防衛省昇格に想ふ

函館

防衛庁が、いよいよ防衛省に「昇格」されるようですね。靖国問題では、あれほどピリピリしていた「戦勝国」中国が、黙認するようですから、何ら問題なく、国際社会でも承認されることでしょう。

でも、何か、きな臭い感じがします。教育基本法も改正して、お国のために忠誠を尽くす若者たちを沢山育てあげることになるでしょうから、遅かれ早かれ、自衛隊は自衛軍となり、志願制から徴兵制になることも絵空事ではなく現実として充分考えられます。

太平洋戦争であれだけ近隣諸国に迷惑をかけ、自国でも甚大な被害を蒙ったというのに、人間、喉下過ぎれば、熱さを忘れてしまうものです。実際の戦争体験者も高齢となり、亡くなりつつあります。

もう15年も昔の話ですが、当時、自費出版ブームで、自費出版社の編集者に話を聞きに行ったことがあります。当時、激戦の真っ只中で闘って、生き残った軍隊体験者は60歳代後半から70歳代でしたので、余力を振り絞って、自分の悲惨な戦争体験を自費出版の形にして残す人が多かったようです。その時、話を聞きに行った編集者、名前は忘れましたが、50歳代の男性でしたが、その方から信じられない言葉が発せられました。

「他人が戦争で亡くなろうが、どこで亡くなろうが関係ないから、こんな戦争体験記なんて誰も読まないでしょう。だから自費出版になるのです」

私は、唖然として言葉が出ませんでした。しかし、15年経ってもこうして彼が言ったことは、耳元に残っています。15年前ですらこういう状況でしたから、現代の状況は想像に難くありません。

行政のたらい回し

ヴェニス

公開日時: 2006年11月29日 @ 11:13

またまた友人のT君の話です。皆様にはすっかりお馴染みになりました。

無一物の彼に、私がラジカセやらパソコンやらをあげた話をこのブログに書きました。それが、昨日、急に、それらを宅急便で送り返してきたのです。何事かと思いました。彼といると、毎日、映画を見ているようで、生活はドラマチックです。

どうやら、いったん、郷里の中部地方に戻ることにしたようです。しかし、現在、住んでいる所は、私の友人のK君のお母さんの経営するアパートの一室に間借りしている状態。「私物を置いたままにするわけにはいかなかった」と、彼自信が判断したようです。

彼がいったん、郷里に戻ることにしたのは、就職活動がうまくいっていないことが遠因にあります。目下住んでいる埼玉県A市の市役所に、失業保険や障害者手当てや年金などについて、窓口で相談に行ったところ、「故郷に帰ったらどうですか」と諭されたらしいのです。故郷に帰っても、地方は疲弊してますから、ますます、就職口は見つかりません。

要するに、お役所は「臭いものには蓋」的考え方しかできず、厄介なことはたらい回しにして、責任逃れをしたかっただけなのです。T君の故郷の市役所に行っても同じことを言われるでしょう。「ああ、Tさん、東京の方が仕事見つかるのではないでしょうか」

まさしく、行政のたらい回しです。

私は、荷物を送り返されたとき、ひと言も相談してくれなかったT君に対して「水臭いなあ」と怒りに近いものを感じたのですが、彼に電話すると「送ってから、気が付いた」と彼は言うのです。全く悪気はなく、他人に迷惑をかけたくないということだけで、頭がいっぱいだったようです。

それだけ、彼は純粋なのです。

彼の人生の旅はまだまだ続きます。

何があっても大丈夫

ヴェニス

東京・銀座の歌舞伎座の裏近く、昭和通り沿いに「銀座まるかん」があります。そう、長者番付で何度も全国1位に輝いた斎藤一人さんが創業した店です。

たまたま、通りかかったら「おみくじ」がありました。

【無料。「ついている」と10回唱えてから引いてください】

とあったので、周囲をキョロキョロと気にしながら引いてみました。出てきたのは、

『何があっても大丈夫 天があなたを守っているから』とありました。

インテリの方は馬鹿にするでしょうが、色々と人生に問題を抱えている私にとって、この言葉にどんなに救われたことか!

ネットサーフィンしていたら、斎藤一人さんのHPが見つかりました。「今日の言葉」があり、ここをクリックすると、勇気付けられる言葉が書かれています。

ご興味のある方は、http://www.hitorisangayatteru.com/index.php へ。

友人讃歌

エゾリス(北海道音更町)

貯金も年金も全くなく、目下、無職で、明日はどうやって食べていこうかという余裕もないのに、なけなしのお金を貧しい人に渡してしまう友人がいます。

その一方で、父親の作った会社を継いで、年収が5000万円もあるというのに、寄付どころか、友人に奢ってあげようなどという殊勝(?)な気持ちもなく、年間1000円の会費も惜しんで、逃げ隠れてしまう友人もいます。

そのお金持ちの友人と3年ぶりに会ったのですが、彼と初めて会った高校生の時と比べて、その性格、人生に対する態度、他人に対する接し方などを含めて、全く変わっていないということに気が付きました。

