ライブドア事件

1日で1500億円失う ライブドア時価総額 (共同通信) – goo ニュース

今日は本当に色んなニュースがありましたね。
●阪神大震災から11年
●連続幼女殺害事件の宮崎勤被告の最高裁判決ー死刑
●耐震強度偽装問題のヒューザー小嶋社長、国会証人喚問ー証言拒否

でも、最大のニュースはやはり、「ライブドア本社強制捜査」でしょう。

ホリエモンこと堀江貴文社長が、「風説の流布」と「偽計取引」という証券取引法違反の疑いをかけられている事件です。要するにウソの情報を流して故意に株価をつりあげて、大金をしとめたいうことでしょう。この大金で、ニッポン放送株を取得したとしたら、大スキャンダルでしょうね。

ホリエモンは、自ら広告塔になって、業績を伸ばしてきました。
有名⇒商品取引の上昇⇒株価上昇⇒M&A⇒時価評価額の拡大⇒有名
の定理です。

ただ、ホリエモンの唯一の「想定外」だったのが、有名の定義です。
人気などというものは、移ろいやすい陽炎の鼻息みたいなものです。
今まで、自分をヒーローに持ち上げてくれたマスコミも、手の平を返したように、一斉に魔女狩り裁判を始めました。そんなもんなのです。

ホリエモンのやっていたことも所詮、虚業だったのです。

それにしても、「風説の流布」の法的罰則は、わずが500万円以下の罰金だそうですね。「実に厳しい罰則」という評論家もいましたが、ホリエモンにとっては、庶民感覚から言えば、500万円なんて、50円か5円程度でしょう。

「時間外取引」や「株式100分割」など、これまで「禁じ手」と言われた様々な手法を駆使して、規制緩和の恩恵にどっぷりつかって、時代の寵児にのしあがったホリエモンも、ライブドア・グループの株価急落で、今日わずか1日で1500億円の損失を蒙ったそうです。これを博打と言わずに何と言うのでしょうか。

せめて、これから、ホリエモンだけでなく、三木谷君や村上君らにも司法の手が伸びて欲しいものです。

あ、こんなこと書くと、「風説の流布」に当たるのでしょうか?
残念!このブログは、株価に全く影響しません。残念!