洞爺湖、再び

洞爺湖が好評でしたので、違った写真をアップロードします。
しかし、最近、最もアクセスが多かったのが、ヨン様こと「ペ・ヨンジュン」でした。
何と「79」もアクセスがありました。最高新記録です。
普段は「15」とか「29」とか、そんなものですから。

それにしても、我ながらひどい文章でした。

何も知らない読者もだまされた、と思ったでしょうね。

そういう読者は、二度と訪れてくれません。

ですから、本日は罪滅ぼしに、いつも訪れて戴いている読者の皆様へのサービスです。

この洞爺湖の美しさには圧倒されました。

「シンデレラマン」★★★

 久しぶりに映画を見に行きました。
今話題の「シンデレラマン」(ロン・ハワード監督)。某週刊誌の映画欄で、辛口で知られる評論家が二人も5つ星を付け「アカデミー賞の有力候補」なんて書いてあるので、急に見たくなってしまったのです。

それで、出来は?

評論家のようにタダで見ていないので、正直に書きますと、3つ星といったところでしょうか。1930年代の大恐慌時代を背景に、3人の子持ちのロートルのボクサーが、見事、ヘビー級の王者に登りつめるという、まさにシンデレラ・ストーリーです。

この話は実話だそうでして、ボクサーのジム・ブラドックにラッセル・クロウ、その妻をレネー・ゼルウィガーが演じています。

クロウは、同じ監督の「ビューティフル・マインド」で、天才数学者ジョン・ナッシュを演じているので、どうも、身だしなみの良いスーツ姿になると、インテリっぽく見えて、ボクサーに見えないのが残念でした。

この映画は、いわゆるアメリカン・ドリームがテーマです。最近のハリウッド映画は、タネが尽きて、日本の映画をリメイクしたりしてますが、この「アメリカン・ドリーム」だけは、アメリカ映画の不朽のテーマなのでしょう。

なぜなら、ハリケーン「カトリーナ」の例を出すまでもなく、現実は、あまりにも「ドリーム」からかけ離れているからです。

せめて、映画でも見て憂さを晴らすしかないー。そう確信しました。

中田英寿 

サッカーの日本代表MF中田英寿(28)が去る15日に、地元ボルトンで行われたUEFA杯1回戦で英国デビューし、後半ロスタイムに決勝ゴールをアシストしてチームの欧州カップ戦初勝利に貢献したそうです。

ところが、試合後、中田は報道陣の質問を全く無視して退散。初めて「中田流」のスタイルに接した英国の記者は「デビュー戦なんだから話をするべきではないか。とても奇妙で心が貧しい選手だ」と批判したーというニュースを目にしました。

私も大昔にスポーツ記者をしていたので、心当たりがあります。
ロッテの落合、西武の江夏、南海の門田、巨人の桑田…。質問しても、全く傍若無人で、何も答えない。報道陣にとっては、実に嫌な奴でした。

ところが、そういう嫌な奴に限って、成績がよく、腕前は超一流。逆に質問によく答えてくれて、「いい奴だなあ」と思う選手は、1軍と2軍の間を行ったり来たりして、芽が出ません。

不思議なことですが、これは真理に近い事実です。

そもそも、プロの選手が試合後にインタビューに応える義務はありません。ですから、「いい奴」「嫌な奴」という印象は、報道陣の一方的な概念にすぎないのです。その概念も「こんな人間は、一般サラリーマン社会では通用しないだろうなあ」といった程度です。人間性を否定しているわけではありません。

中田は、「選手を引退したら公認会計士を目指している」と言われるぐらいですから、大変、頭が切れる人間なのでしょう。しかし、ほんの些細なことで、人間性まで疑われてしまっては自分が損なのではないでしょうか。

もっとも、本人は全く気にしていないでしょう。
英国人が言う「心が貧しい人」というのは、彼の顔にも現れています。

団塊ジュニア 

今日は、エコノミストの吉崎達彦氏の講演を聴きました。

五日前に終わったばかりの衆議院選挙で、なぜ自民党が予想以上に圧勝したのか、という大変興味深い話でした。

吉崎氏によると、今回の投票率は67%で、普段は選挙に行かないような人たちで、今回、積極的に投票所に足を運んだ人が1000万人もいたそうです。この世代は、20代から30代の若い世代で、核となるのが「団塊ジュニア」世代。彼らは1971年から74年生まれで、学校を出て、ちょうど就職の時期に、バブルが崩壊して不況に突入し、正社員になれず、フリーターやニートに甘んじています。

別の見方をすれば、公務員になりたくてもなれなかった世代で、小泉首相の「郵政民営化」は、日頃の鬱憤を晴らす好材料となり、自民党に投票が集中した、というのです。

団塊ジュニアの世代は、偶然にも「少子化」を引っ張る急先鋒になっています。ホリエモン、藤原紀香、イチロー、ゴジラ松井らがこの世代を代表していますが、いずれも独身か結婚していても子供がいない…。

団塊ジュニアは、およそ800万人。かつては「Xジェネレーション」とも呼ばれ、流行の最先端を作っていた彼らも30代の半ばを迎えようとしています。

そんな中年の塊が「仕事がない」「結婚もできない」「子供も作れない」では、何かとてつもないことが未来に起こるのではないか、という危惧を抱いても大袈裟ではないでしょう。

勝利の杯に酔っている小泉さん。何とかしてくださいね。安定政権を作れたのも彼らのおかげなのですから。

あっ、忘れていました。

あのヨン様も団塊ジュニア世代ですね!

