タレントさんの顔と名前が分からなくなった今日この頃

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

松木潤です。

年の瀬も押し迫って参りました。

今日は初めて、iPadでブログを書いています。外付けキーボードも買ってきて、しっかりと装備しましたので、まるでパリのカフェ「フロール」で書いている気分です(笑)。

iPadには、趣味悪くゴールドの取付カバーも選んで買いました。これを見せびらかしながら持ち歩くと、闇金集金人か、悪嫌味な成金風情になります(笑)。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

世の中の動きに遅れてはいけない、と思い、昨日は、久し振りに「週刊文春」を買いました。実は、auポイントが貯まっていたので、そのポイントで買ったわけです(笑)。要するに、タダかな?これもiPadを買った「おこぼれ」かもしれません。

そうでなければ、私はコンビニには、用がないので滅多に行きませんからね。

コンビニで売られている週刊誌は、立ち読みができないように、シールが貼って開封できないようになっていました。知らなかった。

そのせいか、帰りの電車の中では、スマホで急ぎのメールを書いたりしていて、週刊誌に目を通すことがなかったのです。これが結果的によかったです。

何故なら、文春お得意の恒例の「顔面相似形」をグラビアで特集しておりまして、これが大傑作で、ウチに帰って見て、ゲラゲラ笑ってしまいました。もし、これを電車の中で読んでいたら、笑えを堪えるのが大変で、恐らく、妙な変なおじさんに見られていたことでしょう。

歳を取ったせいなのか、そこに出てくる若いタレントさんが誰なのか、さっぱり分かりませんでした。

それに、今週号の本編で「売り」にしている嵐の松本潤とかいう人も、名前を聞いたことがある程度で、何にも知らないんですよね(苦笑)。

原節子や木暮実千代なら分かるんですけど…。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

さて、話を戻して、「顔面相似形」で取り上げられた有名人の方からクレームがつきませんかね?

人間ならまだしも、テニスの錦織選手なんか、お馬さんなんですからね。酷すぎる…。(と言って爆笑)

舛添前都知事なんかは、バチカンのシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの「最後の審判」の中で描かれた「地獄で苦しむ男」は、バッチリでした。私も今年の夏に現地の本場で見てきましたから、強く印象に残っています。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-Shusai

検非違使撃退法とプライドがない新聞週刊誌

銀座・魚屋ランチ

笑ってしまいましたよ。

昨晩は、渓流斎の眷属と赤羽駅前の「まるよし」(アジフライがめちゃ旨かった)で呑んでいまして、私が、検非違使に捕まった話をしたところ、な、な、何と眷属も、同じ日に違う場所で、自転車に乗っていたら、同じように検非違使に捕まったというのです!

同時多発何とかで、検非違使長官は、全国的に歳末キャンペーンでも張っていたのかしら?(笑)

でも、眷属の場合、私と違って、イヤホーンをしていたわけでも何でもない。ただ、普通にママチャリに乗っていただけなのに、若い検非違使に呼び止められたそうです。

どうやら盗難自転車ではないかと怪しまれたようで、何も悪いことをしていない頭にきた眷属は「検非違使手帳を見せてください」と言ったそうです。

そしたら、その若い検非違使は「偽物がこんな制服着てますかねえ?」と苦笑しながら、本物の手帳を見せてくれたらしいです。

勿論、盗難自転車でも何でもないことが分かりましたが、それでもやられた方は堪りません。彼は家に帰ってネットで検非違使撃退法を調べ上げたそうです。

それは、まず、検非違使から呼び止められた時、相手に「それは任意ですか?職質(職務質問)ですか?」と尋ねるべきだというのです。職質なら、相手は説明責任を果たさなければなりません。例えば、「最近、この付近で自転車が盗まれた事件が発生したので、ご協力願えませんか?」といった調子です。

もし、相手が「任意です」と応えた場合、「それでは、私は急いでいるので、お断りします」と言ってその場を離れても問題ないそうです。

それでも相手がしつこく食い下がってきたら、「監察室に報告しますから、貴官の名前と所属を言いなさい」と言って撃退すればいいというのです。

ただ、この場合、紳士淑女的態度が必要で、激昂して肩に触れたりしたら、それこそ別件の「公務執行妨害」となり、楽々と逮捕されますから気をつけましょう。

善良な市民を不安と不愉快に陥れる検非違使とは、断固として闘おうではありませんか、諸君!

