通訳資格の無用化は国家戦略なのか? 第5刷

確かに、あるサイバー評論家も宣っておられましたが、ネット上に投稿することは、たとえ匿名であっても、すぐに年齢職業住所家族郎党まで正体が分かり、東京・渋谷のスクランブル交差点で看板を掲げて歩いているようなものだ、と断定しておられました。

まあ、世の中、ハッカーとか色んな人がいますからね。

私は昨年、個人的に筆舌に尽くし難い体験をしたものですから、生きているだけでも幸福を感じ、「人間的なあまりにも人間的な」行為については、微笑ましくすら感じる時があります。

しかし、さりながら、それでも、泰然自若と大らかに構えることができない事案に襲撃されることもあります。

トイレットペーパーや子供の下着代まで、政治資金として懐ろに入れた舛添某には、誰でも腹が立ちますよね?

私の場合は、以下の通りです。

過日、保育園の入園に落選した母親が「◯◯死ね」とブログに書き、国会でも取り上げられて大騒ぎになりました。

流石に、私は、そういう風に国家から虐げられても、「◯◯死ね」とまでは書けないのは、渋谷のスクランブル交差点でこの看板を掲げて歩けないからです。

まず、誰も言いませんが、失礼ながら、品性がないですね、この方は。まるで下臈の言葉遣いのようです。
まあ、そういう私も会社法の規定では、単なる「使用人」に過ぎませんが。(笑)

私も言葉遣いには、気を付けますが、最近の国家のやり方には、実に閉口しております。

今の安部内閣が、「規制緩和」の名目で、国家が発行した「通訳案内士」という資格ライセンスを紙切れにしようと企んでいることです。

以前から「潜り」のガイドはおりましたが、白昼堂々と、免許なしで商行為をしても、見逃すというのです。流石に運転免許なしで運転すれば逮捕されますが、通訳免許なしでも逮捕されないというのです。

何じゃこりゃ、ですよ。例えが悪いですが、胴元がテラ銭を巻き上げておきながら、持ち逃げしたようなもんです。

これは、免許発行主管である国土交通省観光庁の役人がJTBグループと結託して、2020年の東京五輪を控えて、年々激増する日本への外国人観光旅行客に対処するために、「苦肉の策」として、通訳免許なしの商行為を黙認するという噂らしいのです。

昔の話ですが、国家資格の通訳案内士の合格率は、10%以下と言われてました。一時は、司法試験、公認会計士試験と並ぶ三大難関試験と称されましたが、今は昔の話。合格率も25%に上がり、稀少価値もなくなりました。

まして、免許なしでもオッケーなら、誰もこんな資格を取ろうなんて思いません。

そういう私も、もう10年ほど昔にこの国家資格を取得しましたが、予備校の通信講座を受講し、毎月のように模擬試験を受けましたから、少なくとも税引前総額100万円近くは浪費したと思います。舛添某なら、領収書を貰って、政治資金にしていたでしょうがね(笑)。

「◯◯死ね」とまでは言いませんが、「金返せ!」と言いたくなりますよ(笑)。

嗚呼、今日も人身事故で、電車の中でこれを書いています。

銀座は、外国人観光客で大賑わいです。G7サミットのおかげで、200メートルおきに二人組のお巡りさんがいます。「警視庁」のチョッキ(?)を羽織ってますが、恐らく、地方の県警から応援に駆けつけているんでしょう。こんなに普段は、多くいませんから。