大分県教員採用汚職事件は何故発覚したのか?

 大分県教員採用汚職事件。事実が次々と明らかになるにつれて、唖然を通り越して、慄然としてしまいます。

自分の子供かわいさだけのために、小学校の校長、教頭ともあろう者が、いや、むしろその地位を利用して県教育委員会の幹部に賄賂を渡して、合格させていた。その代償が300万円から400万円。ここ2年の教員採用試験合格者81人のうち、何と半数の40人も、県議会議員や地元選出の国会議員秘書や校長らの「働きかけ」で、点数を水増しして合格させていたとは…!

本来なら合格していた40人の受験生にどう申し開きできるのでしょうかね?

 

ただ、誰にでも、想像できるのは、これが、わずか、この2年の出来事だけですますことができるかどうかという問題です。もう何年も、何十年も「慣習」として、行われてきたのではないでしょうか?

そして、これが、単に大分県だけに限った問題なのかどうか?教育熱心な福沢諭吉を輩出した大分県だけが特別だったのかー?誰も、そんなことは思わないでしょう。他の県も怪しいと思っているはずです。ただし、これが「パンドラの匣」になって、とんでもないことになってしまうでしょうね。

贈賄側の校長先生自身も、実はその親にお金を払ってもらって裏口から教員になったりしているかもしれません。主任ー教頭ー校長と昇進する度に莫大な裏金を払っていたのかもしれません。疑えばキリがありません。

 

収賄側は当然として金品を受け取っていたのでしょうが、贈賄側は「300万円で永久就職できるのなら、一年で元が取れるから安い買い物だ」と嘯いている者もいるようです。

皮肉に言えば、贈収賄は日本の文化。贈収賄の枠に入れない人間だけが文句を言っているのかもしれません。

それにしても、何十年も「秘密結社」として情報が漏れないように鉄壁の団結を誇ってきた「教育界」なのに、何で今頃になって、情報が漏れて発覚したのでしょうか?

 

私はむしろそちらの方に興味があります。

意外に注目されている中目黒

公開日時: 2008年7月13日 @ 09:56

先月、初めて、友人と中目黒で飲んだのですが、最近、妙に中目黒が注目されていますね。

今、ときめく、山田優と小栗旬のゴールデンカップルが中目黒で密会しているのがキャッチされたそうですし(一体何処なんでしょう?)、先日も酔った陸自の一等陸佐が中目黒のプール付き豪邸で変死しているのが発見されたりしました。

 

山田優と小栗旬と書きながら、実は、最近、ドラマは全く見ていないので、彼らのことほとんど全く知らないんですよね。それでも、流行に後れないように、思い切って背伸びしています(笑)。好奇心がなくなれば、枯れてしまいますから。

 

もう一つの、中目黒駅近い豪邸については、今の時代に都内にプール付きの豪邸を持つ身分の人とは一体どんな人なのだろうかと興味津々だったところ、しっかり、某夕刊紙が報道してくれて、喉につかえた小骨が取れる感じでした。知らなかったのですが、中目黒は都内有数の高級住宅街で、件の豪邸は敷地2300平方メートルもあるそうです。地元不動産によると、資産価値は時価10億円は下らないそうです。ま、関係ないですけど…。

この白亜の大御殿の持ち主のことも書いてありました。西新橋に本社を構えるペリカングループの総帥なんだそうです。「ペリカン石鹸」をはじめ、ビジネスホテル、駐車場、パチンコ等多角的に事業を行い、年商180億円の企業グループだそうです。

総帥は1949年の丑年生まれで、丑年生まれの企業経営者と「尋牛会」という勉強会を作っており、メンバーに、はごろもフーズやコクヨなどの社長が名を連ねているそうです。

このブログは、海外や地方の読者の皆さんが多いのに、また東京ローカルの話で失礼致しました。

渓流斎を囲む会の続報

 

先日、17日(木)18時からの「渓流斎を囲む会」を告知したところ、数人の方からお声をかけていただきました。どなたもいらっしゃることはないと思ったので、想定外でした。

 

会場の北大塚の「串駒」は、知る人ぞ知る評判の居酒屋で、すぐ満席になってしまうということですので、せっかく来ても入れないといけませんので、結局、予約することにしました。二階ですと、10数人は入れるそうです。お店の人からも、「人数だけははっきりしてください」と言われてしまい、最初の方針を変更して、予約することにしました。

