かつて、中東のパリと呼ばれたレバノンの首都ベイルート。
ついにイスラエル陸軍の地上部隊がレバノン南部に侵攻しました。
イスラエル兵の拉致をきっかけに始まったこの紛争は、12日にイスラエル軍による空爆が開始され、8日たった19日現在、レバノンでは約300人の死者が出ているそうです。このほか1000人が負傷し、50万人が家を失ったそうです。拉致の張本人と目されたヒズボラに対する攻撃という題目ながら、死者のほとんどが民間人。
ヒズボラもイスラエル領内にロケット弾を撃ち込み、イスラエルの死者は29人。その半数の15人が民間人。ヒズボラはイランの支援を受けているらしく、イスラエル首相は「イランの国連による核査察の目をそらすため」と非難しています。
イスラエル軍は、同時進行でパレスチナ自治区ガザも攻撃し、これまで100人近いパレスチナ人が死亡しているそうです。
サンクトペテルブルク・サミット。昼食会の席で、オフレコだと思われたブッシュ米大統領とブレア英首相の会話がマイクで拾われました。ブッシュ大統領は、「ヒズボラのくそったれ攻撃を早くやめさせなければ」とブレア首相に訴えました。
地上戦が始まれば、ますます戦死者が増えることでしょう。
日本人の殆どは関心がないようですが。