前川喜平様は正義感に溢れた人です!?

東京タワー 赤羽橋

渓流斎ブログの5月25日付「加計学園問題で追い詰められた?」に、unknownさんから「大手マスコミの本性」というタイトルで鋭いコメントを頂きました。どうも有難う御座いました。

いやあ、よく目配りされてますね。私は、朝も昼もワイドショーを見る時間はありませんけど、テレビはすっかり洗脳マシーンになっているようですね。

加計学園問題もいよいよ佳境に入ってきました。

殿外遊中の留守を預かる秋田県出身、法政部屋所属の留守居番菅義偉(すが・よしひで)官房長官も火消しに必死です。

そこで、またまた、火消し役人菅さんに乗り移って、霊言を聞いてみたいと思います。

亀戸「升本」

ー何しろ、殿のイデオロギーに心酔した森友学園の負け賃が8億円。殿の鷹狩り仲間の加計学園は土地代と建設費込みで132億円と桁があまりにも違い過ぎる。どうせ、庶民の税金だから、殿のご意向でどう使おうが知ったこたあ、あらへんけど、何しろ、野党や市民運動家の連中が煩すぎる。早く共謀罪ができないものか!

殿は「俺の意向が働いたという証拠があれば、いつでも殿を辞めてやるわ」なんぞと啖呵を切ってしまったから、これは何としても隠匿せなあかん。こちらのクビも危うくなるからな。

せっかく、文科省に手を回して、「見ざる、聞かざる、言わざる」の箝口令を敷いて、有耶無耶にすることに成功したと思ったら、何だ、文科省の前事務次官という野郎が、文春砲と朝日新聞に垂れ込むだけでなく、記者会見までしやがって!せっかく、穏便に済まそうかと思ったら、首相広報機関紙讀賣新聞や我らが同朋産経新聞まで書きやがって!

この前事務次官、前川清か後藤喜平か知らんけど、あ、前川喜平て言うの?官房機密費を使って、あ奴の下半身を全て調べて、歌舞伎町の出会い系クラブに足繁く通い詰めていた事実を発掘して、マスコミにリークさせてもろたのに、振り出しに戻ってしまったわいな。

あ奴は、記者会見で、まるで何でも鑑定団のように、「あの文書は本物だ」「内閣府に押し切られた」なぞと抜かしやがって!

そもそも、あ奴は、文科省天下り問題で、OBの再就職のあっせんに直接関与していた張本人でっせ!それなのに、責任者として自ら辞める意向を全く示さず、地位に恋々としがみついていた。まさに恋々とね。そんな奴の言うこと、信用できまっか?

ま、殿がいない間、ワシの役目はあ奴の信用を谷底にまで失墜させて、証人喚問を絶対阻止することだもんね。それさえ、うまくいけば、馬鹿な庶民はすぐ忘れるよ。

滝の城まつり

えっ?あ奴が何で、あそこまで虚勢を張っていられるかって? …知らないなあ。事務次官をクビになって、食うに困って、路頭に彷徨っているから、気でも違ったんじゃないの?

えっ? あ奴は、冷凍会社では世界三大メーカーの一角を占める日本最大手の前川財閥の三代目だから、仕事なんかしなくたって、食うに全く困らない?

えっ? 何? あ奴は、今日99歳の誕生日を迎えた大勲位中曽根康弘元総理の御子息中曽根弘文元外相の義兄ですって?

なあんだ、早く言ってよ!誰だ、前川喜平様に悪態を吐く奴は!許しませんよ!わたくしは、最初からあんな正義感に溢れた義侠心のある士(おとこ)はいない、とさっきから、そう申し上げているわけで御座いまする。はい。

(事実をもとにした創作です)

加計学園問題で追い詰められた?安倍首相は、マルタへ

目黒不動尊

やはり、一連の加計学園問題で、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと盛り込まれた文書は、ホンマもんだったんですね。

前の文部科学省の最高責任者である事務次官だった前川喜平氏(62)が、新潮曰く汚れた銃弾「文書砲」と、読売巨人軍嫌いの「朝日新聞」の独占独白インタビューに応えて、「(怪文書ではなくで、正式の文書として)あるものを、ないことにするわけにはいかなかった」「行政が歪められた」などと吐露しております。

