた、ご存知、ご承知のガンテンの介、堀川三条西入る「三条商店会」の一角にある、洋食レストラン「力」にお導きしました。

遠来からのお客さんだけに、女将さんが歓待してくださり、ご両人はランチメニューの中で、うまずいめんくい村の赤羽彦作村長ご推薦の「洋食B」を注文され、愚生は「洋食弁当」をお願いしました。…

おお、世間は狭いですね。

 紅梅 Par Duc Kyoraku-sensei

…お二人とも店の雰囲気や料理の味に気に入られたようで、女将さんとも和まれて、あれこれ世相談議に花が咲いておりました(笑)。当然、貴人のお噂も出てました。坂東の一隅でくしゃみをされていたと思いますが(笑)。…

まあ、こんな自分でも、何かお酒のツマにでもなれば、何でもお使いください。別に大したことはないと思いますけどねえ(笑)。

 紅白梅 Par Duc Kyoraku-sensei
…「力」で昼食後は、京都市営地下鉄に乗って、梅の名所、山科の小野にある真言宗「隋心院」に出かけてきました。この渓流斎ブログに掲載して頂いている写真は満開の小野梅園です。「北野天満宮」の梅苑よりは、こじんまりとしていますが、門跡寺院だけに園内全体が和らかい雰囲気が漂って、美女ご両人とも満足気でした。…

確かに綺麗な梅がたくさん咲いておりますね。

 隋心院 Par Duc Kyoraku-sensei

…隋心院は小野小町のゆかりのお寺で、小野小町に恋慕する深草少将が”百日通い”をした、といわれるところです。また、この「小野」というこの地域一帯は「小野氏」の根拠地で、隋心院は正暦二年(991年)に仁海が創建した歴史のあるお寺です。この近くには、醍醐寺もあり、春は桜、秋は紅葉の名所です。…

 隋心院 Par Duc Kyoraku-sensei
えっ!?それは奇遇ですね。ちょうどその頃、つまり、京洛先生が美女に囲まれて、小野小町の所縁のお寺で、梅見をされているとき、小生は昼休みで、小野小町の有名な「花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」(古今集)という歌が、ふと浮かんできて、ちょうど、過去の我が身を振り返って、何度も下の句を唱えていたのです。不思議ですねー。

偶然ですね。テレパシーですか?いや、気持ち悪いくらいですよ(笑)。

この歌の花は、研究者の間では、通常、桜の花のことを指しますが、梅の花の方が、色の移ろいがあるという意味で、ふさわしいかもしれません。桜は散るだけで、と言えば、語弊があるかもしれませんが、桜の花びらの色の移ろいに注目する人はあまりいないのではないか、と愚考しまして…。

 梅林
Par Duc Kyoraku-sensei
…ちょうど「力」の傍から地下鉄東西線が走っているので、電車に乗ると、この隋心院や醍醐寺まで、20分ほどで行けるので、今度、渓流斎さんが上洛されたおりは、「力」で昼食を食べて、腹ごなしに、これら名刹に出かけたいものですね。…

有難う御座います。早く、回復して、体調を整えていきたいと思っております。

傘、直ったけど…

仲御徒町の「ワカオ」

例の柄が取れてしまった高級折り畳み傘。銀座周辺で、修理店を探したところ、全然見つからなかったことを先日書きました。

そしたら、その晩、京都にお住まいの京洛先生から電話があり、「その傘、『ワカオ』で、お買いになったんしょ?そんなら、ワカオで直してもらはったらいいじゃないですか」と仰るのです。

ワカオは、少し遠い。東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅近くにあります。

早速、昨日昼休みに行って、今日の昼休みに取りに行きました。

もう、買って一年以上経ちますから、タダではあり得ず、一体幾ら掛かるか心配でした。

そしたら、大将は「2000円でいいよ。安くしときましたよ」と、仰るではありませんか。私も、ネット検索で、「傘修理、350円から」なんて広告もありましたから、まあ、1000円ぐらいかな、と値踏みしていたので、がっかりしてしまいました(笑)。

昨日は、京洛先生から言われた通り、「私にこの店を紹介してくださった方(京洛先生のこと)は、大将の先代のこともよく知っていて、とても良い人だと言ってましたよ」と、べんちゃらしておいたのですが、効果なかったですねえ(笑)。

まあ、この高級折り畳み傘、7000円で買いましたから、修理代金2000円を入れて、9000円の傘とすることに今日決めました!