◇◇◇◇◇

もう何十年もの話ですが、活字メディアの新聞や週刊誌は、もっと独立独歩で、足で情報を掻き集めなければならないのに、相変わらずテレビの話題で商売しているので興醒めしてしまいます。

新聞や週刊誌にプライドがないんでしょうかね?

ま、どうでもいいん話なんですけど(笑)。

昨日は、ちょっと、来月、東京・国立劇場で開催される歌舞伎の菊五郎劇団の公演をホームページで見てみたら、共演する尾上松緑の写真を見て吃驚。彼は、尋常ならざる痩せ方なのです。

病気でもしてしまったのかという激ヤセです。

私は、個人的ながら、松緑が辰之助を名乗っていた20年ぐらい前にどういうわけか、お見知りおきを頂きまして、お会いしたことがありますが、その当時も、つい最近までも、ぷっくりした体型で、顔もふっくらとしておりました。

どうしたんだろう?と思い、早速ネットで調べたところ、プライベートで元宝ジェンヌの奥さんと今夏、離婚するなどゴタゴタがあったようですね。

週刊誌は、舞台ではなく、テレビの話題が中心ですから、この件については何処もあまり触れていなかったので、私も知りませんでした。

まあ、だからどうした、という話でもありますが(苦笑)。

渓流斎、ついに逮捕される!?

新京Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

普段から、治安維持を乱し、お上に手向かうような言論を繰り返して、反感的な態度を改めなかった渓流斎容疑者が、ついに検非違使に逮捕されました。

渓流斎 はい、本当です。自転車で図書館に行く途中でした。最近、お気に入りのスポッティファイで、1960年代のポップスを聴いて走っていたところ、随分人相の悪い検非違使がいまして、通り過ぎたところ、後ろからバイクで「こんにちは」と追いかけてきたのです。

新京Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

あたしゃ、別に悪いことしてませんから、「へ、何でござんしょ?」と、止まったところ、その40歳ぐらいの検非違使さんは、「今、イヤホーンで聴いてますね。実は、それは道路交通法違反なんですよ」とのたまうではありませんか。

「えっ? 何ですか?」

「ええ、まあ、正確に言いますと、公安委員会遵守事項違反、第71条第1項第6号がありましてねえ。それには、自転車の傘差し運転、携帯電話等使用、イヤホーン等の使用が入っているです。これは、違反すると、5万円以下の罰金です」

「え====、何と!何と…」

「知らなかったですか?」

頷くしかない渓流斎。

関東軍総司令部 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

「仕方ないすねえ。それでは、今回、初犯ということで、警告切符を切りますから、貴方の名前と住所、生年月日を」

そう言いながら、R探題の田口検非違使は、スイス製の高級腕時計をこれをみよがしに見せつけながら、「16時29分、確保!」と大きな声で宣言して公式文書に記入するのでした。

嗚呼、博打も賭博もしない、煙草もドラッグもやらない、酒も呑まない、息も吸わない、霞を食べて生きている、無遅刻無欠席で真面目一筋の渓流斎も、これで前科一犯になってしまったのか?

何処も同じ冬の夕暮れ

のんき

昨晩は、城北辺りではかなり有名な赤羽の居酒屋「のんき」で、中学時代からの友人石田君と野郎同士の忘年会を敢行しました。

彼は、最初は出版社に勤めて、IT関係の雑誌の編集者をやってましたが、独立して今や出版社のシャチョーさんをやってます。

でも、最近の若者の活字離れやら出版不況の影響とやらで、今年出せた新刊本は10冊も満たなかったとか。社員一人の零細小出版社なもんで、そりゃあ、大変なもんですよ。

ただ、「一発当たれば、起死回生のホームランになる」という秘めた野心もあるようで、それだけを頼りに業務に邁進しているようです。

そこで、私も「じゃあ、俺がベストセラーになる名著を書いてやるよ」と、彼を励ますのでした(笑)。

彼は、前述したように、IT関係の雑誌の編集者だったので、パソコンやスマホなどの機器やソフトに詳しいので、どうしても分からない時には、彼に問い合わせたりして、お世話になっています。

