うまいめん食い村の村長、京洛先生です。最近、横田英樹さんの教えを受けて、渓流斎日乗の乗っ取りに成功しました(笑)。
昨日9日は、洛中でも、こんなに旨くて、安い定食を食べさせるお店があったのかあ、と感心する出来事があったので御報告させて頂きます。
”花の銀座”や、”東都の花街・新橋”、さらに、日本一高い高級鮮魚”を扱う築地河岸を控える所で、連日、豪勢なランチを食べている方(あたし、のことじゃん!)には信じられないでしょうが、860円で上の写真のような、旨い出汁がしみたカレイの煮つけを主肴に3、4品の小鉢がつくのですから、貴人も吃驚仰天でしょう(笑)。繁盛するのは至極当然だと思います。
この店は、知り合いの京都府警OB氏が、「京洛先生、美味くて安い昼飯を食わせるところを案内しましょうか」と、お誘いがあり、これに素早く対応した次第です。さすが、”地回り”ですね。庶民の動静をよくご存じです(笑)。
場所は”洛中の台所”である、京都中央卸売市場の傍でした。迂生のほかに、これまた知人の大学教授、洋画家先生も誘って、昨日朝早くからノコノコ出かけた次第です(笑)。
「朝10時半からやっていますが、朝一番なら大丈夫ですよ」という適切な助言もあり、朝食を控え、朝・昼兼用のランチ懇談に、指定された「宮武」にまいりました。玄関は上の写真の通りです。
同店のホームページを検索してご覧になれば分かりますが、今は歴史遺産になっており、新撰組も通い、その時、大暴れした刀傷も残る花街・島原に隣接したところで、食事後はちょっとした歴史探索も出来ます。
10時30分からの”朝食・昼食ランチ”でしたが、出てきたおかずの多さには一堂吃驚しました。ご飯もお替り自由です。
日替御膳の「カレイの煮付」は期待通り、甘辛く煮込んであり、玉子もたっぷりついて大満足でした。おかずも、それぞれ、下ごしらえが十分してあるのがよく分かり、味がしみて、美食家の洋画家先生は「これは、嬉しいですね、毎日、食べに来たくなりますね」。大学教授も「860円でこれだけの料理が食べられるのですから、朝からお客さんが大勢来るのは当然です。旨くて、安い店は皆さんよく知っていますね」と感心しきりでした(笑)。
店内には、ちょとした中庭があり、夜は予約もOKで、府警OB氏は「夜は店の入口が薄暗くて、風情が漂いますよ。値段も、そんなに高くありませんから」とのアドバイスもありました。
同店のコンセプトは、「料亭クラスに限りなく近い旬の魚料理を居酒屋としてお出しする」という事で、魚のプロとして厳選された新鮮な素材に拘り、旬の魚を使用した料理を一人でも多くのお客様に堪能してもらうのが目標なんだそうです。
歴史散歩好きの渓流斎先生が次回、上洛された折は「宮武」及び、島原界隈をご案内しましよう。
以上
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