世に「三つ子の魂百まで」と言われますが、その通りなのですね。

3歳といえば、大袈裟ですが、私自身も高校生の頃から、気持ちや趣味や人生観やらは、何ら、あまり、それほど、ほとんど、恐らく全く、変わっていないことを薄々感じています。(この文章の書き方は私の特許です)

例えば、中学、高校生の頃に聴いた音楽などは、骨身に染みていて、それらを聴くと本当に、芯から心が温まる感じがするのです。

例えば、アメリカの「ヴェンチュラ・ハイウエイー」、例えば、ブレッドの「イフ」、そして、ニッティー・グリティー・ダートバンド、ローラ・ニーロ、ロギンズ&メッシーナー、テンイヤーズアフター…まあ、知る人ぞ知る人たちで、恐らく、もうほとんどの人は知らないでしょうが。

年齢(とし)がばるれ話でした。

電車の中の光景

公開日時: 2006年11月26日 @ 19:59

ポータブルのテレビゲームに夢中になって、電車の中で、二人分の席に陣取っていた若者がいました。若者といっても、30歳くらいかもしれません。いわゆるアキバ系です。周囲のことにはまるで眼中にない様子で、ゲームに没頭していました。

昼過ぎの空いた電車の中で、化粧をしている若い女性がいました。この時間ですから、寝坊してしまって、学校か会社かバイト先に遅刻しそうなので、仕方なく、化粧しているとは思えませんでした。彼氏とデートする直前なのかもしれません。

でも、分かりました。要するに見せびらかしたかっただけなのでしょう。

夕方の電車の中で、少し、混んできたというのに、折りたたみ式のベビーカーをそのまま車内に放置して涼しい顔をしているいわゆるヤンキーママがいました。

子供を土足の靴のまま、座席に立たせているママもいました。

そういえば、少し前ですが、コンビニで買ったらしい、スパゲティーを両腕を広げて、大口をあけて、食べていた30代後半くらいの女性もいました。隠れてコソコソ、おにぎりかサンドイッチを食べている女性を見たことはありましたが、この女性の全く悪びれた所がない堂々とした所作は、本当に驚きました。今でも思い出すたびに、目が点になってしまいます。

 

またも石原都知事が…

ヴェニス

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061125-00000073-sph-soci

石原延啓(40)という「偉大な」芸術家を知っていますか?

石原慎太郎都知事(74)によると「余人をもって替えがたかった」そうです。

問題となっているのは、その延啓氏が慎太郎氏の四男であること。その息子のために、といわれても仕方がないような、若手芸術家の育成を目的とした現代芸術振興事業「トーキョーワンダーサイト(TWS)」を自ら発案し、2003年3月、延啓氏をTWSのアドバイザリー委員として渡欧させて、その旅費や宿泊費など、約55万円は公費から支出させたということです。

「公私混同ではないか」と批判されても仕方がないでしょう。

延啓氏が、本当に余人をもって替えがたい偉大な芸術家なら誰でも納得できるでしょうが…。

でも、誰も知らないでしょう?

慎太郎氏は、やっぱりおかしい。「裸の王様」になっています。誰か彼に教えてあげなければなりません。だから、3選を阻止するしかありません。

日刊ゲンダイにも興味深い記事が出てました。

東京都が「経営」するお茶の水にある美術ギャラリー「ワンダーサイト」のステンドクラスはこの延啓氏の「作品」だそうで、、都が300万円で購入したのです。このワンダーサイトというのも、何か怪しいギャラリーで都内に3館あり、年間経費が5億円。石原ファミリーと親しい建築家の今村有策氏が館長、その夫人の佳代子氏が副館長なんだそうです。延啓氏の「作品」を購入することを決めたのも、今村氏らしいのですが、都議会関係者は「石原知事は都民にも議会にもこの事実を隠している」とのこと。

慎太郎さん、あなたの息子さんが、それほど余人に替えがたいのだったら、正々堂々と事実を公表したらどうですか?

 

マイクロソフトの陰謀か?

ヴェニス

私物をほとんど持っていないT君に自分の古いパソコンをあげることにしました。

マイクロソフト98のVAIOです。もうほとんど使っていないので、何かと困っている彼に譲ることにしたのですが、結構大変でした。メールにはぎっしり私信が溜まっていたし、写真や画像もふんだんに残っていました。いちいち処分したり、大切なものはメールで添付送信するしかありませんでした。結構、時間がかかりました。

そういえば、マイクロソフトは今度、「ヴィスタ」とやらを華々しく発売するようですね。そして、「既成路線」通り、現在の主流の「XP」のバックアップも3年後には打ち切るそうですね。「98」はもう既に打ち切ったのでしょうか?

