モーツァルトの奥方

写真の左の女性が、今年生誕250年を迎えたモーツァルトの奥さん、コンスタンツェだそうです。

驚きました。

AFP通信が全世界に配信したもので、写真は1840年10月に撮影されたもので、コンスタンツェは当時78歳。この2年後の1842年に他界したそうです。

コンスタンツェは、夫のアマデウス・ヴォルフガンクが1791年に35歳の若さで死去した後、デンマークの外交官と再婚し、写真の右隣のスイス人の作曲家のマックス・ケラーの自宅(ドイツ南部のアルトエッティング)を度々訪れていたそうです。

それにしても、写真で見ると、随分身近に感じてしまいますね。

コンスタンツェは、若い時から病気がちでしょっちゅうバーデンバーデンまで湯治に出かけ、悪妻ということで後世に伝えられていましたが、当時としては長生きした方でしょう。29歳で寡婦になったとはいえ、再婚していたことまでは知りませんでした。確か、モーツァルトとの間の子供はすべて夭折したはずです。

生誕250年祭の商業主義に踊らされているようで、嫌だったのですが、またモーツァルトをガンガン聴きたくなりました。