ついに 4000位台!

ボーヴォワール夫人御手製ラズベリーケーキ

昨日の扇子の価格ですが、定価7000円でした。我ながらよく買ったものです(笑)。網野善彦泰斗のせいにしておきませう。

ところで、渓流斎ブログは、昨年11月に復活しまして、半年経ちましたが、やっと、かつてのような認知度が復活したせいか(笑)、アクセスランキングも、とうとう4000位台に復活しました。凄い飛躍です。

おめでとうございます!

【アクセス・ランキング】
◇過去1週間の閲覧数・訪問者とランキング
日付 閲覧数/訪問者数/順位

7/10(日) 417PV 161IP 4,892位
7/9(土) 244PV 109IP 8,684位
7/8(金) 221PV 93IP 10,384位
7/7(木) 245PV 115IP 8,420位
7/6(水) 408PV 123IP 7,858位
7/5(火) 255PV 116IP 8,399位
7/4(月) 308PV 143IP 6,235位
※ランキングは上位100,000件まで表示されます

これも、全国の、いや全世界の御贔屓の皆々様方のお陰でございます。

今回、参院選で当選された方もおめでとうございます。

メデイアの報道は、何処もかしこも薄っぺらで、辟易しましたが、今の日本の国民の民度が色濃く反映された結果だと受け止めております。

参院議員は、解散の恐怖に晒されませんから、6年間みっちりと政策実行に取り組めますね。正確には知りませんが、議員一人当たりに年間2000万円から3000万円の税金が投入されているようですから、議員に当選した皆様には常に緊張感を持ってパブリック・サーバントとしての、自覚をしっかり持ってもらいたいです。

どうせ憲法を改正するのなら、あたしや、参議院を貴族院に戻して、被選挙権者は年間300万円以上の納税者で30歳以上とする、にしますね。

勿論、選挙権は、年間100万円以上の納税者で、25歳以上。

テレビに出て、顔が売れたもん勝ちなんていう選挙は、真っ平御免之助です。

しっかりと知性と教養を身につけるべき時期に、そうしなかった人間にどんな政治ができるというのでせうか?

もう一人、あの温厚な赤羽村長が怒りに怒りまくっていたゴロツキが当選したとは!世も末。

扇子は、余計な買い物か? 第5刷

桜井扇子

もう梅雨が明けたのかしら。

本日は、暑い中、ママチャリを漕いで、近くのスーパーアリーナで開催中の高級ブランド大招待バーゲンに行って来ました。

友人の川本君が、「貴兄の家の近くだろう」ということで、招待状をくれたのでした。会場には、招待状なしでは入れませんでした。

最近、会社に着ていくちゃんとした夏物スラックスが少なくなっていたので、いいものがあれば、買ってくるか、という程度で出掛けてきました。

会場は、普通なら、プロの室内スポーツ(テニスやバスケットなど)などがやれて、よく大物外タレもコンサートで使ったりしてますから、広いと言えば、広い。

しかし、正直、定価の半額とか3割引とかで売られているものは、はっきし言って、「売れ残り」か「バッタ屋落ち」もんばかりでした。値札の付け方も怪しい。最初から5割増の定価を付けておいて、そこから、「五割引き」セールを騙っていたのかもしれません。いや、断定はしてませんよ(笑)。あくまでも個人的印象です。

ま、売れ残りでも、福があるかもしれませんので、私は、狙いの夏物スラックスとして、英国の老舗ダックスの高級もんの柄が気に入ったので購入してしまいました。半額と称しながら、1万4000円もしました。

で、せっかく暑い中をチャリで飛ばしてきたので、すぐ帰るのも何ですから会場をフラフラしていたところ、扇子コーナーが眼に入りました。

そう言えば、7月1日から会社で異動した職場は、人口密度の高い風通しの悪い奥まった所で、空調設備の恩恵を受けにくい所でした。

端的に飾らずに言えば、冷暖房完備でも、夏は暑く、冬は寒いということです。

そういうことも、是ありまして、扇子を買うことにしたのです。

今日は、その写真を掲載したわけです。

これ、幾らだと思いますか?