 

ということで、このブログを見て、参加されようと考えている方は、「通りすがり」の方でも、できましたら、ハンドルネームで結構ですから、コメントにでも、投稿してくださいね。「人数」に入れさせて戴きます。

 

果たして、公共のブログをこんな私的に使ってしまっていいものなのでしょうか?(笑)

 

念のため申し上げますと、「囲む会」は、そんな堅い会ではなく、単なる暑気払いであることには変わりません。皆さんがお会いしたい調布先生は参加される予定です。

保険業界の裏

普段、ラジオを聴いていますが、如何せん、「ながら」で聴いて、しっかりメモを取っているわけではないので、細かい所まで、ここに書き写せないのが残念です。とても、重要な情報を発信していたりするのです。

 

例えば、今、大分県で教員採用試験を巡って贈収賄事件が世間を騒がせていますが、教育評論家の尾木直樹氏が、某ラジオに出演して「昔は、そう20年か、30年前は、教頭になるのに60万円、校長になるのに100万円かかっていました」と爆弾発言していたのです。これが事実なら大問題になるはずなのに、あまり話題になりませんね。

 

実はこの尾木先生は、私の高校時代の現代国語の先生でした。とても、小柄の人で、教壇に立っても後ろから見えないほどでした。(嘘です)

 

先生の授業内容なぞ、もうとっくに忘れてしまいましたが、教科書には全く関係ない話ばかり覚えています。例えば、先生は、メキシコの画家シケイロスに相等入れ込んでいて、突然、大きな画集を持ってきて「シケイロスはすごい。シケイロスはすごい」と言うのです。顔に目と鼻も口もないのっぺらぼうの男が勢いよく立ち上がっているような絵とか、何か抵抗運動する民衆の象徴のような壁画の写真を見せながら熱弁を振るっていたことを思い出します。

 

もう一つ、昨晩聴いていたラジオ番組で、「保険業界の真相と裏」みたいな特集をしていました。これまた、単に聞き流していたので、どなたが話していたか名前も忘れましたが、某大手保険会社でセールスを20年間続けた後、フリーで保険代理店をやっている人でした。

その人によると、保険というのは、プリペイドカードを買ってもらうようなものだそうです。しかも、スイカとかパスモのような安いカードではなく、いわばベンツなど最高機種の外車を買ってもらうようなものだというのです。しかも、保険会社は、お金と引き換えに現物を提供するわけではなく、最後まで「納車」しなくてもすんだりする。こんな美味しい商売はない。保険は、博打みたいなもので、保険会社は胴元みたいなもの。会社は損しないカラクリになっている。なるべく沢山のはずれ籤を売れば売るほど儲かるというのです。

「60歳以上でも誰でも入れます。安心、安全」なんて盛んにコマーシャルしている保険なんて、生命保険ではなく、損害保険なのだそうです。保険会社など最初から利益を確保してから、雀の涙ほどのおこぼれを庶民に分け与え、ひどい時には、顧客が請求してこないことをいいことに、保険料を払わなかったりします。そういえば、あれだけの量の宣伝を垂れ流していて、一体誰がコマーシャル料を払うのかと思ったら、最初から天引きされていたんですね。

おっと、ここまで、書いていて、このブログの熱心な読者の方の中で、保険業界に勤めている方もいらっしゃったことを思い出しました。もちろん、反論をお待ちしています。どうか真実を啓蒙してください。

 

そのフリーの保険代理店業者によると、結局、どんな保険に入ったらいいか迷ってしまいますが、一番いいのは、奨める保険会社の人と同じ保険に入るのがいいというのです。「相手の保険証書を見せてもらうことです。こちらは、年収まで情報開示しているわけですからね」と説得力のある御託宣でした。

ちなみに、私は、一昨年に、加入していた大手保険会社の保険が一気に2・5倍近く保険料が値上がったのを契機に解約してしまいました。

酒席研究員

 

 

 

昨晩は、新橋の有名な居酒屋「魚金」で、またまた痛飲。でも、2次会で留めたので、帰りは分かりました。いつも、痛飲すると、どうやって帰ったか、分からないんですからね(笑)。

 