ですから、彼のことを「先生」と呼んで奉っております。

このブログでは残念ながら書けませんが、個人的なことから、世相まで諸事万端に渡って、殆ど私が喋り、彼はいつも聞き役に徹してくれます。

まあ、一つだけ書けるとしたら、最近の若い人の書く小説も随筆も、芥川賞だろうが、ちっとも面白くない。碌な人生経験もなく、苦労もしていないからしょうがないかもしれないけど、浅墓でとても読むに堪えない、といったような苦言を、出版社のシャチョーに呈したわけです。

京都・先斗町 copyright by Kyoraku

話が尽きず、赤羽駅前の「あじよし」で二次会までやってしまいました。

勿論、何の話をしたか、一晩で忘れてしまいました(爆笑)。

目白は半端でない超高級住宅街

 目白は創業57年の秋田料理「五城目」

昨晩は、カンチョーさんの呼び掛け、嵐が呼ばない男の下働きで、東京は目白にある老舗秋田料理店で、忘年会を決行致しました。

集合したのは、老若男女8人様。上記と小生以外は、眼帯のお仙、彦作村長、目黒不動尊、吉良内匠守、風車のお七の5人。

日頃の鬱憤が溜まった男女8人のことですから、話は大いに盛り上がり、払暁にまで及びました。

嵐が呼ばない男さんは、今も外郭調査局で諜報活動をされているせいか、「有名な渓流斎ブログに密談の内容を全世界に発信されるようなことがありますと、刺客が訪れるやもしれませんぬ上、どうぞ抜かりなきよう」なぞと、小生に忠告してくださるもんですから、残念ながら、密談の内容は茲には書けませんねえ(笑)。

まあ、皆酔っぱらっていますから、独身貴族会会長のカンチョーさんが、合コンの後、金髪のナンシーさんとかいう日本人から追いかけられたか、追いかけたか、どちらかよく分からない話題で、盛り上がっていたことだけは、書いても差し障りがないことでしょう(笑)。

今回、目白に行くのは本当に久しぶりでした。しかも、学習院や椿山荘がある東口というんですかねえ、山手線の内側ならよく行っていったのですが、山手線の外側の西口へ出るのは、私の記憶では生まれて初めてではないかと思っています。

ここは、西武池袋線の椎名町駅にも近いらしく、椎名町といえば、漫画家の手塚治虫らが修業時代に住んでいたトキワ荘があったところとして知られています。

近現代史に興味がある方なら、椎名町といえば、即、帝銀事件のあった所だとピンときますね。

もう一つ、フラフラ歩いていたら、近くに大正期に活躍した洋画家中村彜のアトリエがあって、現在記念館として公開されていることも分かりました。(開館時間を過ぎていて入れず)

この辺りは新宿区下落合が住所です。この中村彜のアトリエ近くには、やはり洋画家の佐伯祐三のアトリエもあり、中井まで足を伸ばしますと、林芙美子の記念館もあります。

何で、目白で忘年会をやることになったのか、誰もが訝しがって、呼び掛け人のカンチョーさんの首を絞めて、吐かせたところ、カンチョーさんは以前、目白の学習院に通っていた女子大生とお付き合いをしていて、地方出身の彼女も目白に住んでいたため、よく通った思い出の地だったらしいのです。なるほどねえ、そうきたか。

忘年会が開かれた秋田料理「五城目」は、創業57年目らしく、非常に驚いたことに往年の看板娘だった年配の女将さんが、今でも、店番で立っており、75歳ぐらいにみえたのですが、な、な、何と、92歳だと仰るではありませんか。

背筋もピンとした秋田美人で、若い頃はさぞかしもてまくっていたんだろうなあ、と感じさせる上品な女将さんでした。

そのお孫さんにあたるかどうか分かりませんが、接待してくださった女将さんも、女優さんのような美人さんでした。

92歳の女将さんは、秋田弁丸出しでしたので、仰っていた意味が少し分かりませんでしたが(笑)、証拠写真は、彦作村長さんがバッチリ撮影しておりました。

名物キリタンポが美味しい、皆さんにはお勧めの穴場でした。

忘年会が始まる前、私は、30分ほど早く着いてしまったので、近くを散策しました。目白通りには、看板にフランス語しか書かれていないケーキ屋さんや、イタリア語でしか表示が書いていない料理店とか、ファッションやネイルサロンなどしゃれた店が軒を連ねておりました。いかにも高級そうでした。

