帯広語

帯広に住んで2年近く経ちました。
来てみて、意外にも日本語が通じるので驚いてしまいました(笑)。
それでも、最初はどうしても分からなかった帯広語があります。
もう慣れてしまいましたが、皆さんはこの中でいくつ分かるでしょうか?
ちなみに、外国語を習得するには、異性の友達を持つことが一番だということを確信しました。
私の場合、おねえちゃんたちでしたが、野人も含まれます。

それでは…。

①なした?
②ゴミ投げていいですか?
③バスタッチ
④しゃごむ
⑤(病院で)こわいですか?

さて、いくつ分かりましたか?
答えは明日…

女優・学者・斉藤とも子さん

女優の斉藤とも子さんが、母親の胎内で被爆した原爆小頭症の家族史をテーマにした修士論文を書いた話を某日、ラジオで聞きました。

名前は、音だけで聞いていたので、「サイトウトモコ」さんと言われても、漢字名が思いつかず、当然、顔を思い出せなかったのですが、後日、新聞に載った記事と写真で、昔よく学園ドラマに出ていた彼女だったということが分かったのです。

彼女は高校を中退していましたが、大検に合格し、三浪の末、38歳で東洋大社会学部に入学したそうです。もう44歳になっていました。新陳代謝の激しい芸能界ですから、若い人は知らないはずです。

彼女が原爆に関心を持ったのは、井上ひさし原作の舞台「父と暮らせば」(宮沢りえ主演で映画化されました)に出演したのがきっかけだったそうです。

偏見かもしれませんが、芸能関係の人がこれほどまで熱心に学問を研究する人は、皆無とは言いませんが、多くはないのではないでしょうか。何度も広島に行き、原爆小頭症の患者の家族を訪ね歩いて、聞き取り調査しながら、「本当は、患者としてそっとしておいて欲しいのではないか。こんなことをして、いいのだろうか」と煩悶したこともあったそうです。

いつか彼女の論文を読んでみたいです。

斉藤さん、あなたは偉い!(小松の親分の口調で)

ミャンマーで得度した日本人僧侶

今日は、ミャンマーで得度した日本人僧侶に会いに行きました。

この人はどういう人で何という名前かは茲では記しません。知る人ぞ知る人で、知らない人は知らないし、必要とする人は神のように崇めるでしょうが、必要としない人は、すれ違っても目に入らないか、素通りしてしまう人です。

その辺は、つまり、自分自身のことは、彼は十分すぎるくらい分かっているようでした。
「私は、よく新興宗教に間違えられます。そりゃあ、私どもの仏教は、まだたった2500年しか経ってませんからね」と、逆説的なことを言えば、
「私は教団を持たなければ、弟子もとりません。寺もなければ、定住する家もありません。私を必要とする人の元へ、世界中を駆け回っているだけなのです」と言います。

ですから、最初の講和の出だしは奇抜でした。神聖な御言葉が聞かれると思ったら、「私はホームレスです」。もちろん、半ばジョークですが…。

昨年末に大被害があったスマトラ沖地震では、世界中から支援物資が届きましたが、その殆どが一番困っている現地の人に行き渡ることがなく、食物は腐り果てていた、と彼は糾弾していました。
物資を運ぶにも、現地の小童役人が小遣い稼ぎに税金を掛けているそうなのです。

私も今回は、ユニセフの募金をしましたが、彼は「東京のユニセフの支部に行ってごらんなさい。建物のあまりにもの立派さに驚くでしょう。そんな支部でも、みんな、天下りの役人が居座っているのです。だから、皆さんが、1000円募金したとしても、何十円しか現地の人に行き届かないのです」と暴きます。

私は彼のことを、世間から隔離して生きて、瞑想に耽ってばかりいる人だと思っていたのですが、なかなかのジャーナリストでした。「最近、子供が親を殺したり、日本では悲惨な事件が多すぎる」と嘆いていました。

私は、彼と個人面談をして、こう言われました。

「私がアドバイスしなくても、もう自分で答えが分かっているじゃないか。自分ではどん底と思える今の境遇でも、本当は一番のチャンスなんだぞ。できないことを無理してやろうとするから悩むんだ。自分の嫌なことをやっているから、自分を生かしきれていないんだ。できることをやっていれば、いい。そうすれば、いいことが、後から木の葉のようについてくる」

この続きはまたいつか。

達観した人の意見

「精神世界」や宗教と言うと、抵抗感を持つ方も多いので、あまり使いたくないのですが、要するに「達観」した人の意見というのは妙に一致しているので、「何か共通項があるのではないか」と修行の足りない私なんか考えてしまいます。
「達観した人」とは別に宗教家でなくてもいいのです。倒産を経験した経営者でも、芸能人でも、普通の市民でも誰でもいいのです。有名無名は関係ありません。

例えば、
●人生の問題に正解はない。
だから、自分の選んだ道を進めばいい…。この言葉は、最初、5,6年前に作詞家のA氏が週刊誌での対談で言っていました。また、最近、ある精神世界系の人の著書で同じような文言を発見しました。

●答えは、自らが知っている。
これも、精神世界系のTさんが著書の中で何度も言っていました。それが、先日、精神科医のDさんが、新聞のコラムで次のようなことを書いていたのです。

「(精神科医として)人の話を聞いていると、ほとんどの場合、患者さんは自ら問題点に気づき、答えを見いだしていくことが多い」

どうですか。「達観した人」たちの意見は、大して変わらないでしょう?