これは、MS社の陰謀ではないでしょうか?3年おきに新製品を買わせるための。

リナックスにしたいなあ、と思っているのですが、パソコンや機械音痴の私にはとても自信がありません。

今使っている「XP」にも、私信や画像がふんだんに詰まっています。人はいつか死んで「永遠」とか「永久保存」などというものは、言葉の綾で、ないものなのですが、今から戦々恐々としています。

と同時に「人生観」も変わりました。手紙がメールに変わっても、物を所有するということは、本当に大変なものです。

この世は、仮の姿と認識するしかないようです。

英語でもこんな諺があります。

You can’t take it with you.

直訳すれば、「あなたと一緒にそれを持っていくことができない」ですが、これだけで、

「死んだら何も持っていけないよ」という戒めの言葉だそうです。

北海道会

ヴェニス

4,5日前に関東地方でも急に寒くなったおかげで、油断していたら風邪気味になってしまいました。

北海道では、マイナス20度の極寒の冬を3回過したので、すっかり体が北海道仕様になったのに、関東地方での寒さにまだ体が慣れていないようです。

昨晩は、銀座コリドー街の「十勝屋」で「北海道会」。北海道を経験した中村さん(札幌)、西村さん(釧路)、杉本君(札幌)、前田君(札幌)、私の5人が集まりました。十勝屋は、帯広の北海道ホテルのシェフをそのまま連れてきたらしいので、味は満点。ほんのちょっと値段が張りますが、店内は満員でした。口コミで知ったのか、若い美しい女性が多いのには驚きました。

話の内容は忘れてしまいました。いいことです。覚えていないということは。ただ、2次会で杉本君が何か気に触らないことがあって、途中で退席してしまいました。

2次会でワインのボトルを2本も空けたせいか、すっかり泥酔してしまい、最終電車で寝過ごして、帰りは大変な目に遭ってしまいました。

 

困った問題ーカルト集団「顕正会」

ヴェニス

公開日時: 2006年11月22日 @ 16:05

友人のT君が、変な新興宗教集団に入信してしまいました。心の隙をつかれて、しつこい勧誘に根負けしていつのまにか洗脳されて、入信書にサインしてしまったようです。

そもそもT君は、塾の講師の職を求めて、面接に行っただけでした。それが、奴らの隠れ蓑だったのです。団体本部に連れて行かれ、まるで、暴力団事務所のようなところで、心理的圧迫を加えられて、入信させられたのです。塾という教育機関の背後に、如何わしいカルト集団があるなどと、誰が想像がつくでしょうか。

特に、T君は普段、テレビも新聞も見ない「世間知らず」の人間なのです。そのカルト集団が、度重なる恐喝まがいの勧誘と傷害事件や、多額のお金を寄付させて信者を自殺に追い込む事件などを起こして新聞沙汰になっていることを彼は知らなかったようです。

はっきり書きます。

その塾は、さいたま市大宮区にある「フェニックスアカデミー」です。

カルト集団は、その、さいたま市大宮区に本部を置く「顕正会」です。もちろん北海道などを除く全国津々浦々に「支部」があります。公称会員は100万人ですが、実態はその1割も満たないと言われています。

カルト集団と呼ぶのも「顕正会被害者の会」のホームページのアドレス

http://www.higaisyanokai.jp/

を見てください。higaisyanokai(被害者の会)で通用するのですよ。世の中に数多のカルト集団がある中、higaisyanokaiのアドレスだけで、通用するとは、その被害の多さと大きさが容易に想像できるのではないでしょうか。

彼らは、まず「あなたの幸せを願っています」とか何とか甘い言葉で近づいてきます。そのうち「敵が日本を攻めてくる」など、「入信しなければ、地獄に落ちる」など「あなたは破滅する」など、「前世の報いがある」など様々な手を使って、人の不安心理に追い込んでいきます。

信者に対する強制的な寄付と会合出席によって、職場をやめざるをえなかったり、家庭が崩壊したりする事例は、枚挙に暇がありません。

それにしても、学歴のある分別のある大の大人がコロリと騙されてしまうものなのですね。

T君はとても純粋な人なので、断りきれなかったのでしょう。

人の弱みに付け込む悪徳集団には、本当に憤りを感じています。私は断固として戦います。

新聞読者ネット会員になってしまいました

ミラノ・スカラ座

某新聞社の読者ネット会員に、とうとうなってしまいました。ネット会員は、新聞社の「囲い込み」に利用され、世論調査のダシに使われるので、あまり気が進まなかったのですが、「プレゼント」に応募したかったので、つい入ってしまいました。

我ながらセコイと思います。

でも、便利ですよね。本来ならプレゼントに応募しようとしたら、いちいち葉書を買ってきて、住所、氏名など色々と書いて、郵便ポストまで出しに行かなければならないのに、会員になれば、ネットを2,3回クリックすれば、応募は終了してしまいます。

最近、可分所得がめっきり減ってきたので、映画のチケットなど「一攫千金」(セコイ!)を狙って、応募してみようと思います。競争率が上がるから、皆さん、真似しないでください、とは言いません。どうぞ、真似してください。

私も当たったら、このブログで披露しますから、皆さんも当たったら、コメントしてください。どれくらいの確率で当たるのか知りたいのです。