ギガ喰い虫

Parc Hiviya

またまた、スマホ・WiFi奮闘記です。

昨日2016/02/02、2月に入ってたった二日なのに、モバイルWiFiのデータ通信量を見たら、吃驚。な、なんと、6.7GBも消費していたのです!(契約は、一カ月10GB)

特に、長い動画や映画を見たわけではないし、思い当たるフシがない。もしかしたら、遠隔操作で、データを盗み取られたのではないかと疑心暗鬼になりました。

そこで、モバイルWiFiのルーターの会社であるNECに問い合わせてみました。すると、その数値は、ほぼ間違いないのではないでしょうか。できれば、通信会社に聞いてもらえませんか?と仰るではありませんか。

そこで、今度は、通信会社のOCN(NTTコミュニケーションズ)に電話してみたのです。そしたら、平日の昼間だというのに待たせるわ、待たせるわ。40分ぐらいして出てきたおばさんに、「データ通信量は、どうやったら分かりますか?」と伺ったところ、「専用のアプリで見られますが、サービスパッケージというものがありまして、そこに入会すれば、そういった質問でも何でもお答えできますし、メールのウィルスバスターも付き、様々な特典が付きます。一カ月無料ですから、お使いしなければ、すぐ解約できますが、今月までは、タダでお使いなれます」と言うではありませんか。

そこで、私は、そのパッケージに入らないと、通信量が分からないのですか?と聞くと、言葉を曖昧にして、「一応、入会の手続きを取らせて頂きますから、いつでも解約して下さっても結構です。詳しいことは、0120の何々番に、もう一度電話してもらえませんか」と応えた後、性懲りもなく、「頂いた電話で、恐縮ですが、光通信ネットの契約がまだされていないようですが、ご検討は如何ですか?」と畳み込んでくるではありませんですか!流石に、ムッとしました。

「それはいいです」と電話を切り、早速教えられた何とかパッケージに電話してみました。

それがまた、繋がらない。30分ほどして、やっと繋がり、通信量の確認の仕方を聞いたら、今度は、男性が出てきて、「OCNモバイルoneの無料アプリがありますから、それで簡単に見られます」と言うのではありませんか!「では、サービスパッケージに入会しなくてもみられるのですか?」「はい」「それなら、今契約したサービスパッケージを全て解約して下さい」と、もう、てんやわんやです。

結局、やはり、2日間で6.7GBを使ったのは、間違いなく、思い起こせば、iOSを始めとした色んなアプリのアップデートをしたのも確かだったのです。しかも、スマホ2台とタブレットとパソコンをこのWiFiルーターで使いましたからね。通信量が減るはずです。

あとで、ITに精通している石田博士にメールで聞いてみたところ、「OSのアップデートだけで、3GBは、いってしまうので、OSのアップデートは、キャリアショップでやるのが鉄則」といったお答え。

なあるほどね。アップデートだけで、そんなにもデータ通信量を消費するんだ!

今、某社が盛んに「1GB学割」とか宣伝しまくってますが、1GBじゃあ、何にもできませんよ!と大声で叫びたくなってしまいました(笑)

それなりの対処

 Passage Couvert

前から噂は聞いていましたが、偶然にも、現政権に対して持論を展開する「辛口キャスター」が、そろって同時にこの春で降板するようです。TBS系「NEWS23」のアンカー岸井成格(しげただ)氏、ANB系「報道ステーション」のメインキャスター古舘伊知郎氏、20年以上も続いたNHK「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子さん。

実は、全番組を最初から最後まで毎日のように見ているわけではないので、発言権はないのかもしれませんが、「偶然」にしては奇妙な一致ですよね?「火のない所に煙はたたない」と言われますから、何か、当局からの圧力があったような気がしてしょうがありません。

何しろ、当局様は、電波の許認可権を握っていますからね。事業者も時の政権の顔色を窺って「経営」していかなければならないので、免許を取り上げられてしまっては、元も子もない。倒産してしまうということなんでしょうか?