よほど勇気がいったことでしょう。今の御時世では、国家機密保護法、国防保安法でしょっ引かれるかもしれませんからね。

しかも、前川氏は、天下り問題で文部科学事務次官を辞任して、今や素浪人の身の上。何の後ろ盾もないわけですから、生命の危険に晒されるかもしれません。

よほど、今の安倍首相独裁政権に対して義憤に駆られたのでしょう。

目黒不動尊

その一方で、官邸サイドからの援護射撃は止まることを知りません。

菅官房長は「怪文書」とすっとぼけました。この事実は、「続々日本書紀」に明記しておかなければなりません。

また、前川氏が、新宿・歌舞伎町のデートクラブとかいう、いかにもいかがわしい場所に出入りしていた事実を、電波芸者のスシローや、政府広報機関紙讀賣新聞にリークして、この男がいかにも薄汚くて、信頼に欠ける人間か、一大キャンペーンを張っているんですからね。

それにしても、何で、前川氏がデートクラブに出入りしていたことが分かったのでしょうか?

決まってるじゃあ、あーりませんか。共謀罪法があるので、堂々とGPSやドローンや密偵や忍び、隠密剣士を使って前川氏の一挙手一投足すべてを監視していたわけですから。

何?まだ、共謀罪法は成立してない?そんなもん、あろうがあるまいが、現実はとっくに先に行ってますまんねんがな。

組合幹部、市民運動家、基地反対者、原発反対派といった反政府主義者、それに、身内の政党幹部、公務員、そして、念には念を入れて情報を一番掴んでいる料理屋の女将やミルクホールのマダム、料亭の下足番…みーんな、抜かりなく、張ってますまんねんがな。

治安維持法のおかげです

クレマチス

治安維持法は大正14年(1925年)、普通選挙法と引き換えに「飴と鞭」政策の一環で制定されました。

ときの内閣総理大臣は、憲政会の加藤高明(尾張藩士~東京帝大法首席卒~三菱~外相~貴族院議員)でした。

背後には、大逆事件で、検事として幸徳秋水らに死刑を求刑し、東大新人会壊滅に功績があった枢密院副議長で後に首相も務めA級戦犯にも指名された平沼麒一郎ら司法界の後押しがありました。

治安維持法は、「國體護持」を目的として、私有財産を否定する共産主義者らを取り締まることを主眼に置かれました。

ですから、当局は、帝国議会答弁でも「一般の人に捜査が及ぶことはない」と一貫として説明しておりました。

それが、GPSを駆使して怪しいと思われる個人や結社を尾行し、時にはドローンを飛ばして、24時間365日監視体制の確立に成功しました。

もう特高などという人海戦術では古いですからね。

その収穫が、悪しき思想をばら撒いた北海道拓殖銀行員から作家に転向した小林多喜二や哲学者の三木清です。築地署で拷問を加えた多喜二の写真が密かに出回り、世間を震え上がらせました。これは、実に「一罰百戒」の効果がありました。

この前の国際諜報団ゾルゲ事件では、首魁のリヒャルト・ゾルゲと尾崎秀実を、治安維持法、国防保安法、軍機保護法違反などで処刑しました。

国際社会からは「よくやった」とのお褒めのお言葉を預かりました。

こうして、我々一般人は、枕を高くしてゆっくり眠られるわけです。

マスコミは懲らしめなあかん

ゴーヤチャンプル定食

衆院議員の大西英男様です。

1946年、東京都江戸川区生まれ。70歳。國學院大学法学部出身。

最近、マスコミによく登場するようになりました。「マスコミは懲らしめてやらなきゃいけない」と、つい口が滑ったのではなく、本音の本心を漏らしたことで、マスコミの連中から逆怨みを買っているのかもしれません。

足立神社

確かに、先週(2017年5月15日)、受動喫煙対策に関連した自民党厚生労働部会で、三原じゅん子議員が「働くがん患者に対応した対策を強化するべきだ」と発言したことに対して、「がん患者は働かなければいい」と野次を飛ばしました。はい、野次を飛ばしたのはワシです。はい、はい、はい、そうですよ。でも、謝罪したじゃありませんか。

足立神社

えっ?まさか、ここで昔のワシの発言を掘り起こしてくるわけじゃないでしょうね?