支笏湖

支笏湖はデカ過ぎて、実につまらない湖でした。

でも、写真で見ると、実に素晴らしい湖に見えるでしょう?

これも、カメラマンの腕がいいからかもしれません。

特に、この写真は見事です。
日本最北の不凍湖。

日本を代表するカルデラ湖の雄姿を、ご覧ください。

ヨン様、ことペ・ヨンジュン

先ごろ来日したヨン様ことペ・ヨンジュンのインタビュー記事が新聞に載り始めました。

私自身、彼については、全く興味がないのですが、写っている彼の写真を見て、あるパターンに気がつきました。

アングルは右30度3分。流し目のような風情となり、口は半開き(失礼!)。矯正したフッ素加工の白い歯が見えます。

手は胸に当てているか、拝むように両の手を合わせて「微笑みの貴公子」を演じています。

彼に求められているのは一言。

「優しさ」

高度成長期に求められていた「タフガイ」や「ダイナマイトガイ」とは究極の正反対に位置します。

ー何なら、アタシが彼を支えてあげましょうか?そんなに泣かないで…。

こうして、高度成長期には振り向きもされなかった「優しい」中性的な男性が星のように輝く。

ー何言ってんのよ。何も知らないくせに。ヨン様は脱いだらすごいんだから。ムキムキ・マンよ!
隠し砦の三悪党が、ほざく。

そうなんですかー。

私は知らないふりをする。

現代人は、ヨン様に興味がない、と言って、それで済む話ではないことが分かりました。

五年後の彼さえ、想像できませんが、確かに、今の彼は「時代の象徴」「民衆の憧れの具現化」。

それにしても、男から見て、彼に対して全く嫉妬心が湧かないのが不思議です。

まあ、勝手にやってください。

前世療法 

昨晩、前世療法セラピストのTさんに診てもらいました。

Tさんは、その筋ではかなり有名な方で、関西方面から北海道にまで出張にきており、私も、その序に診てもらうことにしたのです。

当初は、全くそのつもりはなかったのですが、生来の好奇心の旺盛さから、えいやー、と御願いしてしまいました。

感想ですか?

恐らく、Tさんには怒られると思いますが、「こんなものかなあ」という感じでした。
最初に「僕は、あまり前世は信じていないのです。死んだら、この世で終わりだと思っていますから」と正直に話したところ、「それでは、前世を見ることはやめましょう」と、あっさり、それで終わってしまいました。

で、結局、何をしてもらったかと言いますと、「元気がない」ので、「気」を入れてもらうことにしました。目をつぶって後ろ向きになっていたので、Tさんがどういう風に「気」を入れていたのかわかりませんが、何か背中のあたりに、羽が生えたようなムズムズした感覚に襲われました。

「気功ですか?」と聞いてみたのですが、Tさんは「気功ではありません」と言うのみで、それは何か教えてもらえませんでした。「天」とつながって、宇宙のエネルギーを注ぎ込むという話でした。

その後が、死―再生の儀式です。右足を、エジプトのファラオの石棺の中に踏み入れたことをイメージして、「死」を体験し、即座に「再生」のパフォーマンスとして、何やらかんやら背後でやっていました。見てはいけない、というので、よく分かりませんでしたが…。

効果ですか?

まだ、分かりません。これから、信じられないような異様な変化が心身の内外で次から次と起きるらしいのです。例えば、皺がなくなる、とか…。

笑ってはいけません。最も、今、吹き出した方は正常な神経の持ち主なのかもしれませんが…。

この「儀式」の前に、私は2時間もTさんからカウンセリングを受けました。
「現在、どこか不快だったり、痛かったりする症状はあるか」「原因はどこにあると自分では思っているのか」といったような内容でした。私は正直に今の有のままの自分の状況を説明しました。

「儀式」が終わった後のTさんは、放心状態で、顔は紅潮して玉のような汗を流していました。その真剣さに打たれてしまいました。

その姿を見て、これまでTさんが話していた「臨死体験」の話や「人の前世が見える」話や「未来も分かるが、絶対に予知はしない」といった話もTさんの中では真実なのだと言う気になってきました。

Tさんは最後にこう言いました。
「現実はあなたが作っているのです。肯定的に考えれば、夢は必ず実現します。今、八方塞で苦しいかもしれませんが、必ず乗り越えられます。天は、その人が乗り越えられないような試練は与えません。今の苦しい現実も、必ずや楽しい思い出に変わります。だから、朝起きたら、『これから楽しい事があるぞ』『今日はどんな素晴らしい人に出会えるのかしら』などと考えることです。必ず、乗り越えられます。必ずいい事が起きます」

自民党、万歳!

