サイボーグ兵士 

ローマ

しつこいようですが、まだまだアンチエイジングの話は続きます。

今、皆さんがお使いになっているインターネットは、アメリカ国防総省の研究機関が開発して、実用化し、軍事機密から一般に開放されたという事実はご存知だと思います。

それだけ、米国防総省の研究機関は、世界的に見ても、予算の額においても、研究者の人材の質の高さにおいても、設備や環境においても、世界一、人類史上最高という言い方、見方ができます。

そして、彼らが今何をやっているかというと、このアンチエイジングに直結しているというのです。

何しろ、彼らの究極的な目的が、戦争という極限状態でも、パニックを感じない強靭な精神力と、少しの傷害でも痛みを感じない、たとえ腕や足がもがれても、細胞組織をトカゲのように復元させる兵士を作り上げることなのですから。

これは、世間一般の常識力しか持てない人間にとっても、まさしく、とんでもない、SFの世界のような、笑い話のようなものなのですが、米国防総省の研究機関はいたって大真面目なのです。

サイボーグのような兵士が実現できれば、将来、何があっても死なない人間ができるわけです。それが、たとえ、フランケンシュタインのような継ぎはぎだらけの人間であってもです。

それを単なる絵空事の笑い話とするか。実現可能なこととするのかの違いです。

要するに、思い込むことです。信じることです。嫌なマイナス思考はかなぐり捨てて、前向きに明るい未来を夢見るポジティブ志向が、物事の基本になり、そこから始まるのです。

やはり、アンチエイジングの基礎は、何と言っても精神力なのです。私は、少なくとも、その面に惹かれます。

アンチアンチエイジング

ローマ

アンチエイジングというと、目新しいように聞こえますが、もう何年も、何十年も、何百年も、何千年も昔から、人類が地道に営んできた行為なんですね。

歴史上、一番有名なのが、秦の始皇帝で、不老長寿を求めて、全世界に秘薬や秘訣を探索するべき使者を派遣しました。徐福もその一人でしょう。以前、熊野古道を散策した際に立ち寄った和歌山県新宮市に徐福公園があり、徐福の銅像もありました。

徐福は伝説の人物で、帰化人の秦氏の祖という説どころか、イコール神武天皇説まである人です。始皇帝に反発して最初から中国に帰国するつもりはなく、農耕を日本に伝えたとも言われます。実在するかどうかも分からないようですが…。

で、ここにきて、最近の「アンチエイジング」ブームに異議を唱える人も出始めています。「生涯現役」「いつまでも美と健康を手に入れるために自分を磨こう」といった商魂逞しいキャッチコピーが胡散臭いというわけです。医師で作家の久坂部羊氏も最近「日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか」という刺激的なタイトルの本を出版しています。

そういえば、プチ整形だの、皺伸ばし美容だの、鬘だの、脱毛だの、サプリメントだの、健康食品だの、スポーツジムだの、エステだの、ボケ予防の脳トレーニングのゲームなどは、その商魂の権化なのかもしれません。

それでも、それでも、たとえ、そうであっても、今の私は、心だけでも若くありたいですね。最近、レミオロメンとコブクロとスクープオンサンデーとオレンジレンジを聴いています。(随分背伸びしてますねえ)

山崎朋子「サンダカンまで」

ローマ

公開日時: 2007年4月1日 @ 09:38

山崎朋子著「サンダカンまで」(朝日新聞社)をやっと読了しました。何とも凄まじい、波乱万丈の半生でした。

偶然にも著者とは謦咳を接する機会に恵まれ、これまで、何度もご本人から直接肉声で伺ったり、何冊かのエッセイを読んでいたので、ある程度の身の上話については、知っているつもりだったのですが、ここまで壮絶だったとは知りませんでした。色々と断片を耳にしていたものですから、今回読了して、細かい断片が継ぎ合わされてジグゾーパズルが完成したような感覚になりました。