2014年4月の衆議総務委員会でのセクハラ野次?

上西小百合議員に対して、ワシが「早く結婚して子供を産まないとダメだぞ」と野次を飛ばしたって?

そんなことあったかなあ?…

えっ?まだある?巫女発言?ああ、ああ、ああ…あれは確かに言いました。言いましたよ、言いました。

2016年3月、衆議院北海道第5区補欠選挙の応援で札幌に行った時、神社の巫女から、急に「自民党はあんまり好きじゃない」と言われたもんだから、派閥の会合で、「巫女のくせに何だと思った」と発言しましたよ。はい、はい、はい、しましたよ。

でも、その巫女は、20歳くらいで、今回投票が初めてだというから、「夜のススキノにでも誘って、ひとつ口説いてやろうと思った」などと言ったとか、そこまでマスコミは書くんだからね。

如何なものか!

やはり、マスコミは懲らしめてやらなあかん。

あれっ?何で東京出身のワシが関西弁なん?

本丸の加計学園問題は国民の血税が関わっている

大手門

「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」ー。ワオ!まるで、江戸時代か、一党独裁の中国か北朝鮮か、はたまたロシアになったような我国です。

首相が拡張販売員となっていると噂されている讀賣新聞を熟読しても、さっぱり分からなかったのですが、スクープした朝日新聞や、後追いした毎日新聞や東京新聞等を読むと、日本も殿様を頂点にした独裁縦社会に回帰したかのように見えます。

獣医大学の創設をタダで面倒みてもらっている加計学園の話ですが、大学の敷地は愛媛県今治市の市有地で36億7500万円。建設費が96億円。これら全てが助成金と称して、私学だというのに無料で払い下げられ、建物までつくってもらえるのですから、笑いが止まらないことでしょう。

わずか(?)8億円程度で土地を値引きしてもらった森友学園の籠池さんがこの話を聞いて、「ウチとこんなにもレベルが違うのに、何でウチだけ叩かれなきゃあきまへんね」と愚痴ったとしたら、大阪なら有権者の同情票が集まるのではないでしょうか?

どうやら、加計学園の理事長さんは、官邸の最高レベルさんの「刎頸の友」だというのですから、「良きにはかれ」と命令したのかもしれません。

この話は、もう三カ月も前から日刊ゲンダイや週刊誌で報道されていたのに、有耶無耶になっておりました。かつては加計理事長の名前は「首相の一日」に何度も登場して、酒を呑んだり、ゴルフをしたりするお仲間だということは世間に知れ渡っていました。

週刊誌等で報道され、殿様もさすがにヤバイと思ったのか分かりませんが、加計理事長さんのお名前は、その後一度も登場しなくなったのです。逆に怪しい。

官邸は「火消し」に必死で、「どこの文書とも分からぬもの。怪文書にとやかくコメントする筋合いはない」と開き直っておりますが、文書は文部科学省が作成したホンマもん。

文科省の誰かが、「文春砲」より影響力の強い朝日新聞に垂れ込んだのでしょうが、文科省もあれだけ「天下り問題」で朝日新聞から叩かれたというのに、見上げたもんですよ。

しかし何と言っても、助成金とは、国民の税金なんですからね。不正に対して国民が黙っている筋合いはないのです。

いくら無産階級でも、殿様から「貧乏人は麦を喰え」などと言われればさすがに怒りますよ。

マリー・アントワネットが「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃん」と言ったおかげでフランス革命が起きたという逸話を信じたくなりますよ(笑)。

安倍首相よりもナベツネさんの方が上手でした

あらま。Sioriさんという方からコメント頂きました。どうも有難う御座いました。

「失礼があったら…」だなんて…こちらは嬉しい限りです。毎日、北の若大将さんのように、暖簾に腕押しのような感じで書いておりますから、こうして読者様からの反応を頂けると励みになります。