私の名前は、サイモン・ゴールドバーグと言います。
私の国でも、日本の総選挙は大変話題になりました。

自民党が、地滑り的勝利で296議席を獲得したそうで、おめでとうございます。
ご同慶の至りです。
「刎頚の友」公明党の31議席を加算すると、衆議院では定数の3分の2の327議席となり、もう怖いものなしです。

生意気な参議院がいくら反対しようが、衆議院で3分の2もあれば、鬼に金棒です。どんな法案でも可決してみせます。

まず最初に小泉首相にやってほしいことは、郵政民営化です。
これは簡単です。反対派の急先鋒だった鴻池君も、賛成に回ってくれます。
これで、採算の合わない、人間も住んでいないど田舎の郵便局を閉鎖することができます。前からつぶしたくてしょうがなかったのです。どうもありがとう。何しろ、資本主義の原理ですからね。当然ですね。

そして、もちろん、郵貯・簡保の350兆円は、さっさと市場に開放してもらい、我々が合法的に戴きます。もう、十年も待ちましたからね。日本人には、これからも馬車馬のように働いてもらわないと困ります。

さらに、小泉君は来年9月で辞めたがっていますが、もう一年やってもらいます。
彼以外に他に適切な人はいますか?
いないでしょう?

万人が認めれば、「任期を過ぎた」のにやらざるをえなかった、という理由で、消費税も10%に上げてもらいます。
福祉税?
まさか!すべて軍事費に回してもらいます。

イラク派遣は、もう1年延期してもらいます。でも、その頃は、自衛隊という名前はないかもしれませんね。

憲法9条は改正されます。自衛隊は、自衛軍に変わります。もちろん、徴兵制も、「閣議の承認」の下、いつでも復活することができるようになります。

年金は、当分、今回一生懸命に働いてもらった議員さんの年金だけ手厚くしたいと思います。貧乏人は、台風やハリケーンで、この世から消えてもらえば、いいのです。まさに、適者生存です。改革の手を緩めるな、ですね。

万事、めでたし、めでたし、です。

おめでとう!日本国民!これから益々、いい世の中になっていきますよ。

我々も応援しています!

昭和新山

洞爺湖に別れを告げて、国道を南下すると

何か、赤茶けた山が見えてきました。

昭和新山です。
昭和19年の噴火でできた世界的にも珍しいベロニーテ火山です。
できたてのホヤホヤです。

ここに熊牧場がありました。入場料800円。
100頭くらいの熊さんがいました。

一袋300円の熊せんべいに熊たちが群がってきました。
何か、気の毒で、かわいそうになってしまいました。

「ヒトラー〜最期の12日間〜」★★★

最近、色んな方から「コメント」を頂くようになりました。

閲覧者があまりにも少ないので、ブログをやめようかと思ったら「やめないで」と「ジョン・レノン」さんからの熱烈なラブコール。

少し、勇気づけられました。

「迷い人」さんには、少し、言いたいことがあります。

今の自分がそういう心境だからです。

もし、今、苦しみや悲しみを抱えているようでしたら、ほんの少しの間でいいですから、ずっと握っていることはやめて、手離してみてください。

人から気休め、と言われようがいいではありませんか。

自分が掴んでいる限り、苦しみも悲しみも立ち去ってくされません。

どうせ、すぐ舞い戻ってくるのです。

手離してみてください。

さて、どうしても見たかった映画を今日、やっと見ることができました。

「ヒトラー~最期の12日間~」

人口17万人の帯広ではどうしても見ることができなかったのです。

1200万人都市で見ました。

土曜日だったので、とても座れないと覚悟していたのですが、案外空いていました。7月公開だったので、見たい人はあらかた見終わったのでしょう。それにしても、都会人のあきっぽさ、には呆れてしまいます。

映画については、あまり多くは語れません。とにかく、見るべきです。
私にとっては、特に「新事実」らしきものはなかったのですが、第三帝国の指導者たちの若さには唖然としてしまいました。

ヒトラーにしても、自殺する直前に56歳の誕生日を迎えたばかりです。国家元帥のヘルマン・ゲーリングは54歳。あの宣伝大臣、ヨゼフ・ゲッベルスでさえ48歳。ゲシュタポ長官のハインリヒ・ヒムラーにいたっては45歳。軍需大臣アルベルト・シュペーアは、まだまだ40歳ではないですか。オウム真理教も驚く若さです。

あんな「若者」たちによって、無辜の民の運命が左右されていたかと思うと、信じられません。-とは、今を生きる現代人が言えるだけでしょうが…。