ジェーン・グードル博士の逸話から

いい話を聞きました。

チンパンジーの世界的な研究家として知られるジェーン・グードル博士が、まだ研究を始めて間もない頃、アフリカのジャングルの奥深くに分け入って、いくら努力してもチンパンジーを見つけることができませんでした。「声はすれど、姿は見えず」状態が何ヶ月も続きました。

そこで半ば諦めたグードルさんは、ジャングルで不貞寝をする格好で横になってしまったのです。すると、どうでしょう。あれ程追い求めていたチンパンジーの方から好奇心を持って近づいてくるではありませんか。中には大切な食べ物であるドングリを持ってそっと手渡してくれました…。

この話を聞いて、友人の話を思い出しました。彼は新聞記者でしたが、上司と喧嘩をして挙句の果てには、「人が住む所ではない」北海道の激寒地に飛ばされました。そこでは、不慣れな営業マンに「宗旨替え」をさせられました。そこでは、誰一人知る人はいません。地縁、血縁、それに看板もありませんでした。最初はがむしゃらにニュースや本を売り歩きました。しかし、頑張れば頑張るほど空回りして相手は逃げてしまい、契約は1本も取れませんでした。そこで彼は、半ば諦めて、外に出歩くことはやめて、暗い顔をして狭い雨漏りのする事務所で一人、じっとしていました。もう精神的圧迫に耐えられませんでした。

すると、どうでしょう。今まで全く相手にしてくれなかったクライアントの方から徐々に電話が掛かってくるようになり、結局、大きな契約を取ることができたのです。

めでたし、めでたし。

必読!起死回生

今日は、立教大学経済学部の山口義行教授の講演を聞きました。最近になく非常に面白かったです。演題は「デフレ経済から付加価値社会へ」というものでした。

1つだけ無断で書かせてもらいますと、三重県尾鷲市にある小さな病院が毎年4億円の赤字を出し、24億円もの赤字を累積していたのに、たった一つの方法を導入することによって逆に2億6千万円の黒字にしたという素晴らしい好例です。

その前に知っておいて戴きたいのは、現在のシステムでは、患者の入院期間が延びれば延びるほど、厚生労働省から降りるお金が減っていくということです。このため、病院の多い都会では、治っていなくても高齢者の入院患者は10日程で「追い出して」他の病院に回してしまいます。しかし、病院の少ない地方ではそういうわけにはいきません。10日で追い出してもまた再入院した場合、その累積で日数が勘定されて「赤字」が増える仕組みになっていたのです。

尾鷲市の病院は何を導入したのかー。それは「NST」と呼ばれるものです。NSTとは、Nutrition Support Team(栄養支援チーム)の略です。医師、看護士、薬剤師、医学療法士、栄養士の共同で、患者の食事メニューを徹底的に改善した結果、患者の免疫力ができ、この結果、患者の褥そう(床ずれ)がなくなり、院内感染もなくなり、これまで、平均24日入院していた患者が15日程で退院できるようになった。このおかげで、厚労省からの補助金も増え、一気に黒字に転換することができたというのです。(これから、入院される方はその病院に「NSTは導入されてますか」と確認された方がいいですよ。)

全国的にまだまだ不況に喘いでいる企業は多いと思いますが、経済再生のカギは現場にあります。一番苦しい所から答えが出る、というのが先生の結論です。この地方の小さな尾鷲病院には、その評判を聞きつけて、何と東大病院から視察が来たそうです。手間暇掛ければコストが下がる。地方が苦しみながら脱却の道を見い出した好例、ということでご紹介しました。

それでもやっぱりがんばらない

日本では自殺者が7年連続3万人を超えています。「異常事態」と言っても良いのに、世間は彼らに「負け組み」のレッテルを貼って葬り去ります。

過労死、過労自殺も増えています。

今、自殺を考えている人に是非読んで欲しい本があります。

長野県の諏訪中央病院の鎌田實院長がこのほど上梓した『それでもやっぱりがんばらない』です。同氏の『がんばらない』『あきらめない』に続く待望の第3弾です。

本書の中のメッセージ。

「がんばらない」とホッとしていると副交感神経が刺激されて免疫機能が高まり、生きる力が湧いてきます。

視床中心正中核

自分の思い通りに物事が進まない時、パニックに陥らないようにブロックするメカニズムが脳の中にあるそうです。

京都府立医科大大学の木村実教授グループ(神経生理学)が「発見」しました。

それは、脳の中心部にある「視床中心正中核」と呼ばれるもので、サルを実験に、脳に電極を刺して脳神経の動きを調べたところ、「期待した通りの報酬を与えられなかった」ケースで、この「視床中心正中核」が一番敏感に反応したそうです。

さしずめ、私なんか、幾星霜の「期待はずれ」を経験したせいか、この「視床中心正中核」が肥大化しちまったのでしょうね。

否、もっといい方に解釈しましょう。この「視床中心正中核」のおかげで我々はこの世に踏みとどまっていられるのです。

「視床中心正中核」さん有難う!

シー セッド・シー セッド

彼女は言いました。彼女は言いました。

人生に問題などないのです。
すべては起きてきたことです。
あなたが生まれる前にシナリオを書いてきたのです。
そのシナリオ通りにあなたの人生は展開されています。

だから、何があっても大丈夫なのです。
何が起きても大丈夫なのです。