生きられるだけ生きよう

ローマ

北海道に住むSさんから「あなたのブログが、もっと、夢と希望に満ち溢れ、プラス志向で、楽しい話題だったら、もっともっとアクセスしてくれる人が増えるのではないでしょうか」という貴重なアドバイスを戴きました。

うーん。

「楽しいこと」と言っても、あまり思い浮かびませんね。「今の世の中、治安が乱れ、若者は、電車の中で座り込んで携帯で大声で話しをして、男の子が、耳や唇にピアスして、モラルのひとかけらもない。ひどすぎる」とすぐ周囲のせいにしてしまいます。

以前、朝日新聞の漫画で「フジ三太郎」というのがありましたが、我らのヒーロー、三太郎さんは、バニーガールのお姉さんと一緒にラインダンスを踊っている夢をよく見ていました。

私もそんな夢しか思い浮かびません。情けないですね。ピアスの若者以下なのかも。

そこで、気持ちを引き締めて…。

 

「出会いとは、結局のところ、他者を介しての自分自身との出会いなのである」ー小林司

「生きるだけ生きよう 草 萌ゆる」-山頭火

「行き行きて 倒れ 伏すとも萩の原」-曾良

「悲しめるもののために みどりかがやく 苦しみ生きむとするも ものために ああ みどり輝く」-室井犀星

「相手に魅力を感じないで付き合うなど これ程しんどい話はあるまい」-陳舜臣

自転車は走る凶器?

ポンペイの犬

交通事故に遭ってしまいました。いや、大袈裟でした。すみません。自転車にぶつかってしまったのです。まあ、こちらが悪いのですが、路地から「歩道」に飛び出したところ、右から来た自転車に轢かれ、転倒してしまったのです。こちらも考え事をしてボーとしていて、周囲に気を配らなかったせいでした。でも、まさか、自転車がくるとは…。

何処でも事情は同じでしょうが、自転車が、「歩道」を我が物顔で飛ばしています。こちらが普通に歩いていても、後ろから、チリチリ鳴らされて、憤慨したことがあります。私の住む所は、民度が低いせいか、夜間でも電気をつけずにいきなり自転車が目の前に近づいてくるので驚いたことがあります。

第一の原因は道路事情でしょう。車道も歩道も狭すぎます。車道はやっとトラックがすれ違う二車線。歩道は人がやっとすれ違うことができる幅。北海道の歩道は、関東地方の車道と言ってもいいでしょう。人にも自転車にもぶつかることはまずありませんでした。

そもそも、最近、道路交通法を改正して、歩道の自転車走行を認知しようとしていますが、異国では考えられないことです。ローマでも上海でも、自転車は車道でした。自転車はある意味では、自動車と同じように走る凶器なのです。

歩道は、人間が安心して歩ける道路です。子供もいれば、お年寄りもいれば、足の不自由な方も安心して歩けるようにしなければなりません。

何か説教じみた話になってしまいましたが、先日、ラジオの深夜便を聞いていたら、明石アナウンサーも、歩道を歩いていたら自転車にぶつけられそうになった話をして、やはり、自転車が歩道を走るのはおかしいと提議していました。

それなら、自転車道を整備すべきだという人がいるでしょうね。まあ、それが最善策でしょう。でも、それが物理的に難しい場合、せめて、自転車に乗っている人の最低限のマナーが必要だと思います。自分が歩行者の身になれば分かると思います。

携帯電話を替えましたの巻

ポンペイ

携帯を最新機種に替えました。3年ぶりです。番号も気に入らなかったので、序でに番号も変えてしまいました。本当は、特別な理由がなければ変えてくれなかったのですが、どうしても、前の番号を一生背負いたくなかったので、特別な理由を作って、頼み込んで有料で変えてもらいました。

ホッとしたのも束の間、番号を変えると、携帯メールのアドレスも変えなければならないことを知らされました。

これが、結構面倒くさいのです。私自身、それほど普段からお付き合いしている方は多くはないのですが、それでも、友人、知人、先輩、後輩、同僚、奇人、変人、現地人、土人、インド人(あ、これは間違い)…とお知らせしなければなりませんでした。