例えば、戦時中に潜水艦長だったご尊父が事故で亡くなった話は何度か聞いていましたが、当時は超軍事機密だったため、情報は隠匿されていました。潜水艦が遭難した場所について、海軍省は「東京湾南方海面」としか発表していませんでしたが、後年、著者の調査で、その遭難地点がマリアナ群島東の海域、つまり太平洋のどまん中だったということが分かるのです。この極秘の軍事訓練は「昭和十五年海軍特別大演習」と呼ばれ、推測するに、翌昭和十六年の真珠湾攻撃のための軍事演習だったということが分かるのです。

ご母堂と妹さんとの確執については、何度も聞かされていましたが、広島に原爆が投下されるわずか2ヶ月前に「近いうちに、この広島も軍都だから爆撃されるに違いない。おまえたちをアメリカの飛行機の爆撃で亡くしたりしたら、お父さんに申し訳けがたたないから」という母親の判断で、母親の実家の福井県大野町に疎開したという話をこの本で初めて知りました。山崎さんが通っていた県立広島第二高等女学校の同級生は、ほとんど原爆で亡くなってしまうわけですから、まさに九死に一生を得たわけです。ご母堂の判断がなければ…。

山崎さんが26歳のとき、「顔を切られる」事件に遭遇したことは、当時、小学校の教師を辞めて、喫茶店でウエイトレスやモデルのアルバイトをしながら女優志望だった彼女の人生を大幅に変更せざるをえないきっかけとなり、後の高名な女性史研究家、ノンフィクション作家誕生につながるわけですから、第一部から詳述されています。事件後、何十年たってもトラウマに悩まされたことも正直に告白しています。

最初に結婚した東大大学院生の金光澤氏のことについては、朝鮮半島出身ゆえ、露骨な差別で就職活動もままならなかったこと、その後の悲しい別離の話や欧州に渡って行方不明になった話などは、何かことあるごとに聞いていました。彼と知り合ったきっかけが、山崎さんが当時、女優志望で、スタニスラフスキー理論を本格的に勉強したいがために、ロシア語を学ぼうとして、個人教授としてお願いしたことだったということも初めて知りました。もちろん、現在のご主人の上笙一郎氏との出会いもかなりのページを割いています。

自分のことはなかなか客観的に描写できないものですが、ノンフィクション作家として、あからさまに自己の半生を冷徹に記録したことは、偉業に近いと言ってもいいでしょう。感動の渦に巻き込まれました。

とはいえ、本に出てくる山崎さんと私が直接見た山崎さんとは多少の乖離があります。私が見た山崎さんは、女々しいところが一切なく、とても、せっかちで、思ったことは、考える前に、すぐ行動を起こしてしまう人です。自分に大変厳しい人なので、その分…。あ、これ以上はもう書けません。破門されてしまいます。

心の持ちよう

ローマ

アンチエイジングの続きです。

例の本によると、長寿の秘訣は、第一に煙草は吸わず、肉食やお酒を控える。塩分が多く、化学調味料、人工着色、甘味料、各種保存料満載のコンビニ弁当や外食は避けるといった食生活に気をつけるほかに、ユーモアのセンスを忘れないといった「心の持ちよう」が肝心だということを力説しています。

世界の100歳以上の長命を保っている人たちに共通していることはー

1、人生で大切なことは、モノやお金ではないという発想を持つこと。(大切なのは人の気持ち)

2、周囲の人は、自分が思っているほど、自分のことに関心を持っていないということを悟ること。(皆、自分のことで精一杯。自意識過剰は単なる取り越し苦労。自分の思ったことを、思ったように発言して、行動することが若さの秘訣)

3、どうしてもという時でない限り、他人に対して否定的な発言をしたり、衆目の面前で批判したりしないこと。(怨嗟の負のエネルギーが一生つきまとってしまうから)

4、自分自身の弱点に拘りすぎないで、自分が気に入った、得意な分野を積極的に伸ばすこと。(これが、若さと健康を維持する上で役立つ)

5、「今、この瞬間」を納得して満足な思いで受け止めること。(そうでなけれな、未来に続く道は、苦難の連続になってしまう)

どうでしょうか?もう一度、声に出して読んでみてください。

要するに、今自分の置かれている現状を前向きに捉えて、今この瞬間を楽しむという発想を持てば、未来に対する夢や希望も生まれ、永遠に続けるだけの価値が生まれるというのです。