渓流斎としては、目の玉が飛び出ない程度に高かったです。

写真を見てお分かりのように、上の紙の部分より、「骨」の部分が多く出ていますよね?扇子は、この骨が決め手で、多い方が高価なんだそうです。和紙で誤魔化しているような扇子は、安物ということになります(笑)。その話を聞いて、和紙の多い安物が、買えなくなってしまいました。

この扇子さえあれば、「よっしゃ、よっしゃ」と田中角栄さんのように、仕事ができそうです。捗りそうです。

今、併読している網野善彦著「異形の王権」は、文献から歴史を解読するのではなく、「一遍上人絵詞伝」や「伴大納言絵詞」などに出てくる登場人物と服装、持ち物などから、その人の官職身分、社会的地位の特徴を「絵解き」する学問を提唱しております。

勿論、歴史絵巻の中には、「小道具」として、扇子も多く登場します。単に涼むためだけでなく、顔を隠したり、穢れた人、物をそっと覗いてみる際に、扇子が使われていることを絵解きしたりします。

この本を読んだ影響から、今回、扇子を買ってしまったことを、私は、正直に告白します(笑)。

シャンフォールの予言

Venetia

小島てるです。

学生時代にフランス文学を齧った人でも、流石にシャンフォール(1741~1794年)なる作家を知らないでしょう。

御存知の方は、余程の通です(笑)。

何しろ、シャンフォールは、フランス中部クレルモン=フェランに庶子として産まれたためなのか、正確な生年月日も分からず、死因も諸説あります。パリに出て、ジャーナリストとして活躍します。時代が時代ですから、仏革命に参加し、革命後の混乱の中で、追い詰められて、自殺を図り、その傷が元で亡くなります。どうでもいいかもしれませんが、自殺にはピストルと刃物を使ったという二説あり、享年も53と54があります。

シャンフォールは筆名で、本名はセバスティアン=ロシュ・ニコラ説が有力です。absurdit?(馬鹿らしさ)という単語を「不条理」という意味で使った最初の仏文学者だということで後世に名を残しています。あたしなんか、「不条理」は、アルベール・カミュが流行らせた言葉だと思ってました(苦笑)。最近の世の中は、コメント師が指摘されるまでもなく、不条理で溢れていますね。

彼の作品は、彼の死後、「警句」として纏められたものが多く、その中にこんなものがあります。

朝にヒキガエルを飲み込みなさい。そうすれば、残りの1日はそれ以上不愉快なことに遭遇しないだろう。

果たして、これは何を意味するのか、私は、さっぱり分かりませんでした。

それが、人生経験が豊富となり、「人間観察官」(無給)としての面目躍如を発揮することができるようになると、この警句の意味がよく分かるようになったのですね(笑)。

かつていた友人の地方公共団体の職場に、仕事をサボる不埒な男が異動できたそうです。まさに、「月給泥棒の確信犯」です。

しかも、そいつは無類の女好きで、女と見たら手当たり次第で、職場の他の部署の人間だろうが、用もないのに声を掛けて、20分でも、30分でも立ち話をして遊んでいるというのです。

それで、そいつが女性にモテるタイプかと言えば、その正反対で、顔といい、体型といい、まさに醜悪なヒキガエルだというのです。

そう、もう一度、シャンフォールの警句を思い出してみましょう。

朝にヒキガエルを飲み込みなさい。そうすれば、残りの1日はそれ以上不愉快なことに遭遇しないだろう。

シャンフォールは凄い!まさに200年後を予言していたのですね!

