うーん、NHKの不祥事に関しては困った問題ですね。
インサイダー取引にしても、最初は大したことはないと思っていたのですが、段々、分かったところによると、勤務中に特ダネニュースを読んだ岐阜放送局記者と水戸放送局ディレクターと報道局制作記者の三人が、放送局内やわざわざ自宅に帰って当該の株を売買して、それぞれ、44万8千円、51万4900円、9万8千円の売却利益を得たというのです。
まさに、放送前のニュース逸早くを知ることができる立場を利用した「抜け駆け」ですね。批判されても仕方がないことです。事前にニュースを閲覧することができるのは局内に5000人もいるということなので、インサイダー取引をしたのはわずか三人だけ?と勘ぐりたくなります。橋本会長も辞意を表明するほど重大な事件です。
私はそれより、NHKのドラマ撮影で、千葉でロケした際に、ドラマの設定場所が岡山県なので、バックに映る車のナンバープレートを架空の岡山ナンバーに車のオーナーに断りもなく張り替えた事件の方が唖然としてしまいました。罪の重さは断然こちらの方が軽いのですが、事の重大さには変わりがないと思います。「天下のNHKなら何をやってもいい」という傲慢さが見え隠れします。
車の持ち主は自分のナンバープレートが張り替えられていることを知らずに自宅に帰ってしまい、NHKは放送と警察を通して持ち主を探すという「おそまつ」付きです。
ドラマには「演出補」など沢山のスタッフを抱えているはずで、何で、本人に確認しなかったのでしょうかね。ロケ先の学校関係者に許可を取ったということですが、車の持ち主まで確認すべきです。最後の詰めが甘い。スタッフは、ギャラの高いタレントの御機嫌を伺うのに忙しかったのではないかと邪推したくなるほどです。
このニュースはNHKでも放送していましたが、事実関係を淡々と伝えているどころか、「車の持ち主がナンバープレートが