集まったのは、幹田君、大坂君と会社のOBで今、桜美林大学で非常勤講師をしている山神さんと私の4人。幹田君は、私の会社の同期で、数年前に退社して、今はネット専門配信のニュース会社の編集主幹を務めている人。大坂君と私はその彼の編集の仕事の手助けをちょっとしている。私が初対面の山神さんは、これから本格的に展開するために、この仕事に引き込もうと、幹田君がどうやら考えているらしいといった関係でした。

こんなことを書いても、知らない人にとっては、どうでもいい話かもしれませんね(笑)

 

ネット専門ニュース会社は、まだまだ勃興期で、会社としてまだ体をなしていません。一応、この会社も有限会社として登記はしていますが、ほとんど契約社員かアルバイトばかりで、経営がしっかりしていません。それでも、ヤフーなどにニュースを配信しているため、月間1000万件もアクセス数があり、知る人ぞ知る会社になってきました。

 

そこで、幹田君は、経営体制を磐石にするために、人材をどうするか、頭を痛めているのです。一番理想的なのは、読売新聞の務台さんのような「販売の神様」を入社させて、広告収入を安定させることです。株式会社ではないので、資本関係は分かりませんが、この会社は、中国人と日本人の二人の「創業者」がいて、この二人をどうしたらいいかという話にまでなりました。創業者は、このまま、片手間で何とかやっていけばいいというタイプで、他の仕事を持っているので、この会社だけに専属になって発展させていこうという意思があまりありません。

 

しかし、ネットの世界は「1」か「0」の世界です。1位にならなければ、「惜しくも2位」では全く意味がないのです。幹田君の会社のライバルにS社がありますが、こちらは月間4000万件もアクセスがあり、月間○○億円も売り上げがあるのに、彼の会社はそこまでいきません。ところが、今では先行するS社より、彼の会社の方がネットで注目されてきたので、S社から彼の会社にトラバーユしてくる人もでてきたそうなのです。

これからがチャンスなので、どうしようかという話になったのです。経験と人脈のある山神さんと「販売の神様」が入社すれば、飛躍的に発展するのではないかと幹田君は話していましたが、これからどうなるのでしょうかね。私も楽しみです。

 

ところで、山神さんがほぼ毎日愛読しているブログあるというのです。それは、住信基礎研究所主席研究員の伊藤洋一氏http://arfaetha.jp/ycaster/と双日総研主任エコノミストの吉崎達彦氏http://tameike.net/の2つです。伊藤氏は、最近マスコミに頻繁に登場する有名人なのですが、私の会社のOBだったとは知りませんでした。もっとも幹田君の方はかつて伊藤氏と同じ部署にいたので、よく知っている人でしたが。

吉崎氏は私も面識のある人で、大昔に私のブログでも取り上げたことがあります。

 

でも、ブログを読まれる方は本当にご熱心に複数読まれているものなんですね。山神さんは「ブログには誰と会ったか書いているので、こんな人と繋がっているのかと分かって面白い」とおっしゃるのです。

私は書く方が専門で、実は他の人のブログはほとんど読まないんですよ。

 

 

ですから、私のようなブログを読んでくださっている方には本当に感謝しています。私は主席研究員でも何でもなく、単なる酒席研究員なものですから…(笑)

調布先生に学ぶ人生講座

 

 

 

先日「渓流斎を囲む会」を告知したところ、早速、北海道に住むAさんからメールを頂きました。

「是非参加したいのですが…」というのですが、もちろん、遠路遥々、難しい…。分かってます。こうして、メールを頂くだけで、本当に嬉しかったです。有難う御座いました。

Aさんの許可なく、ちょっと内容をばらしてしまいますと(笑)、私に会うというより、会にどんな人が集まってくるのか見てみたいとおっしゃるのです。そして、特に、会ってみたいのが、「調布先生」なんだそうです。さすが、Aさん。もてますね、調布先生は。

小生のブログの長年の読者の方はよくご存知だと思いますが、調布先生は、もちろん、実在の人物で、知る人ぞ知る大人(たいじん)です。でも、私もちょっと、魅力的に書きすぎたかなあ、と反省しています(笑)

小生の人生の師なので、色々と教科書や書物には書かれていないことで、教授を受けてきました。調布先生がいなければ、今頃、とっくに会社を辞めて風来坊になっていたことでしょう。