足を踏まれた人の痛み

「二乃宮」

大島てるです。

バングラデシュで、日本のJICAから派遣された方々が、首都ダッカのレストランでテロ襲撃に遭って、命を落とされたということで、非常に胸が痛みました。

何も、遊びや旅行で行ったわけではなく、バングラデシュのため、お国のインフラ整備のために、仕事で出張されていた方々でしたので、お気の毒で、遺族の皆様には大変御愁傷様でした、と言う言葉以外見つかりません。

何よりも、実行犯の若者たちは、裕福な家庭に育ち、留学経験もあるインテリだったという事実には衝撃を受けました。開発途上の国を良くしようとはるばる遠方からやって来た外国人を、異教徒だからといって、殺害したりしますかねえ?日本人が何で十字軍なんですか?インテリは駄目ですね。

全く無関係なのですが、私にとって、バングラデシュと言えば、どうしても、ジョージ・ハリスンが主催した「バングラデシュ・チャリティーコンサート」を思い出してしまいます。

うろ覚えの記憶で、電車の中で書いているので間違っていると思いますが、確か、あのコンサートは、1971年8月に、ニューヨークのマジソン・スクウェア・ガーデンで開催された本格的な、世界初のチャリティーコンサートで、主宰者のジョージ・ハリスンは、長髪で胸まで垂れるほどの長い髭を伸ばして、目が覚めるほど真っ白の上下高級スーツを着こなし、クリーム色のフェンダーのストラトキャスターを弾きまくっていました。(日付等間違っていたらどんどん改訂します)

凄いお爺さんに見えましたが、当時、ジョージは28歳の若者でした。前年の1970年に、ビートルズが正式に解散し、ジョージ自身は3枚組LPのソロアルバム「オール・シングズ・マスト・パス(諸行無常という意味)」をリリースし、その中の「マイ・スウィート・ロード」が世界的に大ヒットして、ソロとして自信を深めていた頃でした。(盗作事件もありましたが)

私も、バングラデシュという国については、このコンサートで初めてその名前を知りました。コンサートの模様は、映画化され、私も何十回、映画館に足を運んだか覚えていないほど足繁く運びました。当時は、ビデオもネットもありませんからね(笑)。

映画では、独立運動で戦うバングラデシュの人々や、飢えで苦しむ子供たちが、沢山写っていました。

政治的な人物として前面に出していなかったジョージが、何故、バングラデシュ問題に関わったのかについて、映画の中での記者会見や、主題曲(?)のバングラデシュの歌詞にも出てきます。シタール奏者で、ジョージの友人のラヴィ・シャンカールから「助けてほしい」と支援を求められたからです。

シタールという楽器は、インドの古代から使われている楽器で、ビートルズのアルバム「ラバーソウル」(1965年)の中の「ノルウェー製家具」(以前のブログに書きましたが、「ノルウェーの森」はあまりにも酷過ぎる誤訳です!)で、初めて使われました。ローリング・ストーンズもすかさず真似して、「黒くぬれ!」で、ブライアン・ジョーンズが器用にシタールを弾きこなしています。

もう15年ほど前ですか、ノラ・ジョーンズという若い女性歌手が「ドント・ノウ・ホワイ」でグラミー賞を受賞して、大きな話題になった際、彼女があのラヴィ・シャンカールの娘だったということを知った時の驚きは今でも忘れません。

「バングラデシュ・コンサート」には、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、レオン・ラッセル、ビリー・プレストン、バッド・フィンガーらが友情出演して大成功を収めました。

恐らく莫大なチャリティー金が出て、バングラデシュ政府に寄付されたことでしょう。昔なら、よかった、よかったで終わりますが、あれから、ひねくれ者として成長した私なんか、あの寄付金は、しっかり貧しい人たちの手に渡ったのか、不信感を抱いています。まさか、政府高官たちによって、公用車で別荘に行くお車代や、ホテル三日月への家族旅行に使われたんじゃないでしょうね?

いくら、数字や文章を見せつけられても、単なる統計に過ぎず、足を踏まれた人の痛みなんて、その人本人しか分からないものなんです。足を踏んだ本人が、とやかく、自分の功績として、数字を吹聴しているだけなのです。

サラバじゃ、docomo!

