サバを読む

世の中、知らなかったことだらけです。

サバを読む、という成句は、昔からよく知っていましたが、それは

鯖の数を水増しして読むという意味から来たとは知りませんでした。

鯖は痛みやすく、その数を数えている間にでも、すぐ腐ってしまうそうです。

ですから、かつて、鯖は、獲れるとすぐに、塩漬けにしたり、糠漬け(へしこ)や、なれずしにして、若狭から京の都に運んだそうです。その道を「サバ街道」と呼んだそうです。

羽田空港で「若狭の浜焼き鯖寿司」というのも偶然に見つけて、食したことがあります。美味快感。生きていてよかった、といえるほどの味でした。

「寿司談義」が盛んですが、決して、サバを読んだわけではありません。

悪しからず。

かんながら

日本古代神道に「かんながら」という思想があるそうです。

私は初めて聞きました。それだけ、信仰とは遠い世界で日々暮らしているからでしょう。

このままでは日本は、欧米列強(古い!)の思想風土、文化、信仰、武力に侵食されて、本来日本人が持っていた純真な和の心を失ってしまうという人がいます。

そんな話を聞くと、私は、いまだに、現代の日本は、「攘夷」派と「佐幕」派の呪縛から逃れていないような気がします。

女の子が他人の目を憚らず、電車の中で化粧をしたり、若者たちが歩きながらモノを食べたりするのは、「日本人を骨抜きにしよう」と巧妙に企んだGHQの政策が実を結んだ結果という人がいます。

GHQの「3S政策」は、ことに有名です。
3Sとは、Screen Sex  Sports です。

現在日本における、ハリウッド映画の隆盛と、ポルノ解禁と、ワールド・カップの熱狂ぶりと毛唐かぶれをみると、あながち、大袈裟な指摘ではない気がします。

振り子の針が極端な欧米化に振れると、国体堅持、国粋主義が大きく頭をもだけできます。

国策捜査によって、ロシア派の鈴木宗男氏と中国派の加藤紘一、田中真紀子氏らが政権の中枢から追放されたのは、その一つの例でしょう。

戦後60年も経つというのに、日本はいまだに「戦争責任」をはじめ、戦後処理がなされていません。

本当の恐さは、日々侵食されているのに気がつかないということです。
何の為に生きているか、自覚をしないで生きていることです。