顔色を窺わなくても、某国営放送の会長さんは、最初から右向け右の政権ベッタリだったので、身内の国谷さんのことを「獅子身中の虫」とでも思っていたのかしら?でも、国谷さんほど、臆することなく堂々と欧米やアジア、アフリカの要人とインタビューできる人は、そう滅多にいないし、見つかるもんじゃないでしょうけどねえ。そもそも外国語ができても、それ以上に日本語の教養と智識が必要ですし、何と言っても、度胸がなければやっていけませんから。

やれやれ、以上書いたことは、私が個人的に勝手に想像しただけで、事実誤認があるかもしれません。その時は、訂正する用意はあります。

まあ、今ではネット上で、もっともっと凄い(眉に唾をつけたくなるような)情報が錯乱しておりますし、日本の大手メディアも、ロシアや中国や北朝鮮並みになったから、「バイアスがかかっている」とそれなりに考えて接すれば、気が楽なのかもしれませんね。

成果主義の時代

arrondissement

今や何処の企業でも、メーカーからマスコミに至るまで、「成果報酬」なる妖怪が歩き回っています。

デパート大手の三越伊勢丹も4月から販売員にこの「成果報酬」を導入するようですね。最大年100万円ほど上乗せされるそうです。コンビニのせいか、百貨店も、「衰退産業」と最近言われるようになり、インセンティブを導入することになったのでしょう。

確かに、日本の雇用形態は、一昔前と比べてすっかり様変わりしました。私が就職した頃は、「終身雇用」「年功序列」がほぼ当たり前で、社畜じゃなかった、社員は一生、身を粉にして会社に精神精励尽くすというのが基本でした。もっとも、当時は定年は55歳で、年金もたんまり出た頃でしたが。

それが、今では、グローバリズムとやらで、「終身雇用」も「年功序列」も崩れ、ポストに給料を支払う時代になってきました。例えば、「部長」というポストに賃金を与えているだけであって、その部長が30歳だろうが、50歳だろうが、関係ない。もしかして、人格も教養も品格も関係ないかも(笑)。

基準は「成果」のみ。30歳で部長になっても、営業成績が落ちれば、ウカウカしていられません。50歳代ともなれば、子供に教育費が幾何学級数的に増大する頃。ヒラのまんまでは、子供に大学進学を諦めてもらうしかないかもしれません。

昨日もご紹介した小口幸伸著「2時間で分かる外国為替」(朝日新書)には、こんな面白い記述がありました(換骨奪胎)。

…私の経験では、収益力のある為替ディーラー(全体の1割程度でしたね)は、ほぼ例外なく寡黙か、饒舌のどちらか。饒舌なら非論理的で支離滅裂です。その一方、収益力のないディーラー(全体の約2割)ほど、論理的でしかも明解で分かりやすい。私はその理由について考えたところ、相場の肝は、ギリギリの場面では判断力がモノを言い、決め手になるが、その場合、いくつかの要素がせめぎ合っているため、論理的に語れない。それに対して、収益力のないディーラーは、そこを素通りにして明解な世界でしか勝負していないから判断が遅くなるのではないか…

これは、どんな仕事にも通用するような示唆に富んだ言葉ですね。

私の考えは、「終身雇用」「年功序列」のようなシステムの方が、日本人に合っていると思います。「成果主義」は、上司のさじ加減でどうにでもなりますから、まるで戦国時代みたいなもんです。非論理的な、つまり今で言う反知性主義で、ヒラメのように寡黙か、声がでかい奴の勝ち(笑)。

「日本式では、国際競争に乗り遅れる」と、社内公用語に英語を導入した企業もあるようですが、笑止千万。「滅私奉公」も「刻苦精励」も読めない、意味も分からない日本人を増やすだけです。

今メディアに盛んに出てくるグローバル社長は、儲かれば何をしてもいい。手段を選ばない我利我利亡者みたいに見えてきてしまいます。

確固とした経営哲学を持っていた松下幸之助や本田宗一郎らとえらい違いです。

マイナス金利って!?

