オーソン・ウエルズ(ハリー・ライム)主演作品「第三の男」をNHKのBSでやっています。今見ているところです。
監督キャロル・リード、音楽はアントン・カラス、主演ジョゼフ・コットン(ホリー・マーティンス)、アリタ・ヴァリ(アンナ)、トレヴァー・ハワード(キャラウエイ少佐)。原作は遠藤周作も大好きだったグレアム・グリーン。ここまでは諳んじて言えます。不思議ですね。
何しろ、57年も昔の映画です。オーソン・ウエルズをはじめ、ここに出演している役者は、子役以外ほぼ全員、死亡しているでしょう。
ここに映画のすごさがあります。
1949年作品。57年経とうが、人間のエートス(心因性)は、全く変わりがないのです。
昔、見たとき、登場人物が異様なジジイに見えましたが、みんなすごーーく若く見えるのです。
単に私が年を取ったに過ぎないのですが。