官僚と芸能の狭間で

Achodatee

 お正月の楽しみの一つは、年賀状です。友人に高齢者が多くなり、「安否確認」を兼ねてくれます(笑)。

 今年はまだ2日ですが、最も印象に残る年賀状の文面は、ジャーナリストのAさんからです。

 彼は、几帳面な性格で、裏も表も全部手書きです!印刷は、今年の干支の申の判子だけです。一体、何人の方にお出しになったか知りませんが、一人一人に気持ちを込めて、手で書くなんてかなりの重労働です。(そういう私も結構手書きですが=笑)

 私宛には、こう書かれていました。

 …総務省の事務次官になったX氏を中心にした「官・放送・電波・芸能」の構造分析を誰もやろうとしません。X氏の息子は勿論、アイドルグループのメンバーです。「かんぽ生命」-「アフラック」-「X事務次官のアイドル息子のCM出演」も、何かありそうです。この「華麗なる一族」のような構造組織は、メディアの連中は、知っていても誰も書こうとはしません。おかしいと思いませんか?…

 うーん、確かに、確かに…。頭をハンマーでガーンと殴られたようなインパクトがありました。

 要するに、ちょっと、例が悪いですが(笑)、賭博場で、ある客が、覇権争いで「胴元」に昇格し、客のサクラに自分の息子をはべらしているようなものかもしれません。

 言うまでもなく、総務事務次官は、放送・電波行政のトップですから、何でも…あ、これ以上書くのはやめておきましょう。皆様の方がよくご存知でしょうから、コメントで補ってください。

 (注=実際のA氏の文面は固有名詞で書かれていましたが、検索で楽々と引掛からないように、勝手ながら、文体を曖昧にしました)

転向宣言

EastKouroume
2016年、明けましておめでとう御座います。

本年も御愛顧の程、宜しくお願い申し上げまする。

お正月も、何の徳(得?=笑)にもならないのに、ブログ書きとは、渓流斎も大した魂消た!

ところで、昨日は、大晦日だというのに、飛び込みで、ショップに突入して、あれよあれよと言う間に、iPhoneを購入してしまったのです。

はい、アンドロイドからの転向宣言です(笑)。人生(長い・短い)ですから、一生に一度ぐらいiPhoneを使ってみたかったのです。

このブログで、散々悪口を書いたソフトバンクでも、docomoでもありません。残るauです。

しかも、一括0円です。つまり、タダ!これなら、docomoに、途中解約の違約金を払ってもお釣りがきます。

何でタダなのか?それは、型落ちだからです。今の最新機種の一代前の世代のiPhone6です。でも、64GBもあります。これは、つい半年前は、8万円から9万円もしたのです。それがタダ(しつこいですねえ)。しかも、最新機種のiPhone6sとそれほど機能的にハンディはない!

私も、清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しましたよ。今春には、この「一括0円」制度が廃止されるのではないかという憶測が広まったことも、この覚悟の背景にありました。

ということで、私が今まで使っていたdocomoのメールは、今月いっぱいで使えなくなります。既に、例の接頭辞に@ezweb.ne.jpとなります。

gmailは、そのまま使えます。LINEは、電話番号が変わります。
携帯電話番号は、NMPを利用したので、変わりません!

以上、宜しくお願い申し上げます。

良い初夢を!

良いお年を!格安スマホのことなど

When I was fab.

今日は、大晦日。2015年も今日で終わりです。1年間、というべきでしょうが、小生、諸般の事情で、まるまる半年間を潰してしまいましたので、皆様におかれましては、数カ月間のご愛読有難う御座いました。

くどいようですが、300万件のアクセスを目指していたブログ「渓流斎日乗」は、本人の手違いで雲散霧消してしまいました。新しい、サイトに引っ越したのですが、まだ、このサイトに辿りつけない旧愛読者の皆さんもいらしゃるかもしれません。ま、そのうち、気がついて、再び、アクセスしてくださることでしょう。

何と言っても、こちらが気軽(?)に書いていることでも、真剣に読んでくださり、専門知識を駆使して、渓流斎ブログ以上に立派なコメントを寄せて下さる皆様には特に感謝申し上げます。どなた様か分かりませんが、コメントは、しっかり、読んでおりますよ。

さて、今年、何が一番怒りに駆られたのは何かと、申しますと、WiFiの解約とスマホの料金の高さでした。これは、以前にも何回か書きましたので、ウンザリしている方は、この先はお読みにならないで結構です(笑)。