こうして、やりたいこと、楽しみたいことがたくさんあり過ぎて、年を取っている暇がなくなるというわけです。

どげんでんせれ

ローマ

最近、アクセスが少ないので、またまた個人的なことを書きます。どうでもいい人のどうでもいい取り留めのない話なので、どげんでんしてつかあさい。以下は単なる個人的な備忘録なので、まあ、飛ばしてください。

ここ、3ヶ月ほど、病院通いの連続でした。3時間待って、3分の診療でしたから、ほとんど待ち時間の人生だったわけです。自分が呼ばれるアナウンスを気にしていなければならないので、熟睡するわけにいかず、照明も暗いので、読書もできず、随分、無駄な時間を過してしまいました。

最終的に自分自身で下した診断は、「古傷」の痛みでした。左足に鈍痛と痺れが止まらないのです。最初は、内臓の異常を疑いましたが、J大病院内科の検診は異常なし。M先生も理由が分からず、最後は脳梗塞の疑いでもあるのではないか、ということで脳のCTスキャンまで撮りました。結局、内科では分からず、整形外科でも診てもらいました。たまたま、新聞の記事に出ていたASO(閉塞性動脈硬化症)の疑いが気になったので、ネットで検索して、I大病院の血管外科にも行ってきました。ここでも非常に長時間待たされました。東京の病院は何処に行っても満員です。

しかし、原因が分からず、それでも、実際に、いつまで経っても痛みと痺れは治まらないのです。

そして、自分で下した診断は、「古傷の痛み」でした。3年ほど前に左足指を骨折しましたが、その辺りがここ三カ月ずっと、痛み、痺れていたからです。骨折していたことは、すっかり忘れていました。昨年も一昨年も痛みがなかったからです。何で今年になって急に痛みが出たのか、さっぱり分かりませんが、もし、同じような症状を持った人は、私と同じケースかもしれないので、疑ってみてください。

さて、今夕、作家のYさんに会ってきました。小生のペンネームにYさんの名前を拝借する許可願いでした。電話で話すのでは失礼なので、最寄の駅に近い喫茶店にまで足を運んでもらいました。もう桜が満開でした。

Yさんの反応は、一言で言うと、小生に対する「不可解」という感想でした。

「へー、別にいいですけど、変な名前ね。何か、幕末の人の名前みたい…」

Yさんには、今回の病気のことで、病院や漢方医まで紹介してくださり、色々とご迷惑をお掛けしてしまったので、併せて御礼を致しました。

「何かお書きになるなら、人から与えられるものではありませんよ。何か自分でテーマを決めてしまうことです」

毅然とした態度というより、毅然とした視線でした。

それまで有頂天だったので、何か冷水を浴びせられたような感じでした。

Y先生、と書きたいところですが、先生と言うと怒られてしまうので、Yさんの発言には裏づけがあります。そもそも、占いやら運命とやらを観てもらおうとは思わないとおっしゃるし、どうやら信じていらっしゃらないようでした。

苦難の格闘するべき現実あるのみなのかもしれません。何しろ、「書くことは地獄の苦しみ」とおっしゃるくらいですから。

Yさんの波乱万丈の半生は自伝『わたしの生きた道』に詳しいです。2001年12月刊行。遅ればせながら、今、読んでいます。

自分の半生と比べると足元にも及びません。私自身は、かがんで靴の紐を結ぶ値打ちもない人間であるという思いを強くしました。

記憶術

コロッセオ

最近、物忘れの速さと物覚えの悪さに頭を抱えています。

これでも、昔は、神童と呼ばれ、学友が首っきりで挑んでいる教科書をさっと横目で眺めただけで、すべて頭に残って、勉強などしなくてもどんな科目でも満点を取っていたものです。(ということにしてください)

資格コンサルタントの高島徹治氏は、53歳から81の資格を取得した人として知られていますが、資格試験に合格するための秘訣を皆伝しています。端的に言うと、

丸暗記をするな!

