小泉という男

上士幌町

毎晩のように飲んだ暮れていたせいか、さすが、体調を少し崩してしまいました。

TSさんから「もう若くないんだから、あまりオイタしてはいけませんよ」とメールを戴きました。オイタって何のことかよく分かりませんが…。

でも、東京に戻って、まだお会いしていない方が何十人もいるので申し訳なく思っております。葉書やメールなどで「近いうちにお会いしましょう」とご連絡戴いているのです。何か、刑期を終えて出所したような気分です。

それに、「備忘録」と断っているのに、信じられないくらい沢山の方々がこのブログを読んでくださっているので、恐縮してしまいます。相手にご迷惑をお掛けしているのは承知しながら、私がどんな人と会ったか書いています。

実際、仕事も家庭も生活もすべてうまくいっておらず、自分が何で生きているのか分からない暗中模索の中で、毎日、現実逃避しているのかもしれません。

ジャーナリズムの仕事をしておきながら、在日米軍再編問題にしろ、円高・株安・原油高の問題にしろ、共謀罪の問題にしろ、教育基本法の改定問題にしろ、問題の背景に潜む核心や実態がさっぱり分からないのです。もちろん、新聞は読みますから、誰が何を言ったか、どう決まったのか、事実関係はインプットされます。しかし、ここ数年の急激な法律改正の動きを見ていると、何か、底流に太い一部の者しか知らないコンセンサスが流れていて、日本はとんでもない方向にいってしまうのではないかという危惧に襲われるのです。

これらの急激な動きは50%も支持率を誇る小泉という男の時代と合致します。ひと言でいうと、「弱者切捨て」という言葉が彼の政策を象徴します。特に地方の疲弊ぶりはひどいものです。東京にいると分かりませんでした。少子高齢化と過疎化のダブルパンチで税金が入ってこない。倒産する町村が出てきてもおかしくないのです。

東京で通勤していても、殺伐なものを感じます。

今日は体調が良くないせいか、暗い後ろ向きな話になってしまいました。たまにはいいでしょう。お許しください。

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