伊太利亜ローマ
皆様ご案内の通り、この渓流斎ブログは、電車の中で、スマホで記憶で書いております。
ですから、思い違いや、取材不足による薄っぺらな皮相な情報は悪しからず、ご寛恕のほどよろしゅうお願い申し上げます。
ところが、世の中広い。奇特な方がいらはるもので、「渓流斎さんともあろう探訪家が、肝心要(かなめ)なことを書かないとあきまへんちゃいますか?」と助言して下さるのです。
昨日書きました知る人ぞ知る、謎の「滋慶学園」のことです。
私は、京洛先生からの極秘情報を元に、この学園は「東京と大阪にある」などとほんの知ったかぶりで軽く書いただけで、一体、何が専門で何を教えている学校法人なのか、何も触れませんでした。
そしたら、何とまあ、吃驚仰天です。
伊太利亜ローマ
よく言えば、玉石混交。悪く言えば、無軌道で節操なし。本当にこの学園は、何じゃらほいな、といった感じなのです。
この学園グループは、歯科衛生士、福祉士、整体師、そして、一気に飛んで、製菓調理師、ファッションデザイナー、挙句の果てには俳優、声優、ダンサー、歌手、アニメーター、おまけに美容師まで養成する学校を開校しているんですからね!
何ですか、これ?この統一性のなさと言ったら!(笑)。まるで、天下無敵の八百万の神ではありませんか。
しかも、大阪滋慶学園では、専門学校から大学院大学まで経営しているのですよ。(恐らく、この大学院大学を文科省が認可して、そのからみで、人事課OBが見返りを求めたんでしょうか?)東京の滋慶学園では保育園を経営しているので、滋慶学園は、園児から社会人まで、まるで生涯総合教育マシーンといった趣です。
この滋慶学園の創業者らしいグループ総長の浮舟邦彦理事長さんという方は、日本国内だけでは限界を感じたせいないのか、遠く米カリフォルニア大学やオーストラリアのクイーンズランド大学、中国の広州中医薬大学、上海中医薬大学などと早くも連携して、グローバル人材の育成にも取り組んでおられるようです。
この浮舟邦彦さんという人は、米国ウエストフロリダ大学の名誉博士なんだそうで、よく分かりませんが、恐らく桁違いに凄い方なんでしょうね。
伊太利亜ローマ
とにかく、大学になって初めて分数や、英語のbe動詞を教える、箸にも棒にもかからないような一般大学よりも、手に職をつけた若人(わこうど)を世に送り出すいわゆる職業訓練所的実践学校を創業されたということは、尊敬すべき偉人であることは確かです。
この滋慶学園の「沿革」を見ますと、1979年4月に「東京薬学専門学院」(現東京医薬専門学校)開校したことがスタートのようです。それが、先ほど書きましたように、大阪の滋慶医療科学大学院大学を頂点に、福祉関係からお菓子の職人さん、俳優やダンサーまで養成する学校や施設を北は札幌から南は博多まで30校以上開校してしまうんですからね。
大した魂消たですよ。
私にこの滋慶学園の凄さを伝授して下さった奇特な方は、皆様御存知の松岡氏ですが、滋慶学園グループの「東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校」の名誉学校長が湯川れい子さんであることを発見して、どういうわけか一人で興奮されておりました(笑)。
同姓同名の音楽評論家で作詞家の方がおられますが、そのご本人のようですね。
もう20年以上昔になりますか。京洛先生が東京の滋慶学園で非常勤講師をされていた頃、恐らくまだ規模が小さかった頃でしょうが、湯川さんは副学園長だったそうです。いまだにご縁が続いていたんですね。
そもそも、昨日、滋慶学園のことを書かなければ、私自身、何も興味を持つことなく、知らないまま通り過ぎていた話題でした。
非常に吃驚仰天しながらも、面白い話の鉱脈を掘り当てた感じがしました。
次は、森友学園かな?
【追記】
特務機関からの情報によると、滋慶学園の「滋」は、滋養強壮の滋ではなくて、滋賀県の滋だそうです。恐らく、創業者の出身地でしょう。