肝試し

丸美ヶ丘温泉

「肝試しに来て見ませんか」という後藤先生のお導きで、プレセンの9階の日本記者クラブで、テレビ局のメディア関係の人と初めてお会いしました。

お会いしたのは、WOWOW経営企画局の野口和久さん、放送批評懇談会の理事・企画事業委員長の隈部紀生さん、東京放送メディア推進局の加藤節男さん、同総合企画部次長の牧登さん、テレビ東京メディアネット常務取締役の関根二三雄さん、テレビ朝日経営戦略室の和知隆寿さん。いずれも、裏方のメディア戦略のスタッフの面々で、非常にクレバーで、洞察力の鋭い方々ばかりでした。

同室のかなた先のテーブルに、帝京平成大学助教授の五十嵐雅子さんもいらっしゃいました。5,6年ぶりの再会でした。

いずれも内密な話なので、この場では書けませんが、次期首相候補は、憲法改正と教育改革を公約に立候補するそうです。

某氏は、「権力は腐敗するというけど、もし、独裁か、腐敗かの究極の選択を迫られたとしたら、腐敗の方を取るね」という発言には同感でした。

だんだんきな臭い世の中になってきました。

このままいけば、昭和の妖怪の孫が権力を握って、何をしでかすか分かりません。しかも、頭のおかしい日本人の支持率だけが上がる一方です。

できれば、こんな日本にもう住みたくないのですが、私も独裁国家よりも、賂が飛び交ういい加減な世の中の方を望みますね。賄賂だけが横行する独裁国家だけはご免です。

三代目襲名か

日本人は何のかんの言っても、血統好きなのでしょう。歌舞伎役者のように、先代の面影を求めてせっせと劇場通いをしているのです。

日本人の心因性は、江戸時代から、いや1300年前の奈良時代から少しも変わっていません。

自民党の総裁選に谷垣財務大臣と麻生外務大臣が出馬を表明しました。

しかし、どのマスコミの論調も安倍官房長官の優勢を伝えています。

自民党総裁イコール内閣総理大臣

3代目昭和の妖怪の誕生

こんなこと書くと怒られてしまうかな?

正義について

イスラエル軍によるレバノン侵攻について、アメリカのライス国務長官は、即時撤退を促すどころか、自衛権の行使として容認しました。

無辜の市民が多数犠牲になっているのにもかかわらずです。

これが、世界警察国家アメリカの正義の論理です。

どんな戦争も「自衛」という美名の下で行われてきました。大東亜戦争も自衛のための戦争でした。

しかし、日本はアメリカを批判ばかりしてはられません、軍需産業が一部であるアメリカの経済が減速すれば、日本経済は腰砕けになってしまうからです。

自然界が弱肉強食の食物連鎖で成り立っているように、人間界も弱者に対する搾取によって成り立っています。

正義は搾取にお墨付きを与えるための大義名分、免罪符です。

かんながら

日本古代神道に「かんながら」という思想があるそうです。

私は初めて聞きました。それだけ、信仰とは遠い世界で日々暮らしているからでしょう。

このままでは日本は、欧米列強(古い!)の思想風土、文化、信仰、武力に侵食されて、本来日本人が持っていた純真な和の心を失ってしまうという人がいます。

そんな話を聞くと、私は、いまだに、現代の日本は、「攘夷」派と「佐幕」派の呪縛から逃れていないような気がします。

女の子が他人の目を憚らず、電車の中で化粧をしたり、若者たちが歩きながらモノを食べたりするのは、「日本人を骨抜きにしよう」と巧妙に企んだGHQの政策が実を結んだ結果という人がいます。

GHQの「3S政策」は、ことに有名です。
3Sとは、Screen Sex  Sports です。

現在日本における、ハリウッド映画の隆盛と、ポルノ解禁と、ワールド・カップの熱狂ぶりと毛唐かぶれをみると、あながち、大袈裟な指摘ではない気がします。

振り子の針が極端な欧米化に振れると、国体堅持、国粋主義が大きく頭をもだけできます。

国策捜査によって、ロシア派の鈴木宗男氏と中国派の加藤紘一、田中真紀子氏らが政権の中枢から追放されたのは、その一つの例でしょう。

戦後60年も経つというのに、日本はいまだに「戦争責任」をはじめ、戦後処理がなされていません。

本当の恐さは、日々侵食されているのに気がつかないということです。
何の為に生きているか、自覚をしないで生きていることです。

北朝鮮ミサイル発射について思うこと

北朝鮮がとうとうミサイルを7発も発射しました。(まだ、これからも発射する可能性あり!)偉い軍事評論家や国際政治学者のみなさんが武器の性能や6カ国協議の行き詰まりの果ての「瀬戸際外交」の結果、などと色々と解説してくださいますが、やはり、北朝鮮の意図が少しも分かりません。