ということです。

氏の勉強法は、テキストをとことん理解しながら熟読する。重要な箇所にはサインペンでマークする。

それだけなのです。

こうして理解しながら、読んでいくだけで、中身は暗記しなくても、自然と記憶されていくというのです。

ただし、この「理解」するやり方は生半可ではありません。徹底的に調べ尽くし、抽象的な表現は、例え話や日常のストーリーに置き換える、というのです。

でも、「丸暗記するな」というのは参考になりますね。

私も、丸暗記した知識はすぐ忘れてしまいますから。

バンザ~イ

ピエタ

全く全く私自身の個人的な話です。ご興味のない方は、飛ばしてくださいね。

昨日、運命鑑定士のFさんに、見てもらいました。Fさんは会社の先輩で、鑑定士になるために会社を辞めて独立した人です。子供の頃から占い関係の書籍を読破し、その方面では筋金入りの人です。

鑑定は、生まれた「年」と「月」と「日」と「時間」の4つの柱で見立てる「四柱推命」です。Fさんは、この他に、「姓名判断」と「手相」でも鑑定します。私はそのすべてで見立ててもらいました。

結論から先に書くと、「来年は人生最高の年になる」という鑑定です。諸事万端順調とのこと。天にも昇る気持ち。バンザ~イです。

私の生まれた年月日には、ということは、生まれつき、「凶星」がないというのです。「吉星」だけがあり、それは「文昌貴人」(文章を書く才能)と「暗禄」(困ったときに人の助けを得られる)と「駅馬」(旅行や引越しが多い)と「金与禄」(お金が貯まる)と「華蓋」(かがい=宗教や芸術の才能あり)なんだそうです。

ただし、姓名判断によると、名前がよくない。苗字はそのままでいいが、名前は8画と8画(または4画と4画)にして、全部で31画にすれば「成功間違いなし」とお墨付きを与えられました。

そこで、ペンネームを考えました。Fさんから戴いた8画の漢字の中から選び、また、敬愛する作家のYさんから1字頂戴することにして、

朋之介

ということにしました。

誰ですか?笑っているのは?本人は極めて真面目です。

私の生まれ星は、正官と偏官の両方がある「官殺混雑」と呼ばれるもので、前者は、官僚やお役人タイプ。後者は権謀術策を巡らす策略家の実業家タイプだそうで、サラリーマンをやっても、起業独立しても大丈夫だというのです。

手相を見てもらいますと、頭脳線が2本あり、1本は知性の塊を表し、もう1本はロマンチストなのだそうです。要するに、理想と現実の両方の頭脳を持つということです。文学で言えば、小説でもノンフィクションでもいい、と解釈できます。

とにかく、これから何かをやると、それがきっかけになってどんどんいい方向に向かって、名声を博すというのです。

こんな嬉しい見立てはありません。私は正直ですから、全部信じてしまいます。

期待され望まれているイメージ

ラファエロの間

(続き)

抗加齢に興味を持ち始めたのは、最近、どうも自分の健康状態が優れないからです。

しかし、病院に行くと、医者は数値しかみないので、「数値は一応正常の範囲です」と言って、追い返されてしまいます。これだけ、痛いので、体は何かを訴えているはずです。何かの予兆か、シグナルのはずです。それが、数値に表れないという理由だけで追い返されてしまうのでは納得できません。それも、3時間も待たされて、診察は30秒で終わりですからね。東京は本当に嫌なところです。

アンチエイジングの本の中で、長生きするには、「心構え」が大切と何度も説いています。病気にならないためには、より健康な肉体と精神を手に入れることーと奨めています。

しかし、現代社会で、ストレスを避けて生きることは、不可能に近いです。よって、なるたけ、心を清浄にして、プラス志向を持つしかない、とこの本では力説しているのです。

気に入った箇所を再録します。

「何はともあれ、自らの脳に対して、プラス情報や自分が期待され望まれているとのイメージを常に焼き付ける努力をしていく必要がある。自ら常に若々しい好奇心と、家族や社会や世界のために有意義な仕事を成し遂げようという思いが、脳を常に刺激し活性化する。そのことが人間の肉体を若く維持する力になる」(75ページ)