深い事情や背景については、このブログでは書けませんが、この4月に、初めてモバイルのWiFiの契約をソフトバンク系の「Y!モバイル」としたのですが、丸々、3カ月間は、全く使っていないのに、毎月4319円取られる。そして、精確な判断力もないまま、解約したところ、解約手数料とルーター代を含めて、4万6075円も請求されたのです。

「Y!モバイル」データ通信契約は解約したので、そのまま、同じルーターを使って、SIMカードだけ換えて使おうとしたら、「そういう契約はできません。また、最初からルーターの購入契約もしてください」と、ピシャリと拒否。仕方ないので、友人のアドバイスで、新しいWiFiルーターをアマゾンで検索したところ、SIM付きのNECのルーターが、わずか1万9872円で買えたのすよ!しかも、4万6075円も取られた「Y!モバイル」のルーターよりも性能がいい。
データ通信は、OCNと契約して、5GBでも月間わずか、1566円です。(しかも、毎月コースを変更できます。最低税抜き900円ですよ。)「Y!モバイル」だと、月4GBで4319円ですからね。これで、随分阿漕な商売をするソフトバンクの正体が分かり、孫正義社長も大嫌いになりましたね(苦笑)。

「宣伝に踊らされて、ソフトバンクと契約したお前が悪い」と言われれば、それまでですから、これに懲りて「知的武装」することにして、色んな雑誌を買って、勉強することにしました。

来春、やっと「2年縛り」が切れるので、スマホを買い替えるつもりですが、「実質0円」と「一括0円」の意味が全く違うことも初めて知りました。

SIMフリーの格安スマホと契約すると、キャリー会社の半額の月額で3000~5000円で済みそうですが、何処も通話代が1分間40円と異様に高い。通話が嵩めば、月1万円を超えてしまうかもしれない。しかも、格安スマホは保証の面で不安なところがあります。

私は、今のスマホの機種は、ソニーのエクスペリアを使っていて、まだ2年も経ちませんが、最近、電池の消耗が激しく、すぐなくなってしまいます。専門誌をみてみると、バッテリーの節約方法が載っていて役立ちました。

あと、充電は100%満タンにしてはいけないそうですよ。80%程度でいいそうです。夜寝る前に充電して朝まで充電し続けたりするのは、「充電し過ぎ」で長持ちしないそうです。また、電池はゼロまで使い切らず、せめて20%か、「充電警告」が出てからにした方がいいそうです。

ソフトバンクの悪口を書きましたが、ドコモも酷いですね。あるドコモショップで、「音声専用にガラケー、データ通信にスマホの2台契約すれば、毎月2000円は、安くなります」というので、2台契約しましたが、料金は殆ど変わらない。7月なんかは、1万円を軽く超えてしまいました。しかも、2台だとやはり不便。この話を、他のドコモショップでしたところ、「2台にしても、あまり(料金)は、変わりませんよ。誰がそんなこと言ったんですか?」と、言うじゃありませんか!

あ、この話、前に一度書きましたね。余程、頭にきたんでしょうね(笑)。

ま、不平不満を言わせてもらいましたので、少しすっきりしました。

皆さんも良いお年をお迎えください。

慰安婦問題、決着か

あっ!!

もう仕事収めて、年末年始休暇に入った方も大勢いらっしゃることでしょうね。

昨日は、ソウルで歴史的な政治決着がつきました。慰安婦問題について、日本と韓国の両政府が合意したのです。

「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したといいますが、「不可逆的」とは、普段、化学や医学で使われる専門用語です。英語で、irreversible です。私は、表が白っぽい、裏が黒っぽい「リバーシブル」のカーデガンを持っていますが、ir は「その逆」「その反対」の接頭辞ですから、裏返しできない、逆転できない、という意味になります。この他に、撤回できない、取り消しえない、という意味もあります。今回は、後者の意味でしょう。

そんな科学用語を政治の世界で使うとはよっぽどのことですね。

内容については、安倍首相が「心からのお詫びと反省の気持ち」を表明し、韓国政府が設立する財団に日本が約10億円拠出するというのが骨子です。まだまだ、細かい点で、侃々諤々の論議があるようですが、私のような天邪鬼で皮肉屋でさえも、素直に「よかった」と感心しています。

どちらかと言えば、私は韓流ドラマや韓流音楽には全くと言っていいくらい、興味がないんで見たり聴いたりしませんが、隣国同士、仲良くするに越したことはありません。両国の文化交流や渡航が深まり、信頼関係が生まれれば、素晴らしいことだと思っています。

ついでに、この際、対馬で盗まれた仏像も返してほしいですね。

寒暖差28度!