朝顔 昼顔 夕顔

またまた誰方様か分かりませんが、コメント有難う御座いました。

迷える蜻蛉さんがいらしたとは、驚くばかりです。

扨て、小生、長年の夢だった携帯電話docomoとは、やっと、すっぱりと御縁を切ることができました。

1週間前のこと。解約したのに、まだ余計に料金を請求してくる腹立たしいdocomoの悪業については、以前にこの渓流斎ブログでも書きましたが、今度は、解約したはずなのに、ドコモポイントとかいうお知らせをメールで送ってくるのです。

ケタクソ悪い(乱暴な言葉で失礼!)

そこで、「メール配信停止はコチラ」と書いてある所をクリックして、操作しても、なかなか、配信停止サイトに行き着かず、おまけに、「dポイント会員に登録しなければ、変更できません」というので、嫌々登録したところ、今度は、「その登録アドレスは、既に使われているので、ログインできません」とエラー表示が出る始末。

頭きましたね。

電話では、ラチがあかないので、また、ワザワザ、docomoショップに行ってきましたよ。そしたら、うまく、メール配信停止は成功できました。また、docomoを解約しても、ドコモポイントが残っていたら、dポイントカード会員になれるというので、カードももらってきました。

ショップ定員は「290ポイントしか残ってませんけどねえ」と、嫌に高飛車で、あからさまな軽蔑の眼差しを私に向けるのです。

そのdocomoショップは、「1台よりお安くなりますよ」と、嘘をついて音声用のガラケーとスマホの2台を買わせた店です。結局、割高になったことは、以前ブログに書いた通り。

で、昨日のことです。このdポイントが使えるコンビニに行ってきました。私自身は、コンビニで買うものも、買うことも、必要がないので、殆どないのですが、無理して週刊誌を買いました。dポイントで290円分賄うことができ、残りは現金で支払いました。

これで、dポイントカードには何も残っていません。三公社五現業あがりの官僚的な会社とは、もう、おサラバです。

docomoは、大名のような胡座を掻いた商売をしてるから、肉を切らせて骨を切る一か八かの博打勝負を掛けてくるそふとぶあんくなんかに負けるわけです。

docomoよ、サラバ! 清々しましたよ!

危ないの?そふとぶあんく? 第7刷

高麗狗

もう、多額の違約金とやらを払わされたことで、一切合切、何も契約していないので、あたしゃ関係ないのですが、そふとぶあんくのインド系米国人アララ副社長の解任劇には、アララ、びっつりしましたね。

表向きの理由は、創業者さんが、孫の代まで社長の椅子に椅子わっていたいらしく、そんならそれで、最初から後継者なんかを指名しなきゃよかったのに、と素人の浅はかなあたしなんかは思ってしまいます。

新聞では、淡々と報道しているので、どんな裏舞台があったのか、サッパリ分かりませんが、噂好きの電脳空間は、大変な騒ぎで、「後継者アララ氏を245億9800万円で損切り」という「見出し」を見ただけで、すっかり分かったような気分になれました(笑)。

そふとぶあんくは21日、出資しているフィンランドのゲーム会社の株式を7700億円で売却したばかり。

これに先立ち、中国の電子商取引最大手の株式を1兆900億円で売却。さらに、日本の大手スマホゲーム株も730億円で売却し、合計で約2兆円の現金資金を手にしたといわれます。(日経産業新聞などによる)

いずれも、アララ副社長が先導して、つい最近、成約したものばかり。2兆円儲けてくれたから、追い銭が、246億円で済めば、大したことはないということなのかもしれません。アララさんも「創業者が社長業をもっとやりたいのなら、ええんでなえかえ」と、喜び勇んで辞めていきます。庶民感覚では、全く分かりませんけどね。