しかし、これをきかっけに、久しぶりに、3年ぶりくらいにコンタクトを取ることができた人もいて、収穫といえば、収穫です。

今度の携帯は、いろんな機能が付いています。テレビ電話もできれば、複数で電話で会話できるようです。カメラも監視用に使えるようですし、ゲームや音楽プレーヤーとしても使えるようです。…みんな、ようです。と書いているくらいですから、たぶん、普通の通話とメールしか利用しないと思います。

綾小路きみまろさんの最新刊に出てくる川柳?にこんなものがあります。

ネコに小判、中高年にケータイカメラ

ドキッとしてしまいました。でも、若い人は、使いこなしているようですね。ある人から聞いた話ですが、息子が1ヶ月の携帯費が4万円もかかったそうです。一体、何に使っているのかといえば、ネットで、要するにその筋の番組を見ていたようです。今では「パケット使い放題」のコースができたので、随分、安くなって助かったという話です。

恐らく、日本ほど携帯が普及して使いこなしていて、最新機器が取り揃っている国も世界を見渡しても他にないでしょうね。今度の携帯は、前の機種とは違って、やっと世界中で使えます。

私は、もう、全くついていけませんが…。

 

とほほ…

 カプリ島

今日、A社のBさんから電話があり、「あなたのブログに私の経歴のことを含めて、個人的なことが事細かく書かれているようですが、困るので削除してほしい」との連絡がありました。抗議といったものではなく、とても低姿勢な「お願い」のような感じだったので、こっちがかえって恐縮してしまいました。

いやあ~、もちろんこれは私のミスですね。ご本人に確認することなく、ついつい、書いてしまいました。早速、「削除」の手続きを取りました。

でも、書いたのは、半年以上昔の話です。今更という気がしないではないのですが、今は「検索」という便利なツールがあるので、いつでも、どこでも、どんなときにでも、見つけることができます。こうして書いていても、全世界の不特定多数の人に発信しているという意識を欠いていたことは確かでした。今後、気をつけなければいけませんね。こちらが良かれと思って書いていても、知らず知らずのうちに、善意の加害者になってしまいます。

今後も、権威者や勘違いしている脳天気な人には、歯向かいますが、普通の一般の人を貶めることはこのブログの目的ではありません。これだけは強調しておきたいと思います。

図書館と映画館と時々安い居酒屋

図書館があって、映画館があって、そして安い居酒屋があれば、その街には、日本全国どこであれ、私は百点満点を付けます。好きな街の基準は、最低限、そこから始まります。

帯広も昨年、駅前にとても素晴らしい図書館ができましたし、映画館も居酒屋もあるので、合格点です。

でも、東京は、ゴミゴミしているので、なるべく避けるようにしています。

最近、私がよく行くのは、埼玉県の川口市です。吉永小百合さんが主演した「キューポラのある街」(1962年、浦山桐郎監督作品)の舞台になった所です。東京都北区の赤羽から荒川を渡って一つ目の駅なので、東京からも近いです。

東口は、そごうデパートなど大規模商業施設が林立して、猥雑な感じがしますが、西口にはコンサートホールの「リリア」があり、なかなか文化的な街でもあります。東京に近い通勤圏ということで、マンション建設ラッシュで、人口が50万人を超えています。十勝36万人より多いのです。

私がなぜ、川口に行くようになったのかと言うと、昨年、駅至近距離に図書館ができたからです。ここの図書館も素晴らしいですよ。穴場です。色んな雑誌や新聞がそろっていますし、自習用のデスクも100席くらいあるのではないでしょうか。雑誌コーナーは5階にあり、天井は吹き抜けのような高さで、ここから、川口駅をはじめ、210度くらいの視界が開けています。最高です。

駅から歩いて10分ほどの所にイトーヨーカドーがあり、その3階にシネコンがあります。確か、ここは、間違っているかもしれませんが、以前、サッポロビールの工場の跡地ではないでしょうか。ここで映画「007」などを見ました。この広大な敷地に、多くのマンションが今も建設中です。

