トロリーバスは覚えてない。新宿「イーグル」にて

昨晩は、高校時代の古い友人と会って歓談しました。K君が独立して社長になったというのでそのお祝いでした。も1人、S君も参加しました。

場所は、新宿の二幸の地下にあるバー「イーグル」です。えっ?二幸はもうない?そうですか、今はスタジオ・アルタとか言ってますね。もう30年近く前からですか(笑)。

イーグルは、学生時代によく行っていた店でした。あの、古き良き昭和時代を感じさせる内装は昔と変わらず。店の人にいつからやってるのか、聞いたところ「創業52年になります」と答えが返ってきました。

高校時代の同級生ですから、同い年なのですが、記憶が違うので笑ってしまいました。

友人2人は、子どもの頃、銀座や上野などではトロリーバスが走っていた、というのです。昭和初期じゃあるまいし、私は全く覚えてないのです。

「よくパンタグラフが、バチバチと火花を散らしていたのを覚えてるよ」とK君は言うのです。

私自身、銀座や日比谷で都電が走っていたのはよく覚えてますが、トロリーバスは、やはり覚えてませんね。

2人は子どもの頃は、都内の北区に住んでいたので、しょっちゅう都心に連れて行ってもらったのでしょう。私は、東京郊外の西武池袋線沿線の都下が自宅だったので、一番近い都心は池袋だったのです。

当時は、今のパルコがある所は、丸物デパートでしたが、これは2人とも覚えてました。また、池袋駅前では、片脚や片腕をなくした傷痍軍人がアコーディオンを弾きながら、よく物乞いしてましたが、そのことも2人とも覚えてました。

でも、それは昭和40年前後ですから、「戦争が終わって20年経っても、いたんだなあ」とK君は感慨深げでした。

やはり、東京オリンピックが開催された昭和39年前後で、東京の街並み、雰囲気はすっかり変わってしまいました。

あと、S君が超高級腕時計ロレックスを、中古なので某国で破格の安い価格で買ったのはいいのですが、自動巻なのでメンテナンスに5万円も掛かると言われたそうです。「こんなんじゃ、もう一個買えちゃうよ」と彼も苦笑いでした。

ほんなこんなで、くだらないバカ話をしているうちに、4時間も長居してしまいました。

エスカルゴなんかちょっと変わったおつまみを頼み、一杯300円のジムビーンの水割りを7〜8杯も呑んでしまいました(笑)。