長い間、この渓流斎ブログをお読みになっていらしたら、お分かりかと存じますが、このブログは通勤電車の中でスマホで書いております(笑)。

最近は、どうもワンパターンになっている気がしていたので、まさに救いのお言葉でした。

でも、本当は、電車の中で一人、ニヤニヤしながら書いているのです。我ながら不思議な力が出てきて、筆が勝手に進みます。昨日も本気で北の若大将になったつもりでした。

何か乗り移った感じです。完璧なイタコです(笑)。変なおじさん。コワイですねえ…。

しかし、考えてみましょう。相手の霊が乗り移ってくれるほど、相手の立場を考えない限り、人間は分かり合えないし、お互い「話せば分かる」存在ではないのです。

自分の言動は正しいと思っていても、相手はもっと正しいと思っているかもしれません。国際関係も同じことです。

だから、やたらと「正義」を振りかざして説得しようとしてくる輩や国家は、最初から胡散臭いと思わなければなりません。

いかなるイデオロギーも疑ってかからなければなりません。

こんなことを言えば刺客を送られるかもしれませんが、宗教や聖職者と呼ばれる人たちでさえ、私は構えてしまうところがあります(マイルドな言葉に変換しました)。勿論、法然の残した言葉には素晴らしいものがありますし、キリストの遺訓には感服します。

ただ、そういった権威や力を利用したりカサにしたりして威張りくさったり、他人を支配したりする輩や国家主義者や民族主義者には気を付けなければならないのです。

安倍首相が、自分の信念である憲法改正の理念を表明したいがために、「読売新聞を熟読しなさい」と国会で発言し、マスコミを手玉に取ったつもりで有頂天だったようですが、実際は、読売新聞主筆のナベツネさんが、時の首相を若造扱いにして、まんまと新聞拡張販売員に仕立て上げただけなのです。人生巧者の90歳のナベツネさんの方が一枚も二枚も上手だったということです。

紙が売れればいいのです。どれだけ宣伝効果になったことか!広告代理店様に経済効果を試算してもらいたいぐらいです(笑)。

物事は複眼的に見ないと真相が分からないのです。他人の言うことや報道されていることを一方的に信じ込むのではなく、他の面から考えてみることも一考です。ニュースもドラマもバラエティーもスポーツも、実はスポンサーの意向が大きく働き、視聴者はそれに踊らされていることに気づくはずです。

まあ、毒にも薬にもならないブログですが、たまに覗いてくだされば、もしかして、貴方の知らない驚くべき新発見が見つかるかもしれませんよ(笑)。

北のサイバー攻撃は国家貢献?

北の若大将です。

僕は、国際社会が思っているような独裁者でも愚者ではありません。

トランプ米大統領が仰る通りのスマート・クッキー(頭の切れる奴)です。

お隣の島国の渓流斎が、最高権力者の祖父を批判しているようですが、僕が今あるのはパルチザンだった祖父のお陰です。

何か問題でも?

問題があるとしたら、 本物のパルチザンは暗殺され、祖父は本物に似た影武者だったという噂です。勿論、あれは噂です。そうでなければ、こうして三代続くわけがないでしょう?

ところで、僕が主演する映画「若大将シリーズ」は、2014年の第365作「若大将 ハワイへ行く」で、お隣の島国の「男はつらいよ」シリーズを抜いて、ギネス世界記録を樹立したことは皆さん御存知の通りです。主題歌「レッド・ハワイ」は、我国ではプレスリーの「ブルー・ハワイ」を抜いてナンバーワンを獲得しました。

しかし、ソニーピクチャーズが、僕の若大将シリーズのパロディーで、てゆーか、大胆にも僕を暗殺までする映画をつくりやがったので、サイバー攻撃を仕掛けてやったのです。目には目にを、です。