馬鈴薯留多

日銀が1月29日の金融政策決定会合で、「マイナス金利」の史上初めての導入を決定をしました。(2月16日から)

こんな重要な決定が、わずか9人の多数決で決まるとは知りませんでした。しかも、5対4の超僅差での可決です。

ちなみに賛成したのは、黒田東彦総裁、岩田規久男副総裁、中曽宏副総裁、原田泰審議委員、布野幸利審議委員の5人。
反対したのは、白井さゆり審議委員、石田浩二審議委員、佐藤健裕審議委員、木内登英審議委員の4人。

マイナス金利政策は、既に、ECB(欧州中央銀行)などで導入されていますが、何しろ、日本では見たことも聞いたこともない。

マイナス金利ですから、市中銀行が日銀に預け入れると、利子が付くどころか、保管料みたいに、金利を獲られてしまう。仕方がないので、銀行は損しないように、企業や個人に借りてもらうしかない。

一般の消費者から見ると、住宅ローンなど借りている人にとっては、金利が下がって得をするかもしれませんが、預貯金や運用商品の金利が下がって、確実に損することになります。

昨日は、マイナス金利に関する新聞記事は、隅から隅まで読みましたが、何しろ「未知の領域」なので、「先行きどうなるか分からない」ということが分かりました。誰も予測もつかないことが起きるかもしれません。

デンマークでは、このマイナス金利の影響で、お金を地元の銀行から借りたおばちゃん、いや失礼、淑女が利息をもらった、という「逆転現象」が起きたと、英フィナンシャルタイムズが紹介しています。

さすがに私も今、一生懸命に金融について勉強しています。ビッドとオファー、オプションのコールとプット、TTS、TTBなど、慣れない専門用語を覚えて、金融リテラシーを高めています(笑)。

例えば、小口幸伸著「2時間で分かる外国為替」(朝日新書)によりますと、先物レートを知らずに外貨預金をすることは、ブレーキの操作を知らないで運転するようなもの。とにかく、無謀だ、といいます。やはり、金融リテラシーが必要です。

それでも、この本によりますと、成功している為替ディーラーはわずか1割程度なんだそうです。プロでさえ、この有様ですから、素人が生半可な金融知識で、相場に手を入れると危険でしょう。しかも、著者の小口さんは、「どうしたらうまくやれるのか」との質問に応えて、16条の項目を挙げ、第1条が「金融機関の営業を信じるな」、第2条「エコノミストを信じるな」、第3条「銀行ディーラーを信じるな」、第4条「ハウツー本を信じるな」、第5条「信頼できる人を探せ」…と力説しているのです。

いやあ、この本を読むのに2時間どころか、20時間もかかりましたが、実に為になりました。

昔は、本といえば、フィクションかノンフィクションばかり読んでいたので、こんなに経済もんを読むようになるとは思ってもみませんでしたけど(笑)。

彼の昨年のユーフォリアからルインまでの波乱万丈は、全てはトマ・ピケティのせいですかね?(笑)

甘利大臣辞任と再びのSMAP解散騒動

Ovihiro

甘利経済再生担当大臣が28日に、突然、辞任しました。本人は、少なくとも2月4日のTPP署名式まで「職務を全うしたい」と述べていたので、ちょっと意外でした。

建設業者から約1200万円の便宜供与を受けたという「週刊文春」の報道をほぼ全面的に認めた、ということなのでしょうか。
となると、辞任だけでは済む話ではないでしょう。

甘利氏は、由緒ある一族で、平安時代にまで遡ることができ、戦国時代は武田家の譜代家老も務めていたということです。甘利元大臣は、その末裔とも言われています。

ネット時代になると、色んな情報が飛び交いますね。今回の件について、中には凄い陰謀論をばら撒く輩もおりますが、私は単なる贈収賄事件と睨んでいます。

面白かったのは、昨日発売された「週刊文春」と「週刊新潮」との報道の違いでした。文春のスクープをまともに後追いしていては売れないので、新潮の方は、文春の曖昧さの痛いところをついていました。

例えば、文春は、献金した千葉県の建設会社を「S社」とぼやかしていますが、新潮は「S社とは薩摩興業のこと。なぜ、文春は堂々と書かないのか」と追及します。そして、本名で文春に暴露した人物についても、もともと正式の社員ではなくて、裏組織から送り込まれた胡散臭い人間だという印象を与える書き方でした。まるで、芥川龍之介の「藪の中」ですね。

