金融リテラシーは必要十分条件

 My Deer

16日から始まる日銀による「マイナス金利」政策の庶民への影響が徐々に見られ始めました。銀行の普通預金も定期預金も利下げの発表がされ、真綿で首を絞められるように、もしくは、ボディブローのように、ジワジワと効いてくるでしょう。

取り敢えず、庶民としての防衛策は、騙されないように理論武装するしかありません。そうでなくても、私は日頃から「金融リテラシーがない」と批判されておりますので、今、一生懸命に勉強(笑)しています。

先日読んだ小口幸伸著「2時間で分かる外国為替」(朝日新書=2012年8月1日初版)で、生まれて初めて外為の概要をつかめたといった感じです。著者の小口氏は、実際にシティバンクなどで為替ディーラーを務めていたので、学者やエコノミストが書くものと違って、体験に基づき実践的で、説得力がありました。

今は、最新の知識(とはいっても初版が2015年2月16日ですが)を得ようと、上野泰也編著「金融の授業」(かんき出版)を読んでいます。いわゆる一つの「入門書」ではありますが、この本を読むと、自分の金融知識は、何十年も昔の高校生レベル以下かなあ、と思ってしまいました(苦笑)。

何しろ、昔習った「マネーサプライ」も「公定歩合」も今は使わないんですってね。つまり「死語」扱いですよ。

愛読者の皆々様方は、知的レベルが高い方ばかりですので、付け加える必要はないと思いますが、敢えて屋上屋を架してみますと、「マネーサプライ」は、今は「マネーストック」に名称変更されたそうですね。2008年からですが、私もボヤボヤしていたものです。

「公定歩合」も2006年から「基準割引率および基準貸付利率」と名称変更されています。もう10年前ですね。今でも、たまに、新聞などで公定歩合の名称が使われているので、変更されていたとは知りませんでした。

この本には、「ABS」だの「TDB市場」だの、「レポ」「スプレッド」など専門用語がたくさん出てきて、ページを捲るとすぐ忘れてしまいます(笑)。

とはいえ、何しろ、今は、「量的・質的緩和」プラス「マイナス金利」の時代ですからね。将来どうなってしまうのか、1000兆円に上る財政赤字を含めて、実に心配です。

ですから、少なくとも、「今、現時点で何が起きているのか」ぐらい知っておくべきではないか、と慣れない専門用語と格闘しています。

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