「五城目」のある路地奥を歩いてみましたら、本当に腰を抜かすような広大な敷地の要塞のような超高級住宅ばかりでした。

な、な、な、何だこれは…てな感じでした。

そしたら、検索してたら、偶然「日本で一番の超高級住宅街は下落合だ」というブログを発見しました。

勝手ながら、リンクを貼らさせて頂きます。⇒ 常夏バナナ

これによりますと、下落合には、皇太子時代の明仁天皇や伏見宮、近衛公爵ら皇族、貴族、尾張徳川家、福島相馬家、大隈重信、大倉財閥の大倉喜八郎、西武グループの堤康次郎、本田宗一郎、石橋湛山、作家武者小路実篤、変わり種は、東洋のマタハリ川島芳子と李香蘭、今では、音楽評論家の渋谷陽一、コラムニスト泉麻人、それにタレントのパトリック・ハーランも住んでいるとか。

東京の高級住宅といえば、田園調布か渋谷の松濤、四谷の番町辺りかと思っていましたが、ここ目白は半端でなく凄い所でした。

まあ、確かに目白は、山縣有朋の別荘=椿山荘や田中角栄の自宅があったことで有名ではありましたが、下落合は本当に凄い所でした。

今度は、明るい時間に再訪したいと思っています。

春木座の近くで同窓会

街並み Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

昨日は都内で開催された大学の同窓会に2年ぶりに参加しました。

御茶ノ水駅から歩いたら、見事に迷子になりまして、フラフラしていましたら、私の大好きな史跡看板を見つけ、その近くに往年の「春木座」という歌舞伎劇場があったことが解説されておりました。

春木座は明治6年に本郷の地主奥田氏が奥田座として開業したそうです。3年後の明治9年に町名から春木座と改名して(春木は、伊勢神宮の御師=おし=春木氏の住まいがあったことから付けられた)、同35年には本郷座と名を改めたそうです。

九代目市川団十郎と五代目尾上菊五郎が大活躍したのは、この春木座でしたが、本郷にあったとは知りませんでした。

本郷座では、新派のオッペケペー節の川上音二郎一派も出演していたそうです。歴史を感じました。

春日通りを迷いながら、本郷三丁目付近に出てくると、有名な「かねやす」の看板が目に入り、安心しました。

「本郷もかねやすまでは江戸の内」と、江戸時代に川柳で歌われたあの「かねやす」です。

「かねやす」については、有名なネットの歴史サイト「東京紅団」から、そのまま引用します。

…江戸時代は火事が多く、江戸城からここまで町家でも瓦葺きの防火建築が許されていました。つまり本郷三丁目の角の「かねやす」の土蔵までが江戸だったわけです。…とは普通の解釈ですが、町奉行支配地は駒込の先から巣鴨まであり、実際の江戸の境界とは違います。では何故かと考えると、塗屋土蔵造り瓦葺きの建物が江戸の町の特色になっていた訳で、それが丁度本郷の「かねやす」で途切れていたためといわれています。

<かねやす>
兼康祐悦という口中医師(歯医者)が乳香散という歯磨粉を売り出し大変評判になり、それで有名になったそうです。芝神明前の兼康との間に元祖争いが起きた時、町奉行は本郷は仮名で芝は漢字で、と粋な判決を行って、それ以来本郷は仮名で「かねやす」と書くようになったそうです。…

なるほど、迷子になるのも悪くないですね(笑)。

 街並み Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

何の話でしたっけ?