そして今回。国際社会とやらが徒党を組んで、石炭の輸出入禁止を打ち出して、我国の財政をドン底にまで落ち込ませようという魂胆です。

お隣の島国はかつて、ABCDラインとやらで石油や資源を禁輸されて、まんまと敵の植民地主義者の挑発に乗って自滅しましたから、僕はそんな挑発には乗りませんよ。

我国には世界でも稀にみる超々優秀なITハッカーがいますからね。3歳から鍛えています。我国にはお隣の島国とは違ってブラック企業なんてありませんから、朝から晩まで寝食も忘れて、率先垂範でホワイト企業で働いています。

その優秀な彼らが今回見事にやってくれたのは、ファイアーウォールが甘いベトナムやバングラデシュといった世界30カ国の銀行進出です。

これを、国際社会はサイバーテロと呼んでいるらしいですが、我国では国家貢献と呼んでいます。

今回の彼らの偉業によって、海外口座から90億円ほどの純利益を挙げてくれました。後で彼らには勲章を授与する予定です。我国の立派な資金源になりましたからね。

だから、国際社会が経済的圧力を掛けようが馬耳東風、暖簾に腕押しとはこのことなんですよ。挑発なんか乗りません。僕は、スマート・クッキーなんですから。

ただ、今回の海外銀行への国家貢献で放ったマルウェアは、3年前のソニーピクチャーズで使ったものと照合されて、足が着いてしまったようです。

従って、今、彼らに勲章を授与するかどうか再考しているところなのです。

皆様もどう思われますか?

安倍寛がいたではないか

彩翔亭

フランスは、39歳の中道マクロン氏が、極右政党国民戦線のルペン氏を破って大統領に当選。お隣韓国の大統領選では、革新の文在寅氏が、保守派らを破って当選しました。

いずれの皆様もご当選おめでとう御座います。

特に、マクロンさんは、議員経験もなく、フランス革命後の最高権力者としては、皇帝ナポレオンの34歳に次ぐ若さだそうですね。

中道というのはよく分かりませんが、既成政党ではないので、よく言えばしがらみがないのですが、悪く言えば、基盤がないので議会運営には苦労を強いられることでしょう。

今回の選挙では、大統領になったマクロンさんより、25歳年上の妻ブリジットさんの方に注目が集まりました。

マクロンさんの高校の教師だったそうで、3人の子持ちで夫と別れて、再婚したそうですから、映画みたいな世界です。

プロミエール・ダム(ファーストレディ)となるブリジットさんの実家はお菓子屋さん、というより大きな菓子製造会社だそうで、いわば社長令嬢だったことが新聞記事の隅で報じられていました。

しかも、「売り」が高級菓子として知られるマカロン。銀座では一個2400円もするマカロンが売り出されたと話題になったほどです。

商魂逞しい日本人なら、さぞかし「大統領マクロン」を登録商標して、マクロンのマカロンを売り出すことでしょう。あれっ?マカロンのマクロンかな?(笑)。

韓国の文さんは、日本との慰安婦問題合意を見直すと選挙戦で公言していたので、今後の日韓関係は厳しくなるものと予想されています。

それにしても、中道も革新も保守も、自分で名乗っているのか、メデイアが命名しているのか分かりませんが、こんな名称で、選挙民の判断材料になるのはおかしい気もしています。

なぜなら、こんなあやふやな言い方もないからです。

ルペンさんも、自分のことを愛国主義者とは言っても、極右のレッテルは嫌っていました。

そこで、我が国を顧みてみましょう。

今の安倍晋三首相が尊敬して止まない祖父岸信介は戦後、A級戦犯に指名されながら首相となり、極右とも昭和の妖怪とも呼ばれましたが、戦前は、国民の期待を一身に背負った商工省の「革新」官僚だったわけですからね。

満洲に渡って、ニキ三スケ(東條英機、星野直樹、松岡洋右、鮎川義介、岸信介)の一人として建国間もない満洲の国家運営に八面六臂の大活躍をしたことは皆さんの方がよく御存知でしょう。

航空公園

安倍首相は、この祖父岸信介の背中を追うように戦前回帰の政策(マイナンバー制度、特定秘密保護法、安全保障関連法、そして共謀罪)ばかり打ち出していますが、これはまさしく、皮肉なことに保守ではなく革新なわけですよ。

