傲慢はセレブの特権

 

メダルが期待される北京五輪のマラソンの日本代表男女6人が決まりましたね。

野口みずきさんの史上初の女子マラソン2連覇をはじめ、大いに期待したいと思っています。

人気者のQちゃん高橋尚子は選考会の名古屋マラソンで27位と惨敗して惜しくも代表の座を逃しました。驚いたことに途中でトイレに駆け込んだそうですね。悲喜こもごもです。

スポーツ選手の人気は、いや増すばかりです。注目度は政治家や芸能人に匹敵するぐらいです。スポーツ記者でさえ、昔と比べ、格が上がった気もします。今や、マスコミの中でも政治記者や経済記者を目指すのではなく、スポーツ記者は志望の上位を占めているそうです。そういえば、スポーツ記者出身で現在マスコミの社長になっている人もいますね。

それだけ、スポーツ選手に品格が求められているというのに、海の向こうの中国でちょっと傲慢な選手がいて、話題をさらっていました。いや、もう、これは先月2月下旬の話なので、かなり古いニュースです。2000年シドニー五輪で銀2個、04年のアテネ五輪で金2個、今度の北京五輪でも連覇が期待される女子飛び込みの女王、郭晶晶のことです。

 

彼女は、記者会見で、「北京五輪でのライバルは誰ですか?」との質問に、選手名を言わずに「カナダのデブ」と言い放ったのです。これには、地元マスコミも大騒ぎ。しかし、郭本人は「私には何の影響もない」と批判に動じず、謝罪する意志もないというのです。

中国では、オリンピックで金メダルを獲得するような選手は、日本以上にに「セレブ化」し、広告の出演も引く手数多。特に郭は、中国ではプロポーションの整った超美人として人気が高く、賞金や広告収入で、1億元(約15億円)以上の財産があるというのです。

15億円もあれば、悠々自適で一生暮らせるでしょう。まさに「女王様」そのものです。これでは、誰でも傲慢にならなければおかしいのかも。