生きられるだけ生きよう

ローマ

北海道に住むSさんから「あなたのブログが、もっと、夢と希望に満ち溢れ、プラス志向で、楽しい話題だったら、もっともっとアクセスしてくれる人が増えるのではないでしょうか」という貴重なアドバイスを戴きました。

うーん。

「楽しいこと」と言っても、あまり思い浮かびませんね。「今の世の中、治安が乱れ、若者は、電車の中で座り込んで携帯で大声で話しをして、男の子が、耳や唇にピアスして、モラルのひとかけらもない。ひどすぎる」とすぐ周囲のせいにしてしまいます。

以前、朝日新聞の漫画で「フジ三太郎」というのがありましたが、我らのヒーロー、三太郎さんは、バニーガールのお姉さんと一緒にラインダンスを踊っている夢をよく見ていました。

私もそんな夢しか思い浮かびません。情けないですね。ピアスの若者以下なのかも。

そこで、気持ちを引き締めて…。

 

「出会いとは、結局のところ、他者を介しての自分自身との出会いなのである」ー小林司

「生きるだけ生きよう 草 萌ゆる」-山頭火

「行き行きて 倒れ 伏すとも萩の原」-曾良

「悲しめるもののために みどりかがやく 苦しみ生きむとするも ものために ああ みどり輝く」-室井犀星

「相手に魅力を感じないで付き合うなど これ程しんどい話はあるまい」-陳舜臣

もう大丈夫です

天使名 シャンティ.。 私は安らぎの天使です。

あなたに平静さを齎し 穏やかな道を用意しています。

あなたの人生は混乱し過ぎていたので 魂が疲れているようです

あなたの精神と心がリラックスできる 一人で静かな時間を過ごせるように 新しい機会を与えます。

平静な心が天の真理であることが分かるように あなたに平静さをもたらします。

深呼吸して 自分の意図することをしっかり持つことによって あなたの人生に何が起こっても 一本筋を通して自分を中心に置くことが できるようになるでしょう。

この内に秘めた安らぎが土台となり それがとても力強いヒ-リング効果を生み出します。

現実に起こっている人生は 間もなく あなたの内なる安らぎの心に反応するでしょう。

穏やかな道があなたを待っています。

最悪の事態は過ぎ去りました。

全てが上手くいきます。

汝を愛せー平 さんの手紙から

青の洞窟

他者に対して味方とか敵とかという概念を持ってはいけませんよ。

起きてくる事は全て自分が原因でドラマを造っている事をはっきり知る必要があります。つまり、自分に対して自分がしている事が反射的に起きてくるのです。

自分自身をどう見ているかによって、人からも同じようなことをされるのです。

要するに、自分を貶したり、自分を嫌悪すれば、人からも貶され、嫌われるのです。自分を愛して大事にすれば、人からも愛され大事にされるのです。

この法則に早く気付いて下さい。

貴方が変わるしか、貴方の世界は変わらないのです。

貴方が変わるしか、貴方の世界を変えられないのです。

百%、自分が見る世界を作っていると思えば、もう他人のせいにすることはないでしょう。

だから、自分を大事にしてください。自分を大切にしてください。もっと自分を愛してくださいな。

品性を完成する

フィレンツェ

西行(1118-1190)が、23歳で出家したときに詠んだ歌

「惜しむとて 惜しまれぬべき 此世かな 身を捨ててこそ 身をも助けめ」

『山家集』を読みたくなりました。

フィレンツェ

内村鑑三(1861-1930)

「人もし全世界を得るとも その霊魂を失わば 何の益あらんや。人生の目的は金銭を得るに非ず。品性を感性するにあり」

今日なすべきことをなせ

ヴェニスにて

皆様、いい初夢を見たのではないかと拝察致します。

久しぶりに家にいて、年賀状やら過去の手紙やらを整理していたら、古い手紙が出てくるわ、出てくるわ。処分できずに困ってしまいました。仕事の関係で有名な作家さんや芸能人の方から戴いた葉書や手紙もあります。もう30年前に亡くなった友人の手紙も出てきて、思わず引き込まれてしまって、泣けてきてしまいました。どうしても捨てられません。皆さんはどうしているのですかねぇ?

あっという間に時間が過ぎてしまって、大変でした。

今日は、昨日お伝えした父親の「人生語録」の中から、白隠禅師(1685-1768)の言葉を引用します。

過ぎ去れるを追い思うこと勿れ

いまだ来たらぬものを 待ち設くる勿れ

過去は過ぎ去り 未来はいまだ来たらざればなり

汝ら ただ現在の法を観よ

動かず たじろかず

それを知りて ただ育てよ

今日なすべきことをなせ

かくのごとく 熱心に 

日夜 たじろぐことなく 住するを

げに聖者はよき一夜と 説きたまへり

年頭の辞

洞爺湖

新年 あけまして おめでとうございます。

ついに2007年の幕が開けましたね。皆さん、希望を持ちましょう。期待しましょう。夢を叶えましょう。

今日は実家に行って新年の挨拶に行ってまいりました。自宅を出て停留所を目指して歩いていると、途中でバスが通り過ぎてしまいました。1台逃すと、20~30分くらい来ないのです。仕方がないので、駅まで25分かけて歩くことにしました。。「すべて、神様の思し召し。なるようになる。すべてが丁度よい。困ったことは起きない」などと、ブツブツつぶやきながら、歩いていると、お金が落ちていました。