調布先生は生粋の京都人です。司馬遼太郎が、京都の長老に取材した際、「この間の戦さは大変だった」というので、太平洋戦争のことかと思ったら、「鳥羽伏見の戦い」だと分かった、とエッセイに盛んに書いてますが、調布先生の場合、「この間の戦さ」とは、1467年の応仁の乱のことを言うのです。半ば、冗談ですが、物事の事象を百年単位どころか、五百年単位の深さで俯瞰する人なのです。

ああ、また、よく書きすぎてしまいましたね(笑)。

調布先生の言行録の中で印象的なものに、「人はどこでつながっているか分からないから、悪口を言ってはいけませんよ」というのがあります。他社の人に、全く接点がないと思って「おたくの佐藤さんはひどい人ですね」何て口をすべらせようものなら、佐藤さんは、その人の直属の上司の弟の親友の孫の保証人(笑)だったりして、左遷されたりしてしまうのです。「人に会ったら、誰でも、いい人ですね、いい人ですね、と褒めていればいいのです」。それが世間の荒波を乗り切る方便だといのです。さすが京都人。

最近、調布先生が口にするのは「人間、看板だよ。皆、看板で仕事してんだよ」です。○○銀行の取締役、天下のNHK記者、大手商社、それに画家も作家も名前という看板があるから商売ができるのです。看板は大きければ大きいほどいい。暴力団でさえ、最大広域組織のバッジや法被を欲しがるのです。しのぎが遣りやすいからです。皆、看板のおかげなのに、自分が偉いと勘違いしてしまうのです。

私は小さな看板で仕事をしているので、この話は分かりすぎるほど分かります。

サミットの3F問題

 洞爺湖

 

 

 

いよいよ、今日7日、七夕からサミットが始まりますね。

 

偉い人が世界各国から集まって、何を話し合うのかと思ったら、「3E」とも、「3F」とも言われています。

 

「3E」とは、Economy(経済・金融) Energy(エネルギー) Ecology(環境)のこと。

 

「3F」とは、 Fuel (燃料)Finance(金融) Food(食糧)問題のこと。

これら3つは、相関関係があって、マネーの急激な流動性が投機に走り、ドル安や原油高や食糧価格の高騰をもたらし、環境問題が地球温暖化、食糧危機等に発展するというのです。

識者からこう説明されても、庶民にはよく分かりませんね。経済発展するには、余剰マネーをどこかに振り向けなければならず、トウモロコシや大豆、小麦等の投機に走るのは、自然な流れで、なぜ、トウモロコシ等の価格が高騰するかといえば、石油に代わる代替バイオ・エネルギーとして注目されるようになったためで、この期に及んで「家畜の飼料になるべき穀物が車に回っているのは何事か」という反発も聞かれるようになりました。

要するに、3Eも3Fもすべて、密接に連鎖しているので、この複雑にからまったリングをほどくのには、相当な覚悟と痛みと良心が必要とされます。「石油獲得のために戦争を起こし」「京都議定書にさえ加盟しない」大国が率先して3F問題を解決しようとも、できるとも思えませんね。悲観論ですが。

それではどうすればいいのか?

環境問題の諸悪の根源は人間ですから、問題は複雑です。まさか、皆で息を止めるわけにはいきませんからね。ビル・ゲイツさんのように、早く引退してチャリティー活動に専念するとか、なるべく、自動車やエレベーターを使わないとかして、個人が自分の良心に基づいて生きていくしかないのではないでしょうか。

つまり、サミットの偉い人だけに夢は託せないわけです。北極の氷が解けて彷徨うホッキョクグマや、南極の氷が解けて、地肌がむき出しになった所でうろたえているペンギンの姿を見れば、同じ地球に住む人間として責任を感じないわけにはいかないのです。

太宰治没後60年

私は、基本的に花なら何でも好きです。

 