あと、「SMAP解散疑惑」をスクープしたのは、週刊新潮だそうで、それを察知した事務所側が、スポーツ2紙にネタを売り込んだそうです。真偽は分かりませんが、SMAP報道に関しては、文春より新潮の方が上でした。文春では、マッチが主催したシャンシャンの手締め式では、何事もなく終わったような感じでしたが、新潮は、SMAPの面々が先輩のマッチやヒガシに迷惑をかけたことを謝罪する場面を、後輩でライバルの嵐の連中が見ている真ん前でやらされて、大層プライドが傷つけられた、といったような踏み込んだ書き方でした。

何となく、SMAP騒動は、このままでは終わらない感じです。

私は、この渓流斎ブログで「キムタクは、したたか」と書いて「絶対に許せない」と非難を受けましたが、文春は、一連の騒動で誰が悪いか、といった読者アンケートを募り、木村さんはメンバーの中で最高の第2位にランクされました。

この中で、ある読者が「キムタクは平成の小早川秀秋だ」とまでコメントしているのです!

こおれんは、凄い。凄すぎる。「したたか」どころじゃありません。

もっとも、小早川秀秋が何者なのか知らなければ、全く意味が通じませんけどね(苦笑)。

熱烈なファンの皆さんとは違って、一般の人は、今回の騒動を創業者と雇用者との内紛に見立てたり、見方がかなりシビアだということが、分かりました。

愛読者の皆様のご質問に答ふ

 Hyakkodouate

私は生来、気が小さいことを売りにしているので、コメントは毎日のようにチェックしております(笑)。

例えば、1月24日に投稿した「【番外編】『渓流斎日乗』とは」に関するコメント。

何と言っても、「電脳空間倫理管理委員会」なる組織が存在するとは知りませんでしたね。その主幹様からのご指摘で、「新しいブログに写真が少なくなった」とありましたので、お応えしましょう。

まず、小生、アナログ人間なので、IT技術に精通していないという理由が挙げられます。以前は、「gooブログライター」というアプリケーションがあり、とても使いやすく、写真は何枚でも何十枚でもコピペで素早く添付しやすく、しかも、大きさを換えたり、順番を換えたりするのはお手の物。ですから、まず、写真をベタベタ貼り付けて、それに合った文章を写真を見ながら楽々と書けたのです。それが、どういうわけか、この「gooブログライター」は廃止されてしまったのです。

今は、「新規投稿」をクリックして、一々写真を選び出して、添付する手作業で、あまり、写真を重視していないので(笑)、飾りとして付けているだけなのです。しかも、大きさを調整しにくいので、何枚も添付するのが面倒になってしまったのです。もう一つ、今、パソコンは、OCNのモバイルWiFiを利用しておりますが、既に、契約の「10GB」を超えてしまったのです。最初は「3GB」で足りないので「5GB」にしたのですが、「10GB」でも足りないことが分かりました!

(ですから、ソフトバンクの新料金の格安プランの「1GB」は、確かに格安にはなりますが、1GBでは、すぐなくなってしまうことでしょうね。)

電脳空間倫理管理委員会主幹さんから「237万余のブログのうち堂々の9千位」とのお褒めのお言葉に与りましたが、実は「第二版」では、700何位か、800何位になったことがあるんですよ。証拠がないので、証明できませんが、3桁位になったことは間違いありません。ただ、当時は全体のブログは150万余でしたから、比べようもありませんが…。それにしても、最近、また、ブログのような過酷な無償労働をする奇特な方が増えたもんですねえ(笑)。

もう一つ、1月26日(昨日ですか…)に投稿した「SMAP解散騒動余波」についての、「一番の星」さんからの「キムタクはしたたか この言葉絶対許せない 本人の何を知っているのでしょうか?」との「不信感」。…しかと受け止めました。