もっとも、この資金は、多額の債務を抱える米携帯電話会社の救済に充てたらなくなっちゃうんじゃないか、というのが専らの噂。

ちゅうことは、芸能人を使って、派手にコマーシャルを仕掛けて、大事業を展開しているように見せかけているカリスマ経営者58歳の台所は、実は、火の車で、監督官庁も、メーンバンクも、頭を抱えているのかもしれません。あくまでも素人の憶測なので、これ以上フィクションを書くと、事実無根の風評を流布したとして、牢屋に入れられますので、これでお終い。

(ついでながら、附記しますと、22日、そふとぶあんく株主総会が開かれ、3月末時点の同社の投資総額は3878億円で、リターンは、何とその約25倍の9兆6895億円だった、と業界専門諸氏しか読まない「ビジネスi」に書かれていました。この数字は、株主総会で公表されたのか、されなかったのか、あたしは株主ではないので真相は不明。もし、事実なら書かない新聞社の隠蔽?マネーゲームで10兆円近く利益が出れば、そりゃ、誰だって平静ではいられないしょ)

信濃町の機密情報 第5刷

だそうで

世界最大のSekoi首長の首級を取った「週刊文春」は、今年の日本出版協会金獅子賞もんでした。あたしが、審査員なら、選ぶという話ですけど(笑)

でも最近、センテンス・スプリングよりもっと凄いことをやってのけたのが、「週刊ダイヤモンド」今週号です。戦後最大のタブーである「創価学会と共産党」を特集しています。

最初は、何で経済誌が、こんな政治的イッシューを好き好んで扱うかのか、サッパリ分かりませんでしたが、なるほど、これまで極秘中の極秘だった両組織団体の所謂一つのビジネスモデルを暴いているんですね。

学会の会員は、現在、850万世帯いると言われています。しかし、学会をバックに結成されたNew Komei党の選挙獲得数などから分析して、500万世帯に減少しているのではないかというのが、同誌の見立てです。

学会は、名誉会長を頂点に、会長、理事長のヒエラルキーがありますが、その下の大幹部である副会長は、300人もいるそうですね。かつては、200人と聞いていたので、随分増えたものです。この中で、主任副会長まで登り詰めることができる人は、わずか8人だそうです。

あたしなんか、既視感を感じてしまいました。全く、国も次元も違いますが、中国共産党の全人代代表は、約3000人もいますが、そのうちの大幹部である党政治局常務委員になれる人は、わずか7人ですからね。

特集では、極秘中の極秘だった組織図や信濃町の学会本部など70余の建造物の見取図なども掲載され、恐らく、学会員の多くの方も知らなかったことが多いと思われます。恐らく、主任副会長8人以上が辛うじて接することができる極秘情報ではないでしょうか。

どうして、このような機密情報が経済誌に掲載されたのか、学会を除名された元会員によるリークであることが容易に想像されます。

それにしても、学会員の方は、日本社会のあらゆる分野で大活躍されております。政治家は勿論、外務官僚が特に多い。弁護士、薬剤師、公認会計士、税理士、パイロット、フライトアテンダント、銀行、商社、それにマスコミのトップの方もいらっしゃる。よく知られているように、芸能界にも驚くほど多数のタレントを送り込み、芸能事務所、興行も持っています。

ビジネスモデルの柱の一つである霊園事業も有名です。同誌は、学会の機関紙の広告まで分析してまして、大手ゼネコンは殆ど息がかかっており、会員は、担当銀行である三菱系の企業への就職が圧倒的に多いようです。機関紙を配達する人を「無冠の友」と呼ぶことも初めて知りました。

日本は、少子高齢化により、会員減に歯止めが効かず、今は、海外での布教に活路を見いだし、国際局が強化されていることも詳らかにしておりました。広告塔として、ハービー・ハンコックやロベルト・バッジョさんらが有名ですね。

710円で、これだけの情報が入るとは安いものです。最近の経済週刊誌は、カラーで図版や写真が多用されて、ムックのような体裁なので、読みやすく、保存版ともいえるでせう。