※珍しく本文と写真が一致しました(笑)。浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ

水天宮に行きたいです third edition

機関車 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

今朝は仕事で、東京・水天宮前のロイヤルパークホテルに行ったのですが、途中で、水天宮の前を通ると、何か工事中みたいで、「でも、随分綺麗になったなあ」と眺めながら通り過ぎました。

そしたら、会社に帰ってネットでニュースを見たら、吃驚。水天宮は3年間の耐震工事を経て、今日、新社殿が完成して、マスコミに公開されたそうですね。

 さて何処へいくのやらCopyright Par Duc Matsuocha gouverneur

一般参賀は4月8日から、らしいですが、是非とも行きたいですね。

「子宝」や「安産」にご利益があるからではありません(笑)。

小生の御先祖様の氏神様だからです。小生の先祖は、九州は久留米有馬藩の下級武士で、久留米藩は水天宮を祀っていたのです。

久留米には筑後川が流れています。そこを通って大坂まで行き、江戸まで参覲交代をしたと言われています。

昔は、交通手段として、水運、海運の需要が大きかったんですね。だから、水の神様の水天宮を祀っていたのでしょう。

小生のご先祖も、御舟手役とやらを務めていたそうです。

有馬藩は、江戸時代には三田に上屋敷があり、その藩邸内にも水天宮を祀っていましたが、特別な日だけ、庶民にも開放されたという話を聞いたことがあります。

 ここも駅です Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

それが、明治になって新政府によって、久留米の藩邸上屋敷は没収され、水天宮も何回か移転を余儀なくされ、やっと、今の日本橋蠣殻町に定着されたようです。

ということで、いつか新社殿を拝観したいと思っているところです。

(今日も、松岡総裁の写真を本文に関係なくお借りしました。キャプションも松岡総裁によるものでした。

そして、先ほど、栗林閣下から貴重なコメントも頂きました。

併せて御礼申し上げ奉ります。)

傘がまた壊れた

東京・銀座の「円」ランチ定食1080円。「御飯お代わり自由」でしたが、栗林閣下の御導きで、やめておきました(笑)。

今日は、氷雨と言ってもいいくらい冷たい雨が一日中降りました。

そんな肝心なときに、また、あの高級傘「ワカオ」の柄が外れてしまいました。

これで2回目です。1回目は、買ったお店でタダで、新しいモノと交換してくれましたが、もうあれから一年以上経つので、無理でしょう。

仕方がないので、昼休み、銀座で、傘の修理をしてくれる店を探してみました。それがないんですよね。売るだけ売って、売りっぱなしなのか、傘は、100円ショップで買う馬鹿な消費者が増えたから、傘修理の商売があがったりになったのか、どっちかでしょう。両方かもしれません。

ネットで検索して、有楽町の交通会館の地下に傘の修理屋さんがあるというので、行ってみたら、「鍵の修理しかやっていない。傘の修理は、他のチェーン店でならやっている」と店番の中年のおじさんは、曰うのです。それなら、傘修理なんて、ネットに出すな、と声を大にして言いたかったのですが、無駄だと思い、やめておきました。

嗚呼、今日は、茲では書けないこともありましたし、変な日でした。

4月18日、「it’s展」開幕、そして「京都三山」とは?

典型的な駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 皆様ご存知の恒例のグループ展「it’s展」が4月18日(月)から24日(日)まで、東京は銀座・渋谷画廊で開かれます。

 初日の18日は午後5時30分からオープニングパーティーが開かれ、銀座では最も古いトンカツ店と言われる老舗「梅林」の旨いカツサンドが「出品」されるそうですよ。

 あの片岡画伯も頑張って、最新作も出品されるそうです。裏を取っていませんが(笑)、恐らく米澤画伯も自信作を出品されることでしょう。

 お時間のある方は、覗いてみては如何でしょうか? 

