中国の小城下町、興城。城内の繁華街 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
またまた、嬉しいコメント有難う御座います。誰方様か分かりませんが、御丁寧にもお寄せ頂きまして感謝申し上げ奉ります。
さて、私、渓流斎は、小さい頃から、世の中の仕組みについて、大いなる興味を抱いてきました。一体、誰が世の中を動かしているのか。何のために?どうして?
結局、分かったことは、哀しい哉、人間というものは、最後は、名声と富を求めるものなんですね。
名声とは、勲章。富とは金儲けに尽きます。以前、ホリエモンという人が「金儲けして何が悪い」と叫んでおりましたが、まあ、その人の価値観ですから、その通りで、反論の余地はないでしょう。
ただ、一生懸命にガムシャラに働いていたら、大金持ちになったという人もいますね。
キーエンスという会社があります。大阪の計測機器の会社で、あまり宣伝もしていないようですし、私もよく知りませんでした。ところが、先日発売の「週刊現代」の「ウラ大金持ちランキング」で、この会社の名誉会長さんが、第1位を獲得していたのです!総資産3062億円、名誉会長さんの年収が9億8000億円といいますから、あたしなんか卒倒しそうです。
でも、この会社、思い出しました。昨年の東洋経済誌の全国の会社ランキングで、生涯報酬がトップだったのです。確か、6億円だったと思います。大企業でさえ、3億円ですから、ダントツの1位です。聞いたことがなかった会社でしたが、そう言えば…と思い出しました。(ただ、この会社を辞めた元社員によると、仕事はかなり激務でブラック企業に近いが、待遇は格別だという。お金と仕事量は比例するということか?)
ちなみに、週刊現代のランキングによりますと、4位はアパグループ社長さんで、総資産2200億円で、御本人様の年収は、何と33億円!この方は、選挙違反をしたとされる某氏のタニマチで、巨額の政治資金を供与したということですが、1億、2億なんて、単なる端金に見えるんでしょうね。
城内にも憩の場が Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
ところで、最近の三菱自動車の不祥事で、株が大幅に下落しています。
三菱自動車は、三菱グループの一角で、同グループは、何と言っても、三菱重工業と三菱商事と三菱東京UFJ銀行が「御三家」で、この3社でグループの方針を決定しているようです。その決定事項を毎月行われる「金曜会」で通達されるようです。
御三家の中で最も発言力があるのが、重工で、その社長と会長を10年間務めた88歳の相談役が「三菱の天皇」と呼ばれ、今でも実権を握っているそうです。今でも、というところが凄いところです。
三菱自動車は、重工の下請けとして独立したようなもので、子会社みたいなもんです。それが、笑ってしまっては怒られますが、問題を起こした自動車の社長さんが、この重工の相談役の息子さんなんですね。そして、この相談役は、週刊新潮のインタビューで、三菱自動車が燃費の数字を水増しして記載した不祥事については、「コマーシャルみたいもん。誰も燃費で買う人はいない」と平然としているのですからね。
唖然としてしまいます。
昔から三菱重工は、「防衛省御用達」と言われて、ミサイルや戦車などを作っているので、国策会社みたいなものです。一般消費者なんか相手にすることはないので、あまり宣伝なんかしなくてもいいし、踏ん反りかえっていればいい、と陰口を叩かれることがありますが、そんな陰口でも納得してしまいました。
城内散策の後に城門へ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
で、次は名声、つまりは、勲章の話です。ちょうど、昨日は「春の叙勲」が発表されました。勲章には、大きく分けて二種類あり、政治家や民間人が受章するのが旭日章、瑞宝章は、偉い官僚様や公務員が受章します。
その中でも、序列がありまして、民間人の最高は、旭日大綬章です。昨日発表された叙勲者の名前を見ますと、その中に、元東急電鉄社長と元三菱商事社長の名前がありました。
つまり、東急と商事の両社が超一流企業という格付けです。キーエンスという会社がいくら頑張っても、旭日大綬章は、恐らく受章できないと思われます。(受章されていたら、失礼!)
各社、某国営放送のようなマスコミも含めて、「勲章担当役員」がいて、一つでも格が高い勲章を受章できるよう政府に対して、工作活動をするという話を聞いたことがあります。
でも、財閥は、国策会社みたいなもんですから、そんなチャチな工作はしなくても、普段からの「伝統」で大丈夫ではないでしょうか。単なる憶測ですが…。
昨日は同時に、旭日小綬章も発表され、北島三郎 さん、富司純子さんといった芸能界の有名人が受章されました。「中」ではなくて、「小」ということは、やはり格差があるということでしょうか。
外国人もいらっしゃいました。上から旭日重光章に大指揮者のリッカルド・ムーティ氏(イタリア)、次の旭日中綬章が英「エコノミスト」誌の元編集長ビル・エモット氏(英国)、その下の旭日小綬章が、シャンソン歌手のサルバトール・アダモ氏(ベルギー)。ここら辺の格付けはよく分かりません。外国人なら、日本への貢献度の度合いが基準になるのでしょうか。
所詮、人間社会は、いくら撲滅を叫んでも、有史以来、格差社会ということで、誰も彼も、目の前に鈴をぶら下げられれば、飛び付いて、格差社会を肯定する構図なのでしょうか。
格差や知事の無駄遣いを批判するのは、勲章にも、お金にも縁がない私と貴方だけかもしれませんよ(笑)。

観客席までお出ましの美女 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
観客まで一緒になって Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
ついにフィナーレとなりました Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
場面ごとのご挨拶 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
遥かなる山脈のもとで Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
顔見せもサービス Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
艶やかですね Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
これも艶やか Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
成都チベット民族舞踊 美女たちに迎えられ Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
成都チベット民族舞踊 はじまりはじまり Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
杜甫草堂 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
草堂に至る回廊 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
杜甫遺像 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
草堂よさらば Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
杜甫草堂入口 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
杜甫像 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
杜甫草堂大雅堂 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
長白山麓町の朝市
長白山入口
長白山山頂を望む
片岡画伯作品
米澤画伯作品