羽生善治著「決断力」不利な状況を喜べる人間 

羽生善治の『決断力』。昨日の続きです。

第1章「勝機は誰にでもある」から…。

「私は人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ」

「完璧な将棋を指さない限り、欠点がないことはない。私は神様ではなく人間なのだから、私の将棋にも、もちろん、欠点はある。もし、私が『ハブ・ヨシハル』と対戦したら、攻略する作戦はある。企業秘密なので言わないが、自分ではわかっている。自分ではわかっているのだから、その欠点を消すことができるかというと、それは難しい。例えば、今トップを争っている人たちは、欠点を裏返すと、それがその人の一番の長所であったりする。だから、それを消そうとすると、また別の欠点が出てくる」

こうして、彼の「文章」を写していて、これは、彼が書いたものではない、と私は確信しました。
読んでいるときには分からなかったのですが、これは書き言葉ではないからです。

おそらく、ゴーストライターが、「聞き書き」したのものでしょう。

矢沢永吉のベストセラーになった『成りあがり』のゴーストライターは、確か、糸井重里氏ではなかったかしら。

話がとんでもない所に飛んでしまったので、今日はこの辺で。