居酒屋は、残念ながら、今のところ、まだいい店は発掘していません。誰か一緒に探検してくれる人を募集中です。

本当は、最近、噂が広まって、図書館もだんだん混んできたので、あまり教えたくなかったのですが、書いてしまいました。

昨日はここで、何冊か無闇やたらに雑誌を読みました。いわゆるお堅い総合誌や経済誌ばかりでした。何の 雑誌だったか、確か「ダイヤモンド」か「日経アソシエ」だったと思いますが、誰かが、「ブログというのは、世論が二つに分かれるようなことを書くと、アクセスが多い」といったことを書いていました。その通りですよね。例えば、「防衛省昇格は是か非か」といったことを書くと、私のようなブログにも見知らぬ人からコメントが寄せられました。普段は、コメントはあまりありません。映画が面白かったとか、どこの鮨屋がうまかった、みたいなことしか書いていませんからね。

その人は、「借家か持ち家か。どちらが得か」といったことを書いていました。

雑誌で色んな記事を読んだせいで、誰だったか思い出せなかったのですが、先程やっと思い出しました。山崎元さんという楽天証券経済研究所研究員でした。この人をネットで検索すると、今やマスコミで引っ張り凧の経済評論家でした。転職を12回も経験されている47歳だそうです。

たまたま、この人のブログを読んでいたら、「石原真理子さんの過去の暴露について」考察した文章があり、経済評論家らしい鋭い分析をしていたので、思わず引き込まれて読んでしまいました。

要するに、過去に彼女と関係を持った男性陣が次々と暴露されてしまったわけですが、まさか、落目になって忘れられていた(失礼!)女優が20年も経って、このような暴露本を出すとは誰も想像すらできず、山崎氏は「ちょっと専門的に言うと、男性達は、原資産のボラティリティーと長期のオプションをショートすることの怖さを過小評価した」という、誠にあざとい表現の仕方で、納得させてくれているのです。

いやあ、こんな表現や分析は私にはとてもできませんね。

続きを読みたい方は、ご自分で探してください。

 

年頭の辞

洞爺湖

新年 あけまして おめでとうございます。

ついに2007年の幕が開けましたね。皆さん、希望を持ちましょう。期待しましょう。夢を叶えましょう。

今日は実家に行って新年の挨拶に行ってまいりました。自宅を出て停留所を目指して歩いていると、途中でバスが通り過ぎてしまいました。1台逃すと、20~30分くらい来ないのです。仕方がないので、駅まで25分かけて歩くことにしました。。「すべて、神様の思し召し。なるようになる。すべてが丁度よい。困ったことは起きない」などと、ブツブツつぶやきながら、歩いていると、お金が落ちていました。

1円でしたが、「1円を笑う者は、1円に泣く」という諺が思い浮かび、有り難く頂戴することにしました。交番に届けても、相手にされる金額ではないと思ったからです。その1円は、何と昭和35年鋳造でした。47年前です。どれくらいの人の手を伝わってきたのでしょうか。それでも、ネコババするのが嫌だったので、帰りに近くの神社にお賽銭として追加して入れておきました。

正月というと、昔は、本当に静かでしたが、今は、コンビニが開いているし、今日は、宅急便の人も忙しそうに働いていました。何を勘違いしているのか、某政党の宣伝カーが、スピーカーでがなりたてながら流していました。凧を揚げられる空き地も駒を回す路地も姿を消し、日本の正月の風情がなくなっていることが悲しくなります。

実家に行くと、一昨年に亡くなった父親のノートが出てきました。「人生語録」と書かれたこのノートには、読書家だった父が、読んだ本の中で目についた箇所を記録していたのです。

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目にみえないんだよ」

これは、もちろん、サン・テクジュペリの「星の王子さま」の中の一節で、この物語の骨子になる言葉です。父は、この言葉もしっかりメモしていました。この一節は、自分もブログhttp://blog.goo.ne.jp/keiryusai/e/b000e68950825f9b1ed5778c659890b1

に書きました。そもそも、こういう言葉が好きなんですね。心の糧になったり、勇気付けられたりする言葉が。言葉の力を信じているからです。父親もそうだったのでしょう。「なあんだ。遺伝だったのかあ」と思いました。

これから、おいおい、このブログで父の「人生語録」を紹介していきたいと思います。

今日は、「仏陀の言葉」です。驚きました。「丁度よい」というのは仏陀の言葉だったのですね!