Rainbow

 「びっくりポン!」さん、コメント有難うございました。このブログはそんな大したもんじゃないですが、過分のお言葉痛み入りまする。

 さて、昨晩ラジオのニュースを聴いていたら、米国南部、中西部で大型竜巻と大雨洪水が発生して、死者が14人(今日時点は22人)に及んだとの報道がありました。

 ちょうど、米国に住む友人今村君も南部の当該州に当たっていましたから、状況を心配して、メールを打ってみました。(あとで分かったのですが、現地時間は午前5時頃でした)

 すると、1時間ぐらい経ってから、「お蔭さまで大丈夫だ」という返信が来て、安心しました。現地時間午前7時前ですから、6時半前には起床していたのでしょう。早起きですね(笑)。

 さて、彼のメールによると、クリスマスは、南からの暖気で暖かかったけれど、北西からの寒気と衝突して、数日で、摂氏27度から氷点下1度まで急降下する可能性もあるといいます。

 「大陸性の気候は凄いよ。俺の記憶では25年前にも、1日で同様の気温の急降下があったよ」

寒暖差が28度もあると、体調を壊す人が多いでしょうね。

 大陸は、何でも桁違いなんです。

 逆に大陸だからこそ、桁違いなこともするんでしょうか?

 米国、中国、ロシア…みんな大陸でしたね(笑)。

高浜原発が再稼働とは

上野「連玉庵」

 今年は暖冬のようで、私が住んでいる街では、昨日も今日もポカポカ暖かい。日中の気温は17度とかで、11月並みだとか。

 この気象が、良いのか、悪いのか…、やはり、暖冬ということは、地球温暖化ということなんでしょうね。(もっとも、私の部屋は、鬼門の東北に位置しておりますから、太陽の光も差し込まず、寒いったらありゃしませんけど=笑)。

 これは、日本だけでなく世界中の傾向のようで、ニュースで、ニューヨークは、21度とかで、若者が半袖姿で涼しい顔をしているのをやってました。
 私なんか、思わず、「あいつら、何食ってんだろうなあ」と毒づいてしまいましたけど、これは、失言。いけませんね。

 今年、11月30日から12月11日まで、国家非常事態宣言が引かれたパリで開催されたCOP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)では、パリ協定が締結されました。2020年以降、産業革命前との比較で気温の上昇を1,5度以内とすることを目指して、途上国を含む196の加盟国・地域は、温暖化ガス削減目標と国内対策を作成して、履行状況を報告する義務を負うことになりました。

 ただ、からくりがあって、報告義務はあっても、削減の義務まで踏み込まれなかったようです。このため、今世紀末まで2・7度以上上昇するのではないかという試算もあるそうです。

 となると、ますます、地球温暖化が進むわけです。

 これではいけない、と日本も2030年までに温暖化ガスの排出量を13年比26%削減すると、国際的に公約しました。

 しかし、具体的にどうやって?

 昨日24日、福井地裁は、高浜原発3、4号機の再稼働を認める歴史的判断を下しました。原告団は控訴するそうですが、座頭胴元の関西電力は、今日25日には核燃料を搬入し、来年1月下旬の再稼働を決めているようです。

 福島原発事故で、まだ、自宅に帰れず、バラバラになった人が何万人もいる現在、果たして、4年前の「教訓」は生かされたのでしょうか?いつもの日本人と同様に「喉元過ぎれば、熱さ忘れる」なんでしょうか?

 国際公約を「錦の御旗」にして、政治屋と原発屋の利権争いが地下で蠢いているような気がします。

情報漏洩

秋桜 droit d´auteur par S.M.
 天長節。
 ラジオや街中で、クリスマスソングが流れる今日この頃です。

 今年も終わりですね。例年ですと、渓流斎ブログは、毎年この辺りは、「今年の回顧」をしていたものですが、2015年は、自分の一生にとって一番心に残る年になってしまいました。

 それは何かと言いますと、あまりにも個人的なことで、「知る人ぞ知る」話ですし、そもそもどなたもご興味ないことでしょうから、こういった「公の席」(笑)での発言は差し控えさせて頂きたいと思います。ただ、自分の「人生観が180度変わった」ということだけは、付記しておきます。

 昨日、本屋さんに山積みになっていた本を立ち読みしていたのですが、結局買わず仕舞いで、タイトルも忘れてしまって残念です(笑)。思い出したら、買ってもいいくらいです。それは、翻訳本で、いかに、グーグルやフェイスブックなどのIT巨大企業が、いとも容易く一般庶民から高官権力者に至るまで情報を収集して、ビッグデータとして、米国の国立何とか図書館にすべての情報を寄贈していることが書かれていました。

