悲しい出来事

夕焼け

悲しい出来事が一つ。

小生が大層お世話になった出版社の社長さんが自己破産してしまい、その社長さんは現在、行方不明だというのです。

社員3~4人のいわゆる小出版社で、戦後まもなくの設立ですから、創業も70年近い老舗です。人文、社会科学系の堅い書物が中心なので、巷間で言われる通り、学生さんの活字離れの影響でしょうか。

ふと、電車の車内を見渡すと、誰一人、新聞や雑誌や本を読んでいない。皆、スマホに夢中にになっています。

そういう私もそうです(笑)。

私の同年輩の友人二人も出版業を営んでいます。もちろん、一人か二人の零細出版社ですけど。

出版不況と言われて久しいですが、タレントさんが芥川賞を取ったりすると、200万も300万も売れる時代、世相、国民です。

何とかならないものかと思いますが、時代が、世代が、イノベーションが、何もかも、変わってしまったということでしょうか。