 典型的な駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 扨て、先週金曜日の都内某所での秘密円卓会議には、20人近くの賢人が集まったそうです。

 そこで話されたことは極秘なので書けませんが(笑)、久しぶりに調布先生から電話がありましたので、序で、と言っては大変失礼ですが、当夜の様子を伺ってみました。

  「いやあ、渓流斎さん、あなたはすぐブログに書いちゃうでしょう。駄目ですよ。話せるわけないじゃありませんか(笑)。それより、伊藤博敏著『黒幕 巨大企業とマスコミがすがった案内人』(小学館)は、もう読まれましたか?まだ?駄目ですねえ、必読書ですよ(笑)。その中に、今は某放送局の社長になっているXさんも出てきます。当時は、大手新聞社の記者として登場します。彼は、公務員から新聞社に入り、そこを辞めて、天下りではなく、表口、つまり試験で放送局に入社し、前社長のY氏の褌担ぎやスキャンダルのもみ消し役をやって出世したのです。こんなこと書いちゃいけませんよ」

 いや、口止めされましたが、書いてしまいましたね(笑)。

 まあ、普通の善良なる市民の皆さんは意味不明でしょうからね。。。

 典型的な駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 で、隠密会議の内容を察知できなかったため、「探訪者」としての渓流斎は、ここ1カ月、思い出せなくて、気になっていたことを、調布先生に質問してみました。

 渓流斎「いやあ、私がちょっと問診で通った東京・築地のクリニックの近くに『河庄双園』がありましてね。『河庄』と言えば、先生からこないだ本を貸して頂いたあの山段芳春さんが関係した料亭でしょう?そこで、『京都三山』のことを思い出して、すぐ、高山登久太郎さんのことは思い浮かんだんですが、最後の一人がどうしても思い出せないんですよ。辞書や百科事典には載っているわけありませんから、ネットで検索してみたら、京都三山とは、京都市街地を取り囲む東山・北山・西山の総称、なんて出てきて、お話になりません(笑)。もう一人はどなたでしか?」

 調布先生「あ、そりゃそうでしょう。電脳空間の知的レベルなんて、そんなもんですよ。出てくるわけありませんよ。だからこそ、渓流斎ブログがあるんじゃないですか(笑)。今度、『京都三山』を検索したら、『渓流斎日乗』が出てきますよ(爆笑)。それはともかく、もう一人は、西山正彦氏です」