この文章をもう一度読んでみてください。

驚異の水 

オペラ座

例の本に、驚異的な水の話が出てきます。

アメリカで大ベストセラーになったイランの内科医のバドマンジェリッジ博士の書いた「あなたの体は水を求めている」という本が紹介されています。

1979年のイラン革命の際の実話です。ホメイニ革命によって、多くの政治犯も一緒に投獄され、博士も知的階級ということで、濡れ衣としか思えない理由で留置されます。

そこは、劣悪な環境で、毎日、無作為に選ばれた囚人が銃殺刑になるので、ほとんどの囚人が精神的ストレスから胃潰瘍などの病気になります。

医師として博士は、「何とかしたい」と思っても、監獄の中ですから、薬一つありません。そこで唯一、手に入るものといえば、水だけでした。

そこで、博士は、苦しんでいる患者に3時間ごとにコップ2杯の水を与えました。もちろん、患者に対して、これは単なる水だとは言わず、「症状の改善に役立つ」とだけ、言い続けたそうです。

すると、奇蹟が起きたのです。この「水治療」で症状が改善した人が、2年半で3000人以上に上ったというのです!

人間の7割は水でできているといいます。特に、脳細胞の8割は水でできるといいます。それだけ、人間にとって、水が大切なのですが、博士の治療法はそれだけではないことを示唆しています。

アンチエイジング

ヴァチカン博物館

浜田和幸「団塊世代のアンチエイジング」(光文社)の話でした。

アンチエイジングは日本語で「抗加齢」と訳され、日本でも最近一大ブームを巻き起こしています。

先進国アメリカでは、14年前に「全米アンチエイジング学会(A4M=American Academy of Anti-Aging Medicine)が12人の内科医によって創設されましたが、現在は2万人を超える会員を誇るまで急成長しています。

薬や健康食品をはじめ、健康器具、セミナーなどアンチエイジングに関するビジネスもこれに比例して飛躍的に伸びています。

「世の中、金で買えないものはない」と豪語した某IT企業の創業者が、「晩年に」このアンチエイジングに嵌っていたので、胡散臭いものだという偏見を持ってしまったのですが、この本を読んですっかり変わりました。

これからは、アンチエイジングの時代だ!

私は惹かれたのは、アンチエイジングが一種の精神論に近いからです。宗教的にまやかしにとらえられてしまうと困るので、もっと軽く言えば、結局、アンチエイジングとは「『心掛け』一つで、人は、長生きできるという」生き方論だったのです。単に薬に頼ると「恐ろしい副作用がある」と、著者は警告も忘れていません。

全米アンチエイジング学会の合言葉の3原則が、

第一原則「私は死なない、と強く思うこと」

第二原則「死なないために、病気にならないこと」(精神的、肉体的に)

第三原則「病気にならないためには、心と体にプラスなことを常に心がけること」

なのです。

真面目な大人が最初にこれを読めば、「人間が死なないなんて、そんな馬鹿な」と笑ってしまうことでしょう。しかし、結局は「心掛け」の問題なのです。

遺伝子工学の観点からすると、人間の寿命は最大限124歳まであるといいます。その根拠は、人の細胞分裂は2年で1巡し、62回の分裂で、生命調整機能を持つテロメアと呼ばれる物質がすべて失われてしまう。従って、124年が寿命になるというのです。

ですから、70歳、80歳で死んでしまっては、もったいないというわけです。「人生50年。下天のうちを比ぶれば、夢幻の如し」と言った織田信長に聞かせてやりたいくらいです。

著者は、「あと10年、今の健康を維持しなさい。そうすれば、124歳も夢ではない」と言うわけです。

A4Mのクラッツ博士は、今後の医学の進歩によって、心臓病は2016年までに完治し、糖尿病は2017年でなくなり、アルツハイマー病も2019年に存在しなくなり、ガンは2021年までに克服され、エイズなどの感染症も2025年には治療薬が完成しているといいます。

いやあ、すごい話です。

もっと書きたいので、続きは明日。