同誌は、全ての登記簿を取り寄せるなど綿密な調査の結果、学会の資産総額は、1兆8000億円と書いています。会員の寄附、全世界にある不動産、機関紙発行、霊園事業などによるものです。

「シリーズ キラーストレス そのストレスは、ある日突然、死因に変わる」 第5刷

市場は乾物だらけ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

6月18日(土)~19日(日)の二日間に渡って、右向けば右を向く国有電気紙芝居局が放送していた番組「シリーズ キラーストレス そのストレスは、ある日突然、死因に変わる」は、身につまされるほど面白かったので、備忘録として、アトランダムの箇条書きで残しておこうかと思います。ちなみに、以下に書くことは、番組で放送されたそのまんまを書くわけではありません。自分なりの解釈の覚えている範囲内のことなので、間違っているかもしれません(笑)。

まず、第一回の「あなたを蝕(むしば)むストレスの正体 ~こうして命を守れ~」

■人間は、恐怖や不安などのストレスに晒されると、脳の「扁桃体」が反応して、副腎からストレスホルモンが身体全体に発散される。これによって、心拍数が上がり、血圧も上昇。血液が固まりやすくなり、自律神経も失調気味となる。

■このストレス反応は、古代にヒトが、肉食動物などから襲われる危険に迫られたとき、その防御策として、長い年月をかけて自ら生み出したもの。例えば、心拍数が上がったりするのは、逃げたり戦ったりしやすくするため。血液が固まりやすくなるのは、怪我をしたときに、出血を止め、回復しやすくするため。

■しかし、現代では、生命を脅かされる危険に迫られなくても、扁桃体が過敏に反応してしまい、複数のストレスが重なるとこれが「キラーストレス」となり、神経病や心不全を起こしたりする。

ウリ売ります Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
■では、その過剰なストレス反応の対処の仕方は?

1、ストレスを避ける
2、笑ったり、笑顔を浮かべたりする
3、周囲からのサポートを得る
4、一回30分、週3回でもいいから、有酸素運動を続けて、脳の負担を軽減させてあげる
5、瞑想。マインドフルネス(注意力集中)

市内を走る命の水脈カレーズ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

第二回の「ストレスから脳を守れ ~最新科学で迫る対処法~ 」

■不安や恐怖などで、副腎から発散されるストレスホルモンの中にコルチゾールと呼ばれるものがあり、これが、脳の一部を破壊することが最新の科学で分かるようになった。

■コレチゾールが増えると、記憶や感情を司る海馬の神経細胞が減少し、鬱病の原因となる。

■慢性的なストレスホルモンの過剰は、睡眠障害の原因となる。また、免疫不全にもなる。

■ストレスの過剰によって、心の迷走が始まる。過去はその悪い記憶で(人に裏切られた、など)、未来は想像で(これからも人から裏切られるだろう、という意識)しばられる。

■頑張り過ぎると、そのストレスで心臓血管など「身体」が反応する。我慢し過ぎると、そのストレスで、脳など「心」が反応して破壊される。

⇒その対処法とは?

1、コーピング(自分の気晴らしになることを、なるべく沢山リストアップする。質より量で、多ければ多いほどよい。(例えば、花や植物を見る。青空を見る。星空を見る。他人に不満を愚痴る。甘いものを食べる。酒を呑む。ギターを弾く。ピアノを弾く。ジャズを聴く。ボサノヴァを聴く。朗読する。歌を唄う。その他、何でもよい…)

2、マインドフルネス(心の迷走は、過去の悪い記憶と、未来の悪い想像に縛られるということだから、「今」だけを中心に考える→ストレスを感じる扁桃体が小さくなり、過剰反応しなくなる。ストレスで萎縮していた海馬の神経細胞が増えていく)

マインドフルネスの実践法とは?