 例えば、ブログなんかに、写真をアップしたりすると、その写真がいつ、何処で撮られたのか、位置情報ですぐ分かってしまうそうですね。ブログだって、いくら匿名で書こうが、本人が住んでいる住所から電話番号まで分かってしまうそうです。メールなんか、内容は、すべて「保存」されているそうですよ。

 国民背番号制になれば、番号を入力さえすれば、その人の年齢、職業から、学歴、趣味、既往症、犯罪歴、結婚歴まですべて分かるようになることでしょうね、きっと。

 年末恒例の「新語・流行語大賞」で、大賞は「爆買い」と「トリプルスリー」に決まりましたが、私は、「爆買い」は知っていても、「トリプルスリー」は知りませんでした。その他の候補作を見てみると、ほとんど知らない言葉ばかりでした。それだけ、今年は自分自身が、世間に疎かったということです。空白期間がありましたからね。

 候補作の中に「ミニマリスト」という言葉があり、最初はさっぱり意味が分かりませんでしたが、ベストセラーになったジェニファー・L・スコット著「フランス人は10着しか服を持たない」の影響もあったのか、とにかく、部屋の中に究極のモノ以外は、一切所有しない人たちのことを指すらしいですね。断捨離の到達点かもしれません(笑)。

 本は所有せず、キンドルか何か入れて読み、音楽は、iPodかiPhoneにお気に入りの曲だけを入れる。あとはスマホかタブレットさえあれば、テレビも見られるし、ラジオも聴けるし、写真も写せますし、録音もできますし、コミュニケーションもできますし、何でもできますからね。

 そういう私も、スマホの毎月のデータ制限の3ギガを先月は超えてしまい、極端にのろくなってしまいました。新しく、契約し直したWiFiは、大嫌いなソフトバンク系以外のO社の月5ギガのコース(1566円)を選んだのですが、半月で5ギガを超えてしまいました。もう、アディクトです。

 どうせ、「ビッグブラザー」は、私がどんなユーチューブを見ていたかとか、全て情報を収集していることでしょう。

 私が見るサイトにくっついてくる広告は、買えないけど、最近よく見ていた高級腕時計の広告ばかり反映されます。

 パソコンやスマホで検索すると、何処までも、何処までも、何処までも、追いかけてくるという証拠です。

 我々は、何処にも逃げられない狭い世界で、他人の顔色を窺って生きているということでしょうか?

文句一つあり

Iyeiyasu Takuwaga

彼奴は、本当に大嘘つきで、大嫌いですよ。顔を見るだけで吐き気がします。

 現に、「120%出ない」と言っていた酋長選に出馬して当選したではありませんか。

 「引退する」と宣言したって、誰も信用していませんよ。来年の藩選抜選挙に立候補するに決まってますよ。

 その証拠に、昨晩は、早飛脚を飛ばして東進し、時の最高権力者である正一位関白太政大臣と、高級料亭「一力茶屋」で密談したというではありませんか。恐らく、「ムッフッフフ…紀伊国屋、おぬしもワルじゃのう…ムワッハッハッ…」なんてやっていたことでしょう。

 だらしないのは、電気紙芝居屋、電子紙芝居屋、素粒子紙芝居屋連中です。早速、視聴率やら頁観を稼げる役者は他にいないとばかり、手ぐすね引いて彼奴のことを待っているというじゃありませんか。

 電気紙芝居屋は特に、時の権力者とべったりですからね。宣伝投資者の顔色を窺ってばかりで、藩閥政治の批判精神のひとかけらもない。何をやっても儲かればいいという地球規模主義に染まっています。

 えっ?彼奴って誰かって?

 そりゃあ、アタシだって、検索すれば、すぐばれるような書き物はしませんよ(笑)。

 何しろは、彼奴は引退して、もう公人ではなく「私人宣言」していますからね。それに何と言っても、彼奴は、他人に変わって弁ずることを生業にしているらしいですから、大嘘や屁理屈やゴネ押しはお手の物といった感じですからね。何しろ、わずか一ッ時の直談判でさえも、千両も取るという噂じゃありませんか。

 おーこわ、おーこわ。

 何処かの国では、権力者の噂話を書いただけでも、逮捕されるらしいじゃないですか。

 せめて、我が国だけは、そんな前近代的な振る舞いだけはしてほしくないものです。

日本も財政危機?