恐らく、「一番の星」さんは、検索をかけてチェックして、たまたま通りすがりでこのブログに行き着き、不愉快な内容に衝動的にコメントされたことでしょう。ですから、恐らく、もう二度とこのブログをお読みになることはないでしょうから、弁明してもしょうがないのですが、恐らく熱烈なファンか、身内の方のどちらかと思われますので、敢えてお応えします。

木村さんとは、私は10年以上昔に一度お会いしただけなので、「素」の本人のことは何も知りません。「一番の星」さんの仰る通りです。ただ、今でも、今回の件で週刊誌に載っていた事務所のある方とは毎年、年賀状を交換して近況を聴いたりしております。生意気ですが、芸能界の内幕については、ある程度、普通の人以上に知っているつもりだったので、「高飛車だ」と取られたように思われまする。

しかしながら、「この言葉絶対許せない」は、ちょっと脅迫じみておりますねぇ。最初に書いた通り、私は「気が小さい」ですから、ビクビクしながら、今後の成り行きを見守っていきます。このコメントも本文も削除しませんし、また、異議異論があれば、「一番の星」さん、懲りずにコメントしてください。

嗚呼、電脳空間倫理管理委員会主幹さんがご指摘された通り、新しくブログを再開して、随分「理屈っぽく」なってしまいましたね(苦笑)。

「分からない」ということ

Noukyavilla

昨日は、大関琴奨菊が日本出身力士としては、10年ぶりに優勝して大騒ぎでした。

「日本出身力士」というと江戸時代の人は、さぞかし違和感を覚えることでしょうけれど、この10年間は、春場所でも秋場所でもなく、全て「モンゴル場所」になっていましたから、私は、「日本出身人」として、素直に嬉しく喜ばしかったです。ま、これ以上書くと、不特定多数の人が目に触れるブログですので、差し支えることにもなりかねないので、やめておきます(笑)。

また昨日は、と書きますが、列島全土に異常な寒波が押し寄せて、南国奄美大島では、何と明治34年(1901年)以来115年ぶりに降雪が記録されたそうでね。大した魂消た。ちなみに、この年は、福沢諭吉が亡くなり(享年68)、官営八幡製鉄所が竣工し、田中正造が足尾銅山鉱毒事件で、天皇に直訴した年であり、世界では、英国自治領としてオーストラリアが発足し、英ヴィクトリア女王が逝去した年でもあります。ちょうど、ロンドン留学中の夏目漱石が、女王の葬列を見送ったといいます。

南国に100年以上ぶりに雪が降るなんて、「異常気象」に他ならない、などと人間は、言葉で納得する動物です。そして、「エルニーニュの影響」などと説明されれば、さらに理解度が深まります。

さて、話が飛んでしまうようですが、今朝の新聞で、「週刊ポスト」と「週刊現代」の広告が出ておりまして、「ポスト」が「わずか半年で株価2万3000円まで大反騰する」と力説する一方、「現代」の方は「株価1万4000円割れへ 急いで逃げろ―世界経済の潮目が変わった」と真逆の悲観論を展開しております。

一体、どちらが正解で、どちらが当たるのでしょうか?(いずれにせよ、勝負がどうなろうと、その頃、読者は忘れ、すべて自己責任ということで、メディアの誰も責任は取りませんが)

私の答えは、「分からない」が正解です。

一体誰が、昨日、115年ぶりに奄美大島で雪が降ると予測しましたか? それに、正確にいつどこで地震が起きるのか、世界中の叡智を集めても分からないそうではありませんか。

それでも、ヒトは「分からない」では納得できず、何らかの意味づけをして、分かったようなふりをして、刊行物を発行して売り上げを伸ばそうとします。

ま、「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損、損」という流れで世の中は動いていきますから、私は単なるひねくれ者か、皮肉屋かもしれませんけど…(笑)

【番外編】「渓流斎日乗」とは

Jakarta

既に、お気づきの方も多くいらっしゃるかと思いますが、このブログのタイトルは、「新・渓流斎日乗」から「渓流斎日乗(最新版)」と名称が変わりました。(アクセスが増えれば、「最新版」もカットするかもしれませんが)