・呼吸をコントロールしない。
・息が入ってくる「ふくらみ」と出ていく「縮み」を感じて、身体全体で呼吸をイメージする。
・ただ只管、自分の呼吸だけに集中して、雑念を追い払い、瞑想にふける
・過去と将来は考えず、「今」だけを強く実感する。過去を後悔し、未来を心配しなければ、癒しと安らぎ効果。

→「意識革命」→「安心立命」(あんじんりゅうめい)

最先端科学といっても、行き着くところは、一見、非科学的なことなので(笑)、驚きましたが、実際に効果があるようでしたので、私の結論は、

人間、この何と不可解なる不可知な生き物よ

て、ところですかねえ。格好良過ぎる?

もらい過ぎではなえかえ? Mr Sekoiは? 第5刷

天下の銀座四丁目交差点に新装開店した「銀座プレイス」

「獅子身中の虫」様。いつも刺激的な慧眼に満ち満ちたコメント有難う御座います。

麻生氏講演が、毎日新聞のスクープであることを御存知だったとは、よほど一流のジャーナリストか、特別な組織に所属されている殿上人かと拝察致す次第で御座います。

居眠りしていた渓流斎ブログの読者も、目が覚めたことでせう。

さて、今、英国がEUに残留するか、離脱するか、23日の国民投票で、決定するといいますから、世界中が大騒ぎです。

グローバル経済とやらで、英国がクシャミをすれば、開発途上国どころか、日本も風邪を引く恐れがあるからです。

2011年2月22日付のWSJの大変古い記事ですが、そこには、こう書かれています。

No English-Only Exams For Would-Be Eurocrats

Working as a European Union civil servant, or fonctionnaire, is a pretty sweet deal. The entry-level starting salary is ?4,350 ($5,950) a month and top grades get ?16,000―not subject to Belgian tax, or any other country's for that matter*―your children can go to the European School for free, you get an unfathomably generous amount of holiday, and you can spend Thursday nights on Brussels's Place du Luxembourg drinking in Ralph's Bar flirting with stagiaires.

With U.K. Prime Minister David Cameron cutting costs in Whitehall, now would seem like the ideal time for would-be civil servants to hop on the Eurostar and start their career in the EU institutions. But in fact, the U.K. is woefully underrepresented in Brussels: According the Foreign Office, the U.K. makes up 12% of the EU's population yet Brits hold only 6% of EU civil-service posts and 1.8% of those at entry level. Why?

The main reason is a question of language. To land a job at the European Commission, you first have to take the admission exams, known as the concours, in a second language. The first round consists of verbal, numerical and abstract reasoning, before interviews and further exams, also in the foreign language of your choice. Hence reports that Mr. Cameron had asked Commission President Jos? Manuel Barroso for a one-off concours, in English only, to help his monoglot island.

ということです。念のためポイントだけ書きますと、要するに、EUの官僚職員の月給が、新入りでも60万円、幹部になると、その4倍の240万円がもらえると書かれているのです。月給ですよ!年収にすると、2880万円ですか。しかも、ブリュッセルに住んでおきながら、ベルギーの国税を払わないで済み、子供がいれば、教育費も免除。長期有給休暇あり、です。

英国がEU離脱すれば、このうちの何人かのEU職員が、高給待遇職を失う、ということだけを付け加えておきます。

もっとも、一切、口も開かず、眉間に皺を寄せて不機嫌そうにSPに囲まれて辞めて出て行った、SEIKO(セイコー)ではなくて、SEKOI(せこい)を国際用語として鳴り響かせた我らが増添君も、在職期間は、2014年2月11日からたったの2年4カ月だったというのに、退職金が2200万円も支払われ、退職金以外にも、今年度分の給与850万円が支給されるそうでっせ。内訳は3カ月分の給料と、今月末に支給される6月のボーナス380万円などで、彼が在職中に受けとった給与総額は、何と6800万円にもなるそうです。年収は、3000万円以上ということになりますね。

この他、世界各国をファーストクラスに乗って、超一流のホテルのスィートルームに泊まる豪遊をしでかして、彼は2億円以上も浪費してます。

所詮、他人の金ですからね。実態は、血税です。SEKOI増添君にとって、血税を払う庶民は、生口か奴婢か使用人程度としか思っていないことでしょう。

違法行為でないと主張しながら、このまま、倫理的道義的責任も取らず、逃げる気かなあ?Mr Sekoiは?