安倍首相は、滅多に口にしませんが、いつも口癖のように出す母方の岸信介よりも、父方の安倍寛の方を見習うべきではないかと、私なんかは思っています。

安倍寛は旧制四高~東京帝大法卒。東條英機らの軍閥主義を鋭く批判し、勿論、大政翼賛会には参加せず、それでも、無所属・非推薦ながらギリギリ衆院議員に当選して、最後まで反軍閥主義を貫いた保守の政治家です。大政党の金権腐敗も批判しました。

戦中は、恐らく憲兵に監視され、生命の危険に晒されたこともあったでしょう。

戦後は、盟友三木武夫らと日本進歩党に加入し、これからという時に51歳で亡くなった政治家です。

安倍首相は、この父方の偉大な祖父を意識的に避けているように見えます。

讀賣新聞を読もう!

par Keiryusai

昨晩は、飛鳥浄御原の料理店「銀座ろくさん亭」で、検非違使と、ブリュンヒルデ以外の8人のワルキューレらとジビエ料理に舌鼓を打ちました。

昼間の神祇官委員会では、野党のミスター年金がしつこく憲法改正の真意を問い詰めてくるので、「それは宰相として発言したのではなく、与党総裁としての信念を述べただけで、詳細は讀賣新聞を読んでもらいたい」と答えておきました。

讀賣新聞に関しては、「御用新聞ではないか」といったピント外れの批判があるようですが、断じて御用新聞ではありません。我が党の機関紙であり、あたくしのお爺さん以来の信念を代弁してくれる世界最大のクオリティーペーパーであります。

刎頸の交わりである讀賣新聞のナベツネ主筆とは、首相になれなかった我が父が毎日新聞記者時代以来の親友であり、あたくしのことを一番理解してくれております。それは、4月の飯田橋グランドパレス内の「千代田」での密約会談で確認されました。

しかし、讀賣新聞以外の新聞やテレビの中には変なことを言う者があまりにも多すぎます。読むに値しません。何でも「反対、反対」と言って済むと思っている。

par Keiryusai

こんな新聞に限って、あたくしが憲法改正に成功すれば、万歳を三唱してくれますからね。満洲事変以後、部数拡大のために、社説を大幅転換した時と同じです。

あたくしの憲法改正の具体策「自衛隊の明記」と「高等教育の無償化」について、「違憲であり、矛盾する。何も、高等教育無償化を憲法に明記する必要はない」と批判する人がいます。

あたくしも、高等教育無償化に関しては、法律に明記して処理すれば済むわけで、わざわざ憲法に明記することもないかとは思いますが、日本維新の会を取り込むためには仕方がない秘策だったわけであります。

東京オリンピックの年に期限を切ったのも同じです。目くらましになりますからね(笑)。

先人が、治安維持法を通したいがために、普通選挙法を表看板に掲げた同じ手口です。いわば、アメとムチでしょうかねえ。

par Keiryusai

それにしても、渓流斎の野郎は気に食わない。あの野郎は何を考えているのでしょうか。

今、唐軍が白村江に迫ってきてます。唐は最近、世界第2位の経済大国になったからといって軍事費を見たこともないほど増強しております。何度も何度も我が国の領海を侵犯しております。

金氏独裁支配の高句麗情勢がこれだけ緊迫している今日、憲法改正は緊喫の課題です。

他の新聞はどうでも良い。とにかく、讀賣新聞を読んで下さい!

人間、痛い目に遭わないと分からない動物なのか?