私がブログを始めて、もう10年以上経過しますが、一番最初のブログ(2005年3月15日~2008年7月23日)を、「旧・渓流斎日乗(初版)」 としました。

そして、つい最近まで少しやっていたFC2ブログ(2015年11月6日~21日)を「旧・渓流斎日乗(第三版)としました。(ちょっと、アダルト系とゲーム系の宣伝があまりにも多すぎるのでやめてしまいました)

ですから、今皆さんがご覧になっている渓流斎ブログは、この「最新版」(2015年11月20日~)となるわけです。

えっ?「第二版」はどうしたのかって? はい、それが、私自身の勘違いと手違いでこの電脳空間から消え去ってしまいました。誰かさんの仰るように、マダガスカル辺りのサーバーに残っていれば復活できるかもしれませんが、永久に見ることができなくなってしまいました。

「第二版」は、恐らく2008年7月24日から2015年8月まで約7年間書き続けました。東京・銀座にある超高級理容室「米倉」を自腹で体験してみたり、京都の名刹の東京別院で座禅したリポートを掲載したりして、大きな反響を呼び(笑)、300万アクセス到達を目指しておりました。

困ったことは、自分自身の「備忘録」として書いていたので、自分で自分のブログを検索して、記憶を取り戻したりしておりましたが、消滅してしまったので、ほとんどの内容ははっきりと覚えていないということです。(爆笑)

「消滅」は事故みたいなものです。起きてしまったことは、起きてしまったことなので、諦めるしかありません。

ただ、残念なことは、多くの友人知人や酋長、大将らから許可を得て掲載した画像や動画や、皆様からの貴重なコメント等も一緒に消えてしまったことです。そのことについては、大変申し訳なく思っております。

これらの話は、長年ご愛読されておられる方々は、よくご存知でしょうが、もしかして、今日、たまたま「通りすがり」で、この渓流斎ブログを目にする方もいらっしゃるのではないかと思い、老婆心ながら、【番外編】として掲載させて頂くことにしました。

皆様のご健勝を祈念申し上げます。

恐惶謹言

渓流斎朋之介

過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)
日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2016.01.17 ~ 2016.01.23 1855 PV 756 IP 9111 位 / 2375503ブログ
2016.01.10 ~ 2016.01.16 1611 PV 709 IP 9155 位 / 2368291ブログ
2016.01.03 ~ 2016.01.09 1603 PV 729 IP 9079 位 / 2361850ブログ

甘利大臣とベッキーのスキャンダル

Noukuavilla

 久しぶりに雑誌ジャーナリズムの真骨頂をみせてくれましたね。昨日発売された「週刊文春」の「TPP立役者に重大疑惑 甘利明大臣事務所に賄賂1200万円を渡した 口利きの見返りに大臣室で現金授受」の記事のことです。(なお、渓流斎ブログは、速報性は重視していません=笑)

 「実名告白 現場写真 音声公開」とありますから、「タレこみ」、いや失礼、「持ち込み」ネタでしょうが、それにしてもアッパレです。公設秘書のあからさまな「驕り」「たかり」が如実に描かれ、「いやあな感じ」を受けました。

 先日ラジオを聴いていたら、月刊「創」の篠田博之編集長が登場し、今の出版界の惨憺たる有様を嘆いておりました。10年前と比べて、雑誌の発行部数が半分になったというのです。公称100万部、200万部を誇っていた週刊ポストは、既に過去の栄光で、今一番売れている「週刊文春」も公称60万部程度だというのです。
 
 単行本も特にノンフィクション関係が売れず、「調査報道」に力を入れていた「月刊 現代」などが次々と休刊されて、ライターの行き場(生き場?)がなくなった、と絶望気味に明かしていました。

 ジャーナリズムがなくなれば、財界と政治屋の贈賄収事件や、社会の不正が暴かれることなく、闇に葬られます。ネット情報なんぞは、素人が多いので、エンタテインメントとしては有効でしょうが、やはり信頼性に欠けます。

 甘利大臣は「記憶にない」「しっかり調査して説明責任を果たす」と言い逃れしていましたが、「実名告白 現場写真 音声収録」というこれだけ「証拠」があれば、限りなく真っ黒ではないでしょうか?