18歳選挙権、EU離脱か残留か、マフィアの格好した政治屋 第5刷

桂林 アッチチとならぬよう Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 公職選挙法の改正で、7月10日投開票の参院選から、18歳で選挙権を持つそうな。

 今の時代、同世代の50%以上が大学に進学するそうなので、18歳といえども、ほとんどが学生さん。いわば、まだ修行の道を歩んでいるだけで、確固とした政治信条を持った人は多くはないでしょう。18歳で政治信条が凝り固まっている方がむしろ恐ろしい。若きテロリストにでもなりかねないかもしれませんからね。

 私の場合は、18歳の頃は考え方は、まだまだ幼稚で、180度正反対に意見が揺れ動いていて、自分の政治的意見を他人に説明するなんてもってのほかでした。少しでも、他人様に自分の意見を言えるようになれたのは、もう50歳も近くなった頃ですよ。新聞紙上でも、自己主張する著書の中でも、電気紙芝居の中でも、電波や講座でも、いずれにせよ、世の中に「真理」なんというものはなく、「ああ、ヒトはみんな、責任を取ることなく、勝手に好きなことを言っているだけなんだ」という「渓流斎の法則」を発見して、その定理を確信してからです。今は、好きなことを言っても、首を刈られて、生命を取られることもなく、戦前のように余程のことがない限り思想犯として、獄舎に入れらることもありませんからね。

西出陽関 街路の天井が植物 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 それが、冗談でもなく、現代というこのグローバル時代で、海外では、自分の政治信条を主張しただけで、殺害されるような事件が起きたのですね。英国中部バーストルで起きたEU残留を訴えていた女性下院議員ジョー・コックスさん(享年41)が、狂信的な極右集団「ブリテン・ファースト(何でもエゲレスを先にしなきゃ駄目よ)」のメンバーとみられる男に殺害された事件のことです。

 あんな先進国に、今の時代に野蛮なことが起きたなんて信じられませんが、まだ地球は1930年代に隆盛を極めたテロリズム、いやいや、原点を遡れば、1789年のフランス革命以降に若き弁護士あがりのロベスピエールによって隆盛を誇ったテロリズムの余波が21世紀の現代でも続いているということなんでしょう。 

葡萄だらけの路端売り子 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 その一方、今の日本の政治家は、何を言っても許されていると思っているのか、それとも、核心的な言い方をすれば、何を言っても殺されはしないと確信しているせいなのか、随分不謹慎な発言が目につきます。

 政府与党自民党の麻生副総裁とやらが、北海道・小樽での講演で、「90歳になっても老後を心配してる人がいる。いつまで生きるつもりだ」などと、暴言を吐いたそうな。

 「吉田茂の孫」を売り物にし、戦時中は半島出身者や被差別出身者らを超劣悪な労働環境で搾取した筑豊の麻生鉱業の御曹司として、ジョン・レノンと同じ1940年に生まれた学習院育ちの未曾有の、いやミゾウユーの、愛読書は漫画だと言って憚らない、小さいころから使用人に囲まれて、お金の苦労は一切したことがないように見受けられる、恐らく、庶民の気持ちは全く理解できないお坊ちゃまあがりの発言だとしても、許されないなあ。

彼も、昨年から後期高齢者ですし、「アソウ・ファースト」(何でも麻生を先にしなきゃ駄目よ)党でも、結成しようかしら。

 15万円はする白い高級ボルサリーノと、アントニオ猪木のような深紅のマフレーを身に着けたダブルスーツで国際会議に出席する彼の姿を、欧米メディアが「まるでマフィアみたいだ」と揶揄したことは、日本人として実に恥ずかしかったなあ。あ、御本人は、ゴルゴ13のつもりだったかもしれませんが。