お前はお前で丁度よい

顔も体も名前も姓も お前にそれは丁度よい

貧も富も親も子も息子も嫁もその孫も それはお前に丁度よい

幸も不幸も喜びも悲しみさえも丁度よい

歩いたお前の人生は悪くもなければ良くもない

お前にとって丁度よい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい

うぬぼれる要もなく 卑下する要もない

上もなければ下もない

死ぬる日月さえも丁度よい

仏様と二人連れ お前はお前で丁度よい

心配は天に預けて

トムラウシ山

大晦日だというのに、私のブログにアクセスして戴き、有難う御座います。「よっぽど暇なんですね」なんて憎まれ口は叩きません。私こそ暇なのですから。家族がいないので、一人で新年を迎えます。

最近、テレビをほとんど見ないので、世の中の動きについていくのに遅れがちです。フセイン元大統領の死刑執行も先程、新聞で知ったくらいですからね。

そういえば、最近の流行歌やタレントの名前がすっかり分からなくなってしまいました。コブクロとスキマスイッチとレミオロメンの違いが分かりません。エビちゃん、沢尻エリカ、長澤まさみ…最近、名前は聞きますが、動く姿は見たことがありません。つまり、よく知りません。

先日、気になる記事を見つけました。政権政党の自由民主党本部の収入は262億円。内訳は「税金」である政党交付金が157億円。「政治献金」である国民政治協会からの寄付金が28億円。借入金が30億円。この借金は「りそな銀行」が担っており、このりそなは、2003年5月に、破綻と認定されて公的資金2兆円が注入されたいわば「国立銀行」である。それなのに、りそなは自民党に無担保で融資しているとか。

要するに政治家は国民の「血税」によって支えられているのに、特権意識だけは一人前で、国民に奉仕しようとする精神に欠けていると思いませんか?

来年はどんな年になるのか。期待はなく、不安と心配でいっぱいです。

Xさんからアドバイスをもらいました。

「心配は天に預けてください。あなたは自分自身が思っている以上に守られています。ネガティブな思考は消してください。楽しいことだけを考えてください」

この言葉には随分勇気付けられましたので、貴方に送ります。

皆さん、よいお年を!!

追悼萩原先生

演劇評論家で歌舞伎舞踊作家の萩原雪夫先生が20日に神奈川県藤沢市の病院で亡くなりました。享年91歳。既にご親族のみで葬儀は済まされておられ、先生らしい亡くなり方だなあと思いました。

先生は、歌舞伎の知識がほとんどなかった私にイチから本当に手取り足取り教えてくださった恩人です。歌舞伎の世界では、演劇記者や評論家は、いくら何十年の取材経験があっても「50歳、60歳は洟垂れ小僧」という言い伝えがあります。テレビのようなすぐ忘れ去られてしまう瞬間芸とは違って、歌舞伎の世界は伝統と継承が大事にされます。しかも、メディアを通さずに生の舞台を目の前で見るわけですから、観客もそれだけ鍛えられて目が肥えていくからです。

そんなわけですから、演劇評論家の中でも「六代目を見たことがある」というだけでも、もう別格扱いなのです。六代目というのは、昭和24年に亡くなった六代目尾上菊五郎のことです。今から57年前ですから、子供の時に観た人でも70歳近くなっているわけです。

萩原先生は、六代目のファンで、そのために歌舞伎記者になったという話や、疎開中の六代目に毎日会いたいがために神奈川県茅ヶ崎市に移り住んだ話などを聞きました。

記者から評論家になった人は数多いますが、舞踊作者にまでなった人は萩原先生くらいではないでしょうか。先生の代表作に奈良東大寺二月堂の行事「修二会(しゅにえ=通称お水取り)」http://www.kcn.ne.jp/~narayama/omizutori/shunie.html

