読み手から書き手の時代

「出版年鑑」によると、2004年新刊書籍の出版発行点数の一位は、講談社の2191点だったそうです。

分かります。日本で一番の出版社だからです。しかし、二位は、新風舎の1847点。え?聞いたことがない出版社ですね。しかし、2005年は、約2700点を発行したので、講談社を超えてトップに躍り出るようです。

え?何故?と思ったところ、この出版社の大半は自費出版だったのです。初版の500部から800部までなら100万円から180万円。自費出版といっても、ちゃんと編集者も付き、装丁もプロ並。1冊1冊に流通用のバーコードも付くそうです。(以上10日付朝日新聞朝刊)

読者より、作家になりたい人が増えたということでしょうか。

発表の場が手軽になったということもあります。100万円なら、一生に一冊くらい本を出そうという人もいるはずです。

そういえば、ブログもそうでしたね。手軽な発表の場です。

ところで、中国で、中国人ジャーナリストの大人気のブログが、「反体制を助長する」ということで、中国政府の圧力で封鎖されるという事件があったそうです。その圧力に応じたのが、そのブログを運営していたマイクロソフト社。

私のブログは、そこまで人気も影響力もないので封鎖されることはないのですが、同じブロガーとして、実に嫌あな感じが致しました。