まさか、ホントにやっちまうなんて…

まだ朝鮮戦争の余燼が燻って、いまだに「臨戦態勢」状態の国と、経済大国として発展して曲がりなりにも平和を謳歌している国との違いでしょうか。

ただ聞き捨てならないのは、独裁者・金正日が軍の暴走に歯止めを効かすことができなくなったからではないか、という観測です。国民を飢え死にさせても特権階級だけがこの世の春を謳歌している国ですから何をしでかすか分かりません。

「体制的には末期的症状なのに、この体制を温存したがっている思惑を持つ勢力があるのではないか」と睨んでいたのですが、やはり、国連安保理で、北朝鮮に対する制裁をあからさまに反対する国が出没しました。

中国とロシアです。

この両国はミサイル発射について事前に知らされていたのではないかと疑いたくなります。

それにしても、今回、せっかくの「模擬訓練」になったのに、情報の伝達が遅かったですね。

ミサイル発射が5日の午前3時半ころなのに、全国の自治体に国から情報伝達があったのが3時間後の午前6時半。あと数十キロ射程が延びていたら「上陸」していた北海道の高橋はるみ知事も「遅すぎる!」と憤慨していたようです。

それはそうですよおね。

まあ、国の対応など、いつも後手、後手に回るので、自分の身は自分で守るしかないということを、今回、改めて証明してくれたということでしょう。

ミヤマンダー

新聞の見出しで「ミヤマンダー」というのがあり、あれ?どういう意味かなあと思ったら、造語でした。

自分たちに都合よく選挙区を変えることを「ゲリマンダー」と言いますが、規制改革・民間開放推進会議議長の宮内義彦・オリックス会長を文字って、社民党の福島瑞穂党首が命名したようです。

今、日本で最も注目されている財界人は、この宮内オリックス会長でしょう。

「規制緩和」という錦の御旗の下に構造改革の旗振り役になった人ですが、なんてこたあない、この規制緩和で一番儲けたのが、宮内オリックス会長と言われているのです。要するに権力を背景に、法律をどんどん都合の良いように改正し、「我田引水」行為を行っていたわけです。

日銀の福井総裁の村上ファンドの拠出金を管理していたのもオリックスだったことが白日の下に晒され、もう逃げも隠れもできないだろうなあと思ったら、自民党は宮内会長の証人喚問をとりやめてしまいました。

何か、裏があるんでしょうね。

プロ野球球団を持っていることが免罪符なっているのでしょうか?

そういえば、TBS株を買い占めた「IT界の寵児」楽天の三木谷社長も球団を買収しましたね。

道理で…。

夕張市倒産

怖れていたことが現実に起こったという感じです。

北海道の夕張市の後藤健二市長が6月20日に「財政再建団体の移行」を表明したニュースです。要するに夕張市の財政が破綻して倒産したのです。負債は約600億円。村上ファンドが運用していた最盛期の基金4444億円と比べれば、微々たるものですが…。

かつて「炭都」として栄えた夕張市には24の炭鉱があり、人口12万人を擁したそうです。それが、現在、人口わずか1万3千人。これでは、歳入が先細るばかりです。「過疎」に歯止めをかけようと、観光開発に膨大な投資(約11億円)を行った結果、ツケが膨らみ、地方交付税の大幅削減も原因で、この有様です。

皮肉を言えば、小泉「地方切捨て」政策が実を結んだということでしょう。

私は、2004年3月に吉永小百合さんが主演した「北の零年」のロケで夕張市に行ったことがあります。市内の中心地が、まさに「映画の街」になっており、「カサブランカ」や「ローマの休日」などの往年の名画の看板がそのまま「書割」となっていました。全く部外者の人間で財政のことが知らなかったので、「夕張国際映画祭も有名だし、素晴らしい街だなあ」という印象しかありませんでした。

「夕張メロン」も全国的に有名ですが、もともと、メロンの産地ではなく、炭鉱が下火になった後の街を全国的にどう売り出したらいいか、「苦肉の策で生まれた」と聞いています。これだけ「企業努力」しても、この有様です。私の愛する北海道が苦しんでいるのを見ると本当に忍びないです。