銀座・てんぷら「阿部」 ランチかき揚げ丼 1000円=主人は「なだ万」仕込み 旨くて安い

米国が、というより、中央銀行に当たるFRBが、政策金利を9年半ぶりに引き上げましたね。いわゆる「ゼロ金利」が解除されて、金利が年0.25~0.50%に上がるというわけです。

経済大国、世界一のアメリカが世界に与える影響は、甚大(笑)なものがあります。「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」といったことわざ(?)がある通りです。2008年のリーマン・ショックと呼ばれた金融危機から7年たって、ようやく危機を脱したということなのでしょうね。利上げについては、昨年から盛んにアドバルーンが上がっていたので、市場関係者も冷静だったようです。

しかし、新聞や雑誌を見てみると、アナリストとか評論家とか学者とか称する人たちの意見が、何かバラバラで何を信じたらいいのか、さっぱり分かりませんね。

ある人は、「このまま、日本の株は上昇し、2万円回復は確実。3万円も圏内」と言えば、ある人は「日経平均は1万5000円にまで落ち込むのではないか」と指摘する人もいます。

ラジオを聴いていたら、ある評論家が「米金利上昇によって、ブラジルに投資していたアメリカのファンドが引き上げて、ブラジルの経済が混乱するのではないか」と予想していました。

ブラジルといえば、来年、リオデジャネイロでオリンピックを開く国でしょ?財政破綻したら、五輪開催できるのでしょうか。そうでなくても、競技場施設の工事が遅れている噂が飛び交っているというのに…。

しかし、この話、決して他人事ではありません。

ある週刊誌を読んでいたら、某作家が「このまま、少子高齢化が続けば、日本は2020年以降に財政破綻する」とのご託宣を自信満々に語っておりました。国債や借入金を併せた国の「借金」が1000兆円を超える中、消費税を欧州並みに20%~30%ぐらいに上げなければ日本は破産するといった趣旨でした。

2020年といえば、まさに東京オリンピックが開催される年じゃあーりませんか。

ブラジルの災難を他人事のように見ていたら、確実に火の粉が日本に襲ってくるという予言なんでしょうか?

超破格な腕時計

Hakodate

 最近の新聞を見ていると、やけに、高級時計の広告が目につきます。クリスマスが近いのでプレゼント用なのかもしれませんが、高級時計業界にとっては、年に一度の書き入れ時かもしれません。

 私は、腕時計は1万円ぐらいでも何でも、使えればそれで結構、というタイプでしたが、先日見た映画「007」のジェームス・ボンドが、昔から変わらず、(長期契約で?)「オメガ」の時計をはめているので、ほんの少し、腕時計が気になって、しばしば時計の広告を眺めるようになりました。

 まあ、世界中の男性が憧れる究極のブランド」は、やっぱり、「オメガ」じゃなくて、「ロレックス」なんだろうなあ、と私は確信していました。何しろ、100万円とか200万円、中には500万円以上する代物がありますからね。

 それとも、盛んに宣伝している最近人気が高まっている「ウブロ」もいいかな、「フランク・ミューラー」も変わった文字盤してるなあ、と見るだけでも楽しくなってきました。(とても買えませんから、見てるだけ=笑)

 すると、友人のA君が「ロレックスやウブロなんて目じゃない時計があるよ」というではありませんか。
 「何、それ?」と私。
 「パテック・フィリップだよ、調べてごらん」

 早速、検索してみました。何と、最高3,980万円の時計がありました。398万円じゃありませんよ。マンション1戸買えちゃうじゃありませんか。とんでもない値段です。消費税10%になったら、笑ってしまうほどの税金で、税金額だけで、半年は遊んで暮らせそうです(笑)。

 一体、どんな人が愛用しているのか、調べてみると、出ました、出ました。ヴィクトリア女王、ローマ教皇、アインシュタイン、ワグナー、チャイコフスキー、トルストイ、ブラッド・ピット、ウオルト・ディズニー、そして、プーチン大統領、それに大正天皇、昭和天皇、今上天皇までお召しになっているとは!さすが「世界最高峰」と呼ばれる時計だけあります。

 待てよ、待てよ。出ました。パテックフィリップ創業175周年を記念してつくられた「グランドマスターチャイム」は世界限定7本で、な、な、な、何と3億900万円ですって!

 本当に、一体、どなたがお買いになるのでしょうか?

 昔の「3億円事件」があった頃(1968年12月)、「3億円もあれば、一生、暮らせる」という時代でしたが、あれから50年近く経ち、3億円では時計一本も買えない時代になるとは…。