あ、そうそう、大学の同窓会の話でした。

私を除いて、皆さん、大変優秀な俊才、英才の方ばかりで、一流銀行や大手商社や証券会社やらで海外で御活躍された方が多い中、ゲストスピーカーは、40歳にして超難関の公認会計士の国家試験に合格されて、今は全国組織の理事としても活躍されている先輩女性が、ご自分のフランス留学体験など、波乱万丈の半生を振り返って講演され、大変興味深く拝聴しました。

先輩は、フランス語講師などを経た転職組ですが、彼女と一緒に通っていた公認会計士の専門学校には、パイロット志願生やドラマ「7人の刑事」のシナリオライターや元フグの漁師さんとか、色んな職業を経験した人が多かったそうです。

会計士になって就職した監査法人ではニューヨークにも派遣され、あの「9・11」にも遭遇されましたが、少し距離が離れていたので、何事もなかったことも話しておりました。
 軍事博物館 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

この大学の同窓会に参加する愉しみは、ちょうど解禁されたボージョレーヌボーが飲めることです。

二次会では、しこたま飲まさせて頂きました、はい(笑)。

1パック5000円もする高級チーズも食させてもらいました、ええ(笑)。

今年のボージョレーヌボーは、夏の日照時間が長くて、例年に比べて飛び切り質がいいそうで、味も抜群という評判があります。

日本人は熱しやすく冷めやすく、マスコミでは最近は全く、ボージョレーヌボー解禁の話題は取り上げられませんから、本当の「通」こそ、今年は、独り、このブログを読まれた皆様だけの特権として、優越感に浸って、隠れて味わうことをお勧めします(笑)。

とはいえ、小生は、もう独りで、ワイン1本を一気に空ける元気もなく、大貧民に転落してしまいましたから、1本2500円で頒価してくれるボージョレーヌボーは、ちょっと高くて買えませんでした(苦笑)。

20万円拾いました

伊太利亜ヴェニス

民主主義は衆愚政治に、資本主義は強欲主義になるのが現代の、そして人間の宿命的陥穽である。ーオノレ・ドゥ・キリヒラク(仏の哲学者、1916~2000)

大金を拾いました。10万円、いや20万円ぐらい入っていたかもしれません。中身は詳しく確かめていません。カードらしきものも入っていたので、「これはヤバイ」と思い、店員さんに届けました。

そうなんです。拾ったのが都内の喫茶店の中だったのです。後から、「喫茶店じゃなかったら、警察に届けて、謝礼に1割貰えたかもしれないなあ」と、強欲主義が頭を掠めました(笑)。

でも、渓流斎は善人ですから、悪いことはできません。ネコババすれば、正真正銘の窃盗罪ですし、夜も眠れませんからね(笑)。

それは、テーブルの下の隅に、小汚いマフラーと一緒に落ちていました。ゴミのように汚らしいので、拾うのも嫌でしたが、まあ、エチケットとして持ち上げました。財布ではありません。よく「百均」で売っている小さい筆箱のようなビニール製のファスナー付きのケースです。

もう何年も使っているような汚いケースでした。一応、中を確かめようとファスナーを半分開けたところで、吃驚。一万円札と千円札がビッシリ詰まっていたのです。細かく数えませんでしたが、数センチありましたから、もしかしたら、20万円ぐらい入っていたかもしれません。

店員に渡すと、彼女は「はい」と無感動で事務的に受け取っただけでした。周囲が煩くて、私の「お金が入ってましたよ」という声が聞こえていなかったのかもしれません。

彼女があまりにも、事務的だったので、私は「警察に届ければよかった」と思ってしまったわけですよ。

それにしても、考えてみれば、私はよく他人様のお金を拾います。大金を拾ったのは、子どもの頃を含めて、これで5回目ぐらいじゃないかと思います。

警察は、子どもを馬鹿にしているので、届けても、謝礼の連絡は来ませんでした。

大人になった時に見つけた大金は、中に入っていた身分証明書の連絡先に電話して渡したこともありました。

情けは人のためならずで、いつか、自分が紛失した時に、誰か他の正直者が、届けてくれるという期待感があるせいかもしれません(笑)。

いやいや、善人渓流斎の生活信条ということにしてください(笑)。

思いも掛けない祝賀会

1ユーロ

渓流斎改め濁流斎です。

昨晩は思いも掛けぬ展開と相成りました。

京都にお住まいの京洛先生が、江戸四座の山村座で興行される六代目中村菊五郎の襲名披露を観劇するために、わざわざ坂東下りされるということで、濁流斎に「せっかくですから、山村座近くのお茶屋で懇親会でも開きましょう。ついては、何処かいい場所を見繕ってくれまへんか」との御申し付けが御座いました。

