偉業の影に努力あり イチローのこと

 小樽

米大リーグで、シアトル・マリナーズのイチロー選手が6年連続200本安打の偉業を達成しました。

この人、普段、記者とは言葉も交わさず、お高く止まってクールな印象があって、あまり好きになれませんでしたが、今年のワールド・ベースボール・クラシックで、子供のように無邪気にはしゃいで、感情をむき出している姿を見て、意外に思ったものでした。

しかし、感情を素直に出す人間的な面が本来のイチロー選手だったんですね。

偉業を達した後に「感情を抑えることで、弱い自分を支えてきた」というコメントをしています。

チームメートが試合前にカードゲームなどに興じている時も、黙々と室内練習場でバッティングの練習をしているということですから、彼は「天才」「超人」と呼ばれていても、やっぱり、努力の人だということが分かります。

そして、自分の弱さを強さに変えることができる真の意志の強い人だということが分かります。彼のような人は、どんな分野でも成功するでしょう。