 渓流斎「西山さんって、あの『創』の小早川茂氏のことですか?」

 調布先生「いや、別人です。小早川氏は『敬天新聞』と関係があります」

 渓流斎「ふーむ、今も室町将軍のような方が「いらっしゃるんですね」

 調布先生「ああた、そんなこと覚える前に、『日展三山』を知らなければ駄目ですよ」

 渓流斎「えへへへ、さすがにそれは知っておりまする。東山魁夷、杉山寧、高山辰雄の『三山』でしょ?杉山寧の娘婿が三島由紀夫ですね」

 調布先生「おっ!なかなか、順調に回復してますね。それは何よりです」

浮世の馬鹿

 もうそろそろ発車です Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

春だというのに寒いですね。
天気も悪いし、晴れ晴れとした気分になれませんね。

朝起きるのはまだつらいです。まだまだ、温もりの中でグズズしたくなります。確か、江戸時代に

 世の中に 寝るほど楽は なかりけり 浮世の馬鹿は 起きて働く

とかいう狂歌がありました。うまく、言ったものです。故水木しげるさんにも「なまけものになりなさい」という言葉がありました。

私は、変わっているのか、どういうわけか、俳句や短歌よりも、川柳や狂歌の方が好きです(笑)。

 まだまだ大丈夫です Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

昨晩、都内某所で、盛大な懇親会があったようです。残念ながら、私は諸般の事情で参加できませんでした。せっかく、お誘い頂いたのに残念でした。

恐らく、渓流斎の噂話も出たのかもしれません(笑)。まあ、酒の肴でも何でもしてくださいな。

それより、エッジの効いた最先端の話題が聴けなくて、本当に残念でした。

とはいえ、聴いたとしても、このブログに簡単に書けなかったでしょうけどね(笑)。

 買い物時間はたっぷり Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

最近、どうも糸が切れたような感じで、腑抜け状態です。

そんな中で、中澤孝之さんの「ロシア革命で活躍したユダヤ人たち」(角川学芸出版)を読み返しています。初版は2011年5月31日。もう5年も経つんですね。

同書によると、世界の人口67億人のうち、ユダヤ人は1500万にしかいないのに、ユダヤ人のノーベル賞受賞者は全体の3割も占めているそうです。

それだけ、優秀だということで、その秘密は、子供のときからの親や周囲による熱心な教育にあるようです。そこで、思い出すのは、中国の客家(はっか)です。小平、李登輝、リー・クアンユーら国家主導者たちには客家が多い。学者や医者、弁護士も多いと言われています。

客家も教育熱心の面では、ユダヤ人に引けはとりません。結束して海外留学にもお金をかけます。3、4年前に厦門近郊の客家の土楼を観光で観に行ったとき、案内展示に書かれていました。

中澤氏の本に戻りますと、トロツキーがユダヤ人だということは有名ですが、「革命の父」レーニン(本名ウラジーミル・ウリヤノフ)にもユダヤ人の血が流れていたそうです。母マリヤの父アレクサンドル・ブランクは、十代に正教に改宗したウクライナ出身のドイツ系ユダヤ人の医師で大地主だったそうです。「ソヴィエトの歴史家たちが否定し続けたにもかかわらず、ウラジーミルにユダヤ人の血が少なくとも四分の一入っていたのは間違いない」と中澤氏が書いてます。

この本で驚かされたのは、あのドストエフスキーがかなり強硬な反ユダヤ主義者だったことです。そう言えば、彼の論評は読んだことがなく、小説しか読んだことがなかったので、知りませんでした。

厄介な世の中

コムソモリスク駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

毎日せっせと、休みもなく齷齪とブログを書き続けておりますが、来週はそう毎日更新はできそうもないでしょうね、きっと。

まあ、ボランティアでやっていますので、勘弁してつかわさい(苦笑)。

そこんとこ、よろしゅう、頼んます。

 コムソモリスク駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

扨て、今日の話は我ながら面白くない話です。今日落ち込んでいる方は読まない方がいいかもしれません。ま、そこまで、大層な話ではないですけどね(笑)。

先日、ヤフーメールの事務局の方からわざわざメール連絡がありまして、「○月×日午後3時45分頃、貴方のメールに米国からアクセスがありましたが、御心当たりがありますか?もし、ないのでしたら、パスワードの変更をお勧めします」と仰るではありませんか!

あんりまあ、ですよ。

ヤフーメールの閲覧履歴を見たところ、確かに見慣れない米国からのアクセスがありました。おっとろしい!早速、パスワードを変えましたよ。ヤフーメールは無料ですし、特に重要メールとして使っているわけではないので、たとえ漏洩したとしても、あまり、プライバシーは侵害されないとは思いますが、それでも気持ち悪い。

ソフトバンクは大嫌いなのに、ヤフーメールの事務局さんにはよくしてもらいました。この場を借りて御礼申し上げます。

 コムソモリスク駅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

こんなことがあったもんですから、変な不安に駆られてしまいました。Gメールの場合は、結構フィルタリングがしっかりしている、とIT雑誌に書かれていたので、一応安心しているフリをしているのですが、100%安全とも言えないでしょう。

そして、たまたま、メモ帳代わりに使っているスマホのアプリに「Evernote」というのがありますが、これも閲覧履歴を見たところ、何と、米国のオレゴン州からアクセスしていることが分かったのです。

オー、マー、ガ。何てこったあ!

「Evernote」は、「同期」が簡単ですので、メルアドとパスワードを登録すれば、スマホでも、パソコンでも、タブレットでも見たり、書き足したりできますから、非常に便利です。何と言っても、スマホは何年かで機種を変えますから、どんな機種に変更しても、また、このアプリをインストールすれば、そのまま過去の記録が残って使えるのでとても便利なのです。

しかし、やはり、米国のオレンゴン州や何か知らない所からのアクセス履歴があり、気持ちが悪いので、パスワードを思いっきり変えましたよ。

本当に厄介な世の中に生きているものです。