「へっ、合点でがす」とお応えしたのはいいんですが、さて、いつものことながら、人数もバラバラで集まるかどうかも分からない連中(笑)ですから、何処か融通が効く気の利いた店はないものかと思案したところ、築地に開店したばかりの精養軒が手頃でないかということで予約しました。

すると、最初は4~5人というお話が、7~8人と増えて、ついには14人という大人数となりました。

昨晩の精養軒は大賑いで、参議の岩倉具視卿と西郷隆盛卿の2人が奥で密談をしており、今、小説「普請中」(春陽堂)が評判の文豪森?外も地下の「米倉」で散髪したばかりのサッパリとした散切り頭で、於菟や茉利ら子どもたちと西洋料理を楽しんでおりました。

京洛先生を囲む会に参集したのは、順不同で、赤坂不動尊、愛宕主筆研究員、神楽坂網情報長、麹町切絵局長、瑞典渡世、赤羽彦作村長、汐留秘書長、眼帯のお仙、江戸市中鶯嬢、新宿与力、伊勢詣御師、格付瓦版長といったおつな社中の皆さん。

話す内容は、征韓論から廃藩置県に至る世事諸々のことでした。

すると、いつの間にか、愚生「渓流斎改め濁流斎になるかどうか分からない長年御苦労様の会」に変身しており、社中の皆様からは温かい励ましのお言葉に加え、銀座の夜店の酸漿市場の西洋花束まで用意して頂いて御馳走になり、予期せぬ驚きの祝賀会となりました。

京洛先生からは、絵師伊藤若冲の友人のやっている錦市場の京漬高倉屋の高級漬物まで頂きました。

また、琉球に咸臨丸で出張中の為五郎さんからもお祝いの電報が届きました。

いやあ、私は、実に幸せ者です。

御参集して頂いた社中の皆様、有難う御座いました。

※【山村座】歌舞伎劇場。寛永19年(1642)山村小兵衛が江戸木挽町に創設したという。江戸四座の一つであったが、正徳4年(1714)江島生島事件で廃絶。

マカローニ、ナポリターノ、トレルナラトッテミーロ

マカローニ、ナポリターノ、トレルナラトッテミーロ

皆様ご案内の通り、渓流斎ブログは、ほぼ毎日、通勤電車の中でスマホで、この私、濁流斎が書いております。

何と!今朝スマホを見たら、充電不足で、電池切れしそうです。

そこで、今日はあんまり書けませんので、お許し下さい。…何?ちょうどよかった、てか?

マカローニ、ナポリターノ、トレルナラトッテミーロ

これは、学生時代にヨーロッパを放浪していた頃、電車内で一緒になったある日本人の学生が、パスポートと切符の点検で回ってきた車掌さんに向かって言い放った言葉です。

その車掌さんがイタリア人だったかどうか、忘れてしまいました(笑)。ただ、確実に言えることは、車掌さんにはまるっきり通じなかったことです。もともと意味ないですからね。

しかし、周りの我々日本人は大爆笑。妙にその場の雰囲気にピッタリでした。そこで、我々も暫く、何処に行っても、真似して使ったものでした。

あ、今日は、昨日の続きを書くのを忘れてしまいました(笑)。

銀座はもう駄目だぁぁ


見よ!

渓流斎ブログでは、よく私のランチを掲載して、多くの方から顰蹙を買ったものです(笑)。

「銀座1000円ランチ」です。

ところが、私がよく通っていた高級料亭「和らん」のランチが、10月1日から1000円と1200円と1500円の3種類となり、1000円ランチは一瞬にして売り切れてしまうのです。

実質上の値上げかな?

そう言えば、「和らん」の周辺の和食店の1000円ランチは、軒並み1200円に値上がっています。

個人的ながら、10月1日からちょうど小生の給金がダンピングされることから、とてもついていけなくなりました。駄目じゃ、これゃ(笑)。

やはり、銀座は敷居が高いですね。

その一方で、写真を見てください。殺到してもらっては困るので都内某所としか書けませんが、ハムエッグ300円、コロッケ300円、アジフライ400円!

同じ東京でも、こちらはとても生活しやすい所です。