銀座「魚斗」鯛茶漬け定食

昨日5月3日のアクセス数は、閲覧数360PV、訪問者数186IPの5425位でした。普段通りに戻りましたので、本音で行きましょうかね(笑)。

昨日の日本会議の会議で、安倍首相がビデオメッセージで登場して、「憲法改正して2020年に実施」構想をぶちまけました。

何しろ、お爺さんの岸信介(歴史上人物のため敬称略、以下略)以来の悲願なんだそうですね。首相になれなかったお父さんの悲願は二度も達成しましたから、今度は偉大なる祖父の悲願達成に邁進することになったのでしょう。

衆参両院議会では、与党が3分の2の議席を獲得してますから、憲法改正の発議が可能で、机上の空論ではなく、現実味を帯びているわけです。

森友学園の籠池前理事長を運営委員にかつぐ日本会議を始め、改憲派は万々歳、欣喜雀躍です。護憲派左翼は、議会少数派ですし、力も勢いもありません。核実験を繰り返す野蛮な北朝鮮と、慰安婦問題合意不履行の信用できない韓国と、防衛費を増強して東アジア支配と覇権主義を高揚させる中国が追風になって、世論を味方につけていますから、今がチャンスです。

私は、か弱い立憲主義者、護憲主義者ですが、安倍首相の発言を聞いて、驚きはしませんでしたが、こんなあからさまに宣言するとは随分、物騒な世の中になったものだというのが正直な感想です。

そう言えば、安倍首相が4月24日に東京・飯田橋のグランドパレスの日本料理店「千代田」で、讀賣新聞の渡辺恒雄主筆と密談したのは、5月3日付の讀賣新聞にこの構想を掲載して、選挙民の顔色を伺う約束をしていたんですね。そうとは知らず、小生は、翌4月25日の渓流斎ブログに、呑気にも浅はかにも「『千代田』会談」などという唐変木なことを書いてしまいました。

今の国会は、一強多弱の大政翼賛会体制ですから、何でもやりたい放題です。集団的自衛権を認める安保法制という名の戦争法を成立させ、今度は、共謀罪という名の治安維持法を成立させようとしています。

今は、世界的に「自国第一主義」という名の右翼が台頭して、まるで1930年代が復活したような様相です。

ドイツ・ナチスが選挙で政権を獲得したのは、1933年1月(ヒトラー首相、42歳)のことです。

いや、ヒトラーの先輩にはイタリアのムッソリーニがおりました。1925年12月には首席宰相兼国務大臣に就任して独裁体制を確立しました。

そもそも、ムッソリーニは社会主義を信奉する労働者のための政党であるイタリア社会党出身で、独自の政治理論「ファシズム」(結束主義)を提唱しました。ということは、ムッソリーニは左翼?

今でこそ、ファシズムやファシストは、「悪の権化」の代名詞として使われていますが、当時は、最先端の流行ファッションで、あの木村東介も、若き頃、ムッソリーニに憧れて、集団で黒シャツを着て徒党を組んで政治運動をしていたと、自分の著作の中で回顧しておりました。

1920年代から40年代にかけて、世界中の若者がファシズムを人類の救済策として受け入れていたことが分かります。

ところで、問題の2020年を控えて、安倍首相は「東京五輪開催」を大義にして、テロ対策法=共謀罪法、実は治安維持法を成立させてようと必死です。評論家の森まゆみさんは「共謀罪を成立させなければ東京オリンピックが開催できないと、安倍首相が仰るのなら、オリンピック開催を返上したらいい」と大変勇気のある発言をしておりましたが(毎日新聞とのインタビュー)、私も同感です。

どうせ、オリンピックは、競技場やインフラ設備建設で大手ゼネコンが儲けるだけですからね。それと、国際オリンピック委員会(IOC)委員という名の特権階級連中の金城湯池なのです。(庶民は開催してもらわなくても一向に困らない!)

私は、戦前の「隣り組」のような監視社会が再導入されるのは真っ平御免です。

最近思うに、右翼も左翼も軸足が大分ズレてきて、傾向が変わってきたような気がしております。

あの漫画家の小林よしのり氏が、まさか民進党の参考人として、共謀罪反対を表明するとは思いも寄りませんでした。

また、憲法改正論者の大勲位中曽根元首相が、集団的自衛権には反対していたということも意外でした。

世の中、安倍首相が鳴らすラッパに踊らされて、このまま邁進するととんでもない社会になると危惧しています。とにかく、戦後72年。戦争を知らない世代が8割を超え、悲惨な戦争体験者が少なくなってきました。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」では取り返しがつきません。何と言っても、歴史の教訓を忘れてはいけないのです。