1円でしたが、「1円を笑う者は、1円に泣く」という諺が思い浮かび、有り難く頂戴することにしました。交番に届けても、相手にされる金額ではないと思ったからです。その1円は、何と昭和35年鋳造でした。47年前です。どれくらいの人の手を伝わってきたのでしょうか。それでも、ネコババするのが嫌だったので、帰りに近くの神社にお賽銭として追加して入れておきました。

正月というと、昔は、本当に静かでしたが、今は、コンビニが開いているし、今日は、宅急便の人も忙しそうに働いていました。何を勘違いしているのか、某政党の宣伝カーが、スピーカーでがなりたてながら流していました。凧を揚げられる空き地も駒を回す路地も姿を消し、日本の正月の風情がなくなっていることが悲しくなります。

実家に行くと、一昨年に亡くなった父親のノートが出てきました。「人生語録」と書かれたこのノートには、読書家だった父が、読んだ本の中で目についた箇所を記録していたのです。

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目にみえないんだよ」

これは、もちろん、サン・テクジュペリの「星の王子さま」の中の一節で、この物語の骨子になる言葉です。父は、この言葉もしっかりメモしていました。この一節は、自分もブログhttp://blog.goo.ne.jp/keiryusai/e/b000e68950825f9b1ed5778c659890b1

に書きました。そもそも、こういう言葉が好きなんですね。心の糧になったり、勇気付けられたりする言葉が。言葉の力を信じているからです。父親もそうだったのでしょう。「なあんだ。遺伝だったのかあ」と思いました。

これから、おいおい、このブログで父の「人生語録」を紹介していきたいと思います。

今日は、「仏陀の言葉」です。驚きました。「丁度よい」というのは仏陀の言葉だったのですね!

お前はお前で丁度よい

顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい

貧も富も親も子も息子も嫁もその孫も それはお前に丁度よい

幸も不幸も喜びも悲しみさえも丁度よい

歩いたお前の人生は悪くもなければ良くもない

お前にとって丁度よい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい

うぬぼれる要もなく 卑下する要もない

上もなければ下もない

死ぬる日月さえも丁度よい

仏様と二人連れ お前はお前で丁度よい

音楽療法

ヴェニス

音楽療法士の奥山さんの仕事一つに、高齢者や障害者の施設に行って、ミニ演奏会を開くことがあります。クラシックを専門に勉強して音大を出た人なのですが、高齢者に最も好評なのが、彼ら彼女たちが若い頃に聴いた古賀政男メロディーなのだそうです。

高齢者の中で、特に、自分が1時間前にやっていたことまで忘れてしまうような認知症が進行しているような方々には、古賀メロディーでは駄目で、彼らが子供の頃に聴いたり歌ったりした唱歌や童謡を演奏すると抜群の効果を発揮するそうです。

人間の脳のメカニズムはよく分かっていないのですが、この話を聞いて興味深いなあと思いました。

私自身もこれまでいろんなジャンルの音楽を聴いてきましたが、やはり、最も多感な中学高校時代に聴いた音楽が一番懐かしく、聴くとウキウキしてきます。当時は、毎日のように米軍向けの極東放送をラジオで聴いていましたが、その頃の最新ヒットチャートを賑わしていたゾンビーズ、ドアーズ、クリーム、シカゴ、BST、CCR、ブレッド、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリンなどです。もちろんビートルズやローリング・ストーンズは別格です。

最近、一昨日の昼に何を食べたか忘れてしまうのですが、今のところ、まだ童謡や唱歌にまでは戻っておりません。

有言実行

ヴェニスにて

先日亡くなった青島幸男さん(享年74歳)は、「有言実行」の人だったそうですね。

36歳の時に「俺は国会議員になるぞ」と言って、本当に参院選に出馬して当選してしまう。

「直木賞とるぞ」と言って、本当に獲ってします。

「東京都知事になります」と言って、本当になってしまう。

放送作家、タレント、監督、作家、政治家、そして画家…と青島さんほどマルチな才能に恵まれた人はいないでしょうが、人間、本当は、自分の人生は、自分で選ばれるものなのですよね。

こういう話を聞きました。

「人生100%、自分の責任だと思えた時に初めて自分の人生を変えることができます。これは、自分の人生の中で起きてくる事の原因は、すべて自分の中にあるということを心の奥底から受け入れるということなのです。上手くいかないことや、歓びを感じられないことはすべて周囲のせいにしていては何も変わらないということなのです。従って、自分の本心や真の自我を喜ばすことができれば、まさしく自分の人生を納得したものにすることができるのです」