 週刊文春は、タレントのベッキーさんの「禁断愛」も3週にわたってスクープしていますね。ベッキーさんと「ゲスの極み乙女」の川谷さんの二人のLINEでの「会話」がダダ漏れになっているのです。ネタ元は誰か?身近な人と推測されていますが、それでほぼ間違いないでしょう。(皆様も気を付けましょう。他人に見られない秘策があるらしいですので、いつかお教えしましょう=笑)

 面白かったのは、二人はLINEで、「文春のおかげで、オフィシャルになったね」「ありがとう文春」などと、自虐的に(?)交わしているのです。ベッキーさんは最後に「Sentence Spring」と書かれていて、え!どういう意味かな?と思ったら、「Sentence=文」「Spring=春」で「文春」のことですって!

 まあ、公共の(笑)「渓流斎ブログ」で随分、「週刊文春」の宣伝をしてしまったものですね(笑)。
 
 いや、訂正します。「頑張れ!雑誌ジャーナリズム!」

山崎元著「投資バカにつける薬」

 Nouchavilla

1月13日に書いた渓流斎ブログ「人間にはひねくれた性質があるらしい」に「金満家」さんから貴重なコメントを頂きました。

あのコメントを読んで、私も発奮しましたよ。何しろ、私は自他ともに認める金融リテラシーが大幅に欠けた人間ですからね(笑)。

難しいことは分からないので、やさしそうなものを片っ端から読んでみました。例えば、小宮一慶著「現金は24日におろせ!」(KKベストセラーズ)、同著「お金を知る技術 殖やす技術」(朝日新書)、澤上篤人著「10年先を読む長期投資」(朝日新書)等々です。

なるほど、世の中、こういう金融システムで動いているのか、と入門書としてなかなか勉強できました。

ただ、一番ショックを受けたのが、例のコメントをして下さった「金満家」さんが名前を挙げた山崎元氏の著書でした。「投資バカにつける薬」(講談社)という本です。

実は、まだ途中なのですが、目下、「金融リテラシー界」(そんなもんないですか=笑)で広まっている「常識」に果敢に挑戦し、「こんなことを暴いたら、金融界のボスから暗殺されるのではないか」と思わされるぐらい、著者は、金融界の内幕を暴露しています。

これまでの社会通念といいますか、「常識」への問いかけとその反論で、この本は成り立っています。

例えば、「いま投資すれば、確実に儲けることができます」と言われたら…。「だったら、何故自分で投資しないのですか?」と問え、というのです。要するに販売する証券会社も銀行なども、客(業界ではドブと言っているらしい)の販売手数料さえ取れれば「営業成績」になっていいだけの話で、自分たちは損すると考えているから投資なんかしない、というわけです。

澤上篤人さんの「10年先を読む長期投資」を読んで、「そっかあー、投資は、長期でするものなんだなあ」と感心していたら、山崎さんは「投資に『短期は不利』『長期は有利』という法則は当てはまらない」と、バッサリと袈裟懸けに斬りまくります。

「はじめに」で山崎さんは、「本書の内容は、売り手(銀行、証券会社など)にとって不都合な話ばかりです。こういうことばかり言っていると、私もそのうち売り手に嫌われてしまうかもしれません。(中略)いずれにせよ、個人投資家は自ら理論武装し、正確な知識を身に着けて『投資バカ』を治療し、自分で考えて投資を行えるようにならなければなりません」と明快に書いています。

その上で、「運用商品のほとんどが投資に値しない」「セールスマンの『相場観』は当てにならない」「『売り手の儲けは借りての損』―これはすべての金融商品に当てはまる法則だ」と明記しています。

これからも、世知辛い世の中が続くと思います。既に、変なものに投資してしまった人は、大いに反省して、「理論武装」するしかありませんね。まあ、これだけのことを書いても、著者の山崎さんは、干されたりされないで、今でもご活躍中ですから、彼の「理論」に、皆さんも一度接近してみたらいいかもしれませんね。