を題材にした「達陀」(だったん)があります。「昭和42年に二代目尾上松緑の発案」とだけしか書いていない記事もありましたが、紛れもなく先生の作品です。この作品を書くために、何度も(年中行事なので、何年も)二月堂に通ったという話や、実際に松明の火の粉を浴びて構想を練った話などを直接聞いたことがあります。

こんな偉い先生なのに、少しも偉ぶったところがなく、「四代目は、『よんだいめ』じゃなくて『よだいめ』、音羽屋は『おとわや』ではなくて『おたあや』と言うのが通だよ」なんてそっと教えてくださるほど粋な人でした。

先生、本当にお世話になりました。合掌

ボルサリーノ

ヴェニスにて

ついに買ってしまいました。前から欲しかった帽子です。銀座の老舗「トラヤ帽子店」の前を通りかかったら、たまらず欲しくなってしまいました。この店は創業90年だそうです。90年前といえば、1916年。第一次世界大戦、映画「戦場のアリア」の頃ですね。

買ってしまったのは、ボルサリーノ製のハンチング帽です。ボルサリーノといえば、1960年代にアラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンドの「2大スター」の共演映画がありました。てっきり、ソフト帽のことかと思っていたら、ブランド名だったのですね。これは、前にも「007」でも書いた「product  placement」の最たるものです。ボルサリーノ社が相当なお金をこの映画に投資したのでしょうが、1930年代から、ボルサリーノの高級帽子を被れることだけでも社会的ステイタスがあったようです。

本場イタリア製は、目の玉が飛び出るほど高かったので、ボルサリーノのライセンスを得て製造した日本製にしました。イタリア製の半額で済みましたが、ロゴマークも同じだし、外見からは区別できないでしょう。それに、日本製の方がしっかりしていたりして。

この帽子を被って、銀座1丁目のイタリア料理店「イタリー亭」でランチのナポリタン(900円)を食べて(これは美味でした。ちゃんとプチトマトも入ってましたよ。お奨めです)、そのまま銀ブラをして、真珠のミキモトの前を通ったら、ばったり、ノンフィクション作家の松瀬学君(あえて業界の後輩だったもので)に会いました。17,8年ぶりくらいなのに、二人とも、一週間ぶりに会う感じでした。私もちょうど、東京新聞で、この日、彼が連載しているエッセイを読んだばかりで、「どうしているかな?元気かな?」と彼のことを思っていたところだったので、その偶然の一致には驚きました。

とはいっても、最近、私の予感がよく当たってしょうがないのです。いつも、偶然とはいっても、何かその前に予兆や前兆や予感があったりするのです。

彼は通訳・翻訳家の奥さんと一緒で、「印税がたくさん入ったから、今、ミキモトで300万円の指輪を買ったところです」と軽口を叩いていました。彼の性格は昔から少しも変わっていません。

あまり時間がなかったもので、名刺だけを交換したところ、彼は私の帽子に気づき「『刑事コロンボ』じゃなくて『刑事ころんじゃった』みたいですね」と言うではありませんか。これには私も思わず苦笑してしまいました。

彼のことを貶しているのではなく、彼は本当にいい奴、ナイス・ガイです。早稲田のラグビー部出身で、スポーツ関係の本を出しています。彼の本を書店でみかけたら買ってあげてください。

 

今年の風邪

美瑛

風邪を引いて、もう10日以上経ちます。熱はないのですが、咳が止まりません。夜中に咳で目が覚めてしまうこともありました。

仕方がないので、診療所に行ってきました。耳鼻咽喉科です。喉の腫れもなく、原因不明で、一応咳止めの薬などももらいましたが、「咳は馬鹿にできません。結核、異型肺炎の恐れもあり」なるどこかの雑誌の記事のコピーも渡されました。

人間、病名を付けると安心するものなのですね。

患者でなくて、医師の方がです。