なるほど、と思いました。

コントロールドラマ

帽子が似合う女性

人間関係のパターンに「コントロールドラマ」というものがあります。

傍観者、愚問者、脅迫者、被害者、加害者というのがこのパターンの中に当てはまります。こういうどれかのパターンから、人は、人からエネルギーを取るように知らず知らずに生き方を身に着けてしまう心理が、コントロールドラマです。

「ああされたから、こうした」といったエネルギーを取る行為です。取られたら取り返そうというエネルギーの奪い合いです。

今回の場合、あなたは脅迫者で、もしかしたら被害者なのかもしれません。そうなると彼は傍観者になります。メールや電話をしても出なかったり、無視するのは傍観者の典型的なパターンです。傍観者はそうやって人から離れて関わろうとしない。電話に出なかったり、メールを無視したりすることによって、逆に相手から関心を持ってもらおうとしたり、エネルギーをもらおうとしたりするのです。あなたは、返事がこないことが気になっています。それは、彼にエネルギーを注いでいることになり、彼にエネルギーを取られたことになるのです。そして、エネルギーを注いだのに見返りがないことによって、怒りが生じてくるのです。

こうして、コントロールドラマは、ほとんどがエネルギーの奪い合いで結果を争っています。どうしてこのようなコントロールドラマが生まれるのかというと、子供の時に親や周囲からどういう風に愛を与えられているか、どういう風にエネルギーを注がれて生きるかを、無意識にその方法を身につけてきたから、と言われています。

しかし、もうそろそろ、人からはエネルギーを得るものではない、という真理に気づくべきなのです。人からエネルギーを取られたら取り返すという永遠のコントロールドラマから卒業するべきだということなのです。

その代わりに、自分で自分自身にエネルギーを注ぐこと、自分自身を愛で満たすべきなのです。そうすれば、自然に溢れた愛やエネルギーはもう減ることはないし、取られたという感じもすることはない。怒りが生じても、復讐しようとも思わない。エネルギーは泉のように溢れ出てくるから気にならないのです。

彼の不誠実をそのまま認めてあげることさえできるのです。何か理由があるはずだからです。虐待されて育った子供は、殴られる行為を愛されていると思うようになる。それほど、心というものは歪んでしまうものなのです。生きるために自然と身に着いた彼の心の中に流れる深く暗い渇きを想像することができます。しかし、誰も彼の人生の肩代わりをすることはできないのです。

だから、あなたは自分自身にエネルギーを注ぐべきなのです。趣味でもスポーツでも何でもいいのです。もうコントロールドラマは止めるべきなのです。もう人を否定したり裁いたりして生きていくやり方を止めるべきなのです。

力まず、自然に、無理せず、あるがままに。

春の風のようにやさしく、意識すらせず、そのままの姿で。

希望は絶望を打ち砕く

 ヴェニス

北海道を中心に活躍するゴスペルシンガーにkiki(キキ)さんという人がいます。本名は分かりませんが、(恐らく)30歳代の日本人女性です。

日本人離れした声量と音感の持ち主と言っていいでしょう。聴く人を必ず感動の渦に巻き込むだけではなく、聴く人に、自ら参加したい気持ちにさせます。その通り、彼女の仕事の一つが、一人の歌手としてでなく、100人から200人くらいの素人の人たちをワークショップで鍛え上げて、クワイアー(合唱団)として育て上げ、コンサートで一緒に歌を披露する活動もしています。「アメイジング・グレイス」「オー・ハッピーデイ」「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」などゴスペルでもスタンダードになった曲を200人くらいのクワイアーが斉唱すると、まさしく圧巻そのものです。

彼女がゴスペルに出会ったのも、紆余曲折の末、偶然に近いものがありました。若い時、というより、まだあどけない子供のときから、家庭の事情で、普通の子供とは違う道に踏み込んで、16歳の頃からもうすでに自活せざるを得ない状況になっていたようです。そんな苦悩の連続の中で知り合ったのがゴスペルなのです。何度か渡米して、本格的にヴォイスレッスンを受けて、ついに3年前にCDデビューも果たしました。

そこまでの道に辿り着くのにも大変なものがありました。特に重篤な病魔に襲われた時は、半ば、人生を諦めようかという境地に陥ったことがありました。そんな苦しみと闘っていた入院中に、ある人が見舞いに訪れて、こんな言葉をプレゼントしてくれたそうです。

「忍耐は錬れた品性をつくり、錬れた品性は希望をつくり、希望は絶望を打ち砕く」

聖書に出てくる言葉だそうです。Kikiさんは、この言葉を胸に、辛い境遇を克服して何とか持ちこたえてきたそうです。

もう一度書きます。

「忍耐は錬れた品性をつくり、錬れた品性は希望をつくり、希望は絶望を打ち砕く」

まさしく、言葉の持つ力ではないでしょうか。