60年ぶりのゴルフ外交

伊太利亜フィレンツェ

2月10日~12日の日米首脳会談。やれ「大成功だった」だの、「従属おべっかつかい外交」だのと専門家と称する人から一般の人まで、好き勝手放題の感想を並べたてて、喧しいったらありゃしませんか?

トランプ米大統領と安倍首相が二人っきりで、一体何を話し合ったのか、当人と通訳以外誰も分からないのに、周辺から漏れてくる情報をもとに、したり顔で得意気に喋っているだけではないでしょうか。

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そういう私も、特別にツテがあるわけではありませんから、新聞の活字やテレビの活動写真を通じて知る範囲だけですが、何と言っても驚かされたのが、「冬のホワイトハウス」との異名を持つトランプ大統領のフロリダ州の別荘でしたね。

活動写真を見る限り、まるでヴェルサイユ宮殿みたいな豪華さでした。

何やらトランプさんは、この宮殿を9億円ばかしで手に入れたらしいですね。

ある信頼できるかできないか分からない情報によりますと、トランプさんは、もともと大富豪の持ち主だったこの宮殿を、大富豪が亡くなって未亡人が相続していたことに目を付けて、まず最初にこの宮殿の庭先の海岸を2億円で手に入れて、景観を隠して住みづらくして、本丸を手に入れたらしいですね。

あ、これは未確認情報ですから。あくまでも。

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今回の日米首脳会談で、最も注目されたのが、ゴルフ外交でした。お二人さんは、何と27ホールも回ったそうですね。

ゴルフ外交には伝統がありまして、ちょうど60年前の1957年に安倍首相の祖父岸信介首相とアイゼンハワー米大統領(いずれも当時)が、ゴルフ外交をして親交を深めたことがあり、それ以来らしいですね。

このアイゼンハワー~岸ゴルフ外交は、ちゃんと米国立公文書館に記録と写真が保存されてまして、今ではネットで誰でも簡単に見ることができます。当時のマッカーサー駐日米大使(GHQダグラス・マッカーサー司令官の甥)が、裏で交渉役として活動した当時の極秘文書が今では公開されておりました。

さて、トランプさんが安倍さんを招待した御自身が所有するゴルフコースの入会金は5000万円、年会費200万円、プレー料金は1時間3万円なんだそうですね。

アメリカには18ホールを3000円以内で回れるパブリックコースが有象無象にありますから、破格的な価格です。

このプレー代について、安倍首相が払うと、回りに回ってトランプさんの懐に入り、これが米国憲法に抵触するとかしないとかで、結局、トランプさんの「奢り」ということで決着がついたそうです。

もっとも、安倍首相も昨年、ニューヨークにある次期大統領(当時)のトランプさんの豪華マンションを電撃訪問して、54万円もするゴルフのドライバーをお土産に持っていったという噂ですから、これでチャラになるのでしょうか?

でも、この54万円の出処は如何に?内閣機密費なんでしょうかね?となると、国民の血税となりますが、真相を御存知の方は教えて頂きたいものです。