地方の過疎市町の倒産は、これから、もっともっと増えるでしょう。

財務省によると、2006年度末の国の借金の残高は約827兆円。地方の借金は約170兆円。合わせて約1000兆円にも上ります。孫の代になっても返せないでしょう。

これだけ借金があるというのに。お偉い政治屋どもが大きな顔で貧しい外国に円借款したり、金庫の番人が、密かに利殖行為を遂行したりする事実は全く理解できません。

まさに「日本沈没」です。

その頃、「今生きている人は誰もいないからいい」という話なんでしょうかね。

藤原正彦さん

「国家の品格」がベストセラーになった藤原正彦さん(62)の本職は数学者で、いわずれた知れた作家の新田次郎、藤原てい夫妻の息子さんです。

その藤原さんが、毎日新聞のインタビューですごいことをおっしゃていたので、そのまま引用します。

「東大、大学院時代は脳細胞を破壊するときいて、一切酒は飲まなかった。女性とのデートもゼロ、新聞も週刊誌も読まずに数学のことばかり考えていた」

な、な、な、何という発言でしょうか。

自慢じゃありませんが、私は学生時代は脳細胞が破壊されるほど酒を、しかも安い酒を呷るように飲み、女性とのデートは人並みで、新聞も週刊誌もむさぼるように読んだものです。

その結果が、今、如実に現れている、ということでしょうか?

ブログ盗作事件

幕別町の札内温泉ガーデン

ワイドショーでも話題になる自民党の杉村太蔵議員については、ほとんど興味がなく、彼がブログを盗作したというニュースを聞いても、あまり関心が湧かなかったのですが、2つの点で、「これはいかがなものか」と思いました。

第一は、彼が国民の税金で養われている公人であること。

第二は、盗作した内容が、「19歳の時、自殺を図ろうとした」ということだったこと。

第一に関しては、彼は公式に国民に対して謝罪する義務があると思います。

第二に関しては、結局、彼は26歳にして、まだ一度も挫折や世を儚んだ経験がなく、他人の文章を盗まなくては疑似体験さえできないことを暴露してしまったことです。

彼は、19歳の時、自殺を図った経験がないのにも関わらず、そう書いたことは、結局、ウソをついたわけですから、政治家としての資質を疑われても仕方がないということです。

http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20060523-35673.html

 

 

 

 

小泉という男

上士幌町

毎晩のように飲んだ暮れていたせいか、さすが、体調を少し崩してしまいました。

TSさんから「もう若くないんだから、あまりオイタしてはいけませんよ」とメールを戴きました。オイタって何のことかよく分かりませんが…。

でも、東京に戻って、まだお会いしていない方が何十人もいるので申し訳なく思っております。葉書やメールなどで「近いうちにお会いしましょう」とご連絡戴いているのです。何か、刑期を終えて出所したような気分です。

それに、「備忘録」と断っているのに、信じられないくらい沢山の方々がこのブログを読んでくださっているので、恐縮してしまいます。相手にご迷惑をお掛けしているのは承知しながら、私がどんな人と会ったか書いています。

実際、仕事も家庭も生活もすべてうまくいっておらず、自分が何で生きているのか分からない暗中模索の中で、毎日、現実逃避しているのかもしれません。

ジャーナリズムの仕事をしておきながら、在日米軍再編問題にしろ、円高・株安・原油高の問題にしろ、共謀罪の問題にしろ、教育基本法の改定問題にしろ、問題の背景に潜む核心や実態がさっぱり分からないのです。もちろん、新聞は読みますから、誰が何を言ったか、どう決まったのか、事実関係はインプットされます。しかし、ここ数年の急激な法律改正の動きを見ていると、何か、底流に太い一部の者しか知らないコンセンサスが流れていて、日本はとんでもない方向にいってしまうのではないかという危惧に襲われるのです。

これらの急激な動きは50%も支持率を誇る小泉という男の時代と合致します。ひと言でいうと、「弱者切捨て」という言葉が彼の政策を象徴します。特に地方の疲弊ぶりはひどいものです。東京にいると分かりませんでした。少子高齢化と過疎化のダブルパンチで税金が入ってこない。倒産する町村が出てきてもおかしくないのです。

東京で通勤していても、殺伐なものを感じます。

今日は体調が良くないせいか、暗い後ろ向きな話になってしまいました。たまにはいいでしょう。お許しください。

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