「京都五山 禅の文化展」

 摩周湖

 

上野の国立博物館・平成館に「京都五山 禅の文化展」を見に行ってきました。

 

京都五山とは、南禅寺を上位別格とし、第一位「天龍寺」、第二位「相国寺」、第三位「建仁寺」、第四位「東福寺」、第五位「万寿寺」を指しますが、この展覧会を見て、私は、禅について、何も何も知らなかったという事実に改めて気付かされました。

 

夢窓疎石や絶海中津、無学祖元らなら何とか名前と業績について、ついていけますが、東福寺開山円爾(えんに)の弟子で東福寺第三世と南禅寺の開山となった無関普門(むかんふもん、1212-91)や同じく円爾の弟子で東福寺第九世癡兀大慧(ちこつだいえ、1228-1312)、夢窓疎石に師事し、天龍寺や相国寺の住職などをつとめた春屋妙葩(しゅんおくみょうは、1311-1388)といった禅宗界では、知らない人はいない重要なキイパーソンを今回初めて知りました。

 

何しろ、中国から臨済宗とお茶を日本に伝えた栄西(ようさい)を、学生の頃は中国人だと思っていたくらいですから、恥ずかしい限りです。東福寺は、奈良の東大寺と興福寺の二つから取ったというのも知らなかったですね。

 

足利義満をはじめ、室町幕府の庇護を受けた京都五山の僧は、中国(明)との外交使節団の一人として加わり、通訳や文書製作などの細かい事務の仕事もしていたようですね。当時、外国語ができるインテリといえば、学僧ぐらいなので、当然かもしれませんが、宗教界だけではなく、世俗の外交官として活躍していたとは、はっとさせられる史実も教えられました。

 

ひどい話

 阿寒湖

 

今年の梅雨先に買った折りたたみの傘がもう壊れてしまいました。何の間違った操作をしたわけではなく、ホネがぽきりと折れてしまいました。指にも軽い傷を負いました。恐らく、修理代の方が高くつくので、処分するしかないでしょう。

 

でも、わずか、3カ月かそこらしかもたないなんて、詐欺ではないでしょうか?

 

しかも、これは、東京は銀座、天下の三越デパートで買ったんですよ!

 

ブログはこういう時に便利ですね。はっきり書いてしまいます。「オーロラ株式会社」の傘です。

 

でもよくみると、「中国製」とありました。今問題の中国製だったんですね。米国では、食物や玩具に人体に危険な毒物が含まれていたことから、中国製ボイコット運動が起こり、中国製ではないもの「China Free」と明示して、スーパーに売られているそうです。(China Freeというので、中国に自由を!という意味かと思ったら違うんですね。そう言えば、Smoke Free と書いてあるから、煙草を吸っても自由なんだと、日本人が一生懸命に煙草を吸って怒られたという笑えない話もあるとか。先日見た映画「シッコ」でも、Stress Free と登場人物が何度も話すシーンがありました)

 

しかし、ある米国人女性ジャーナリストが中国製品なしで、1年ぐらい生活して、その体験記を本にまとめました。それがベストセラーになっていますが、そのジャーナリストによると、中国製品なしでは、今やとても米国では生活できないというのが結論だそうです。

 

いずれにせよ、Stress Free の生活がしたいものです。