春は菜の花や桜やチューリップ、夏は向日葵、秋は秋桜、冬は寒椿…ありふれていても、季節を感じ、生きていてよかったと思います。花は人を裏切りませんからね。

花というといつも思い出す逸話があります。

中原中也が、酔って、太宰治にからみます。

「おめえは、いってい、何の花が好きなんだよぉ?」

中也と太宰は、昭和初期、同人誌「青い花」の同人でしたから、その会合か飲み会の席だったのでしょう。

太宰は多少、どもりながら答えます。

「も、も、も、桃の花…」

顔を真っ赤にして俯いています。

「なあにぃー!?桃の花だとー!?」 中也はからみます。

「だから、おめえは、軟弱だって言われるんだよ!」

この最後の「軟弱」が、「女々しい」だったかもしれませんが、とにかく、罵倒された太宰は何も答えられなかったようです。

私は、その場に同席したわけではないのに、まるで一緒にいたかのような錯覚に襲われることがあります。

花を見るといつもこの逸話を思い出して、一人でニヤニヤしてしまいます。

普通、一番好きな花に「桃の花」を挙げる人はいません。太宰の天才的触感を感じてしまいます。

今年は太宰没後60年、来年は生誕百年。久しぶりに読み返しています。

渓流斎を囲む会

地味に告知致します。

 

ついに「渓流斎を囲む会」を実施することにしました。私は有言実行の男です(笑)。

7月17日(木)18時から

場所は、東京・北大塚の「串駒」(豊島区北大塚2-32-25、電話03-3917-6657)です。JR大塚駅北口から5分くらいです。詳細は下のアドレスをクリックしてください。

http://www.kappore.co.jp/sakabayashi/kushik.html

 

普段から、渓流斎翁に文句がある人、異論がある人、多士済々だと思われます。そこで、申し訳ないのですが割り勘なので、一席を設けるわけではないのですが、時間と場所を決めたわけです。

 

小生のブログの読者は海外や地方の方も多いので、恐らく、どなたもいらっしゃらないと確信しています。ですから、「串駒」は人気店で、他のお客さんで満席になると思いますが、予約もしません。ふらっと来たら、渓流斎がいた、といった感じになると思います。(ただ、妙齢の美女が現れるのではないかという未確認のhigh profile 情報があります)

 

セレモニーも何もありません。ただの呑兵衛がお酒を飲んでいるだけです。

やはり記者はネット・チェッカーでした

 

北京五輪米国代表選考会で、北島康介の最大のライバル、ブレンダン・ハンセンが競泳二百メートル平泳ぎで落選しました。そのことについて、北島のコメントが各紙に載っていましたが、(本人の公式ホームページから)という断り書きが付いていました。

 

http://www.frogtown.jp/kosukemail/2008/0704.html

 

やはり、今の記者は、ライターではなく、ネット・チェッカーに成り下がっていたのですね。

 

北島康介選手の公式サイトを見ると、次原悦子さん率いるサニーサイドアップにマネジメントを任せているようですね。http://www.ssu.co.jp/home/index2.html この会社は、自分達の都合のいい情報しか流さない、とマスコミ人からはすこぶる評判の悪い会社です。と私ははっきり書いておきましょう。

この会社には、あの有名なサッカーの中田選手も所属していて、彼が引退宣言したのは、マスコミを通じてではなくて、自分の公式サイトでした。ただし、サニーサイドアップ側から、各マスコミに電話で、「中田が引退発表をしましたので、公式ホームページを見てください」と連絡があったという話を業界関係者から聞いたことがあります。

そう言えば、宇多田ヒカルの離婚発表も自分のHPでしたが、これも各マスコミに連絡があったとか、なかったとか。まあ、各人、マスコミを利用したい時は、積極的にアピールするものなんですね。

北京五輪サッカー日本代表の24歳以上のオーバーエージ枠で神戸の大久保が代表入り招集を断念したというニュースがありました。「右ヒザ故障のため」というのが、表向きの理由でしたが、夕刊紙を読んでいたら、J1神戸のオーナーである楽天の「ドケチ」三木谷浩会長が、「大久保は、J1残留のために、代表に貸し出すことができない」と、鶴の一声で決まったというのです。そんなこと、一般紙のどこの社も書いていませんでしたね。真相が分かりませんが、こちらの方が説得力はあります。

情報の伝達については、つくづく考えさせられます。今「新聞と戦争」(朝日新聞出版)を読んでいるので尚更です。1931年9月の柳条湖事件(満洲事変)を境に、新聞は軍部発表の言いなりになっていきます。ミッドウエーで大敗したにも関わらず、アッツ島で玉砕したのにも関わらず、新聞は大本営発表そのまま「勝った、勝った」と報道しました。

もちろん、ブログの情報も頭から信じてはいけませんよ。北島のコメントも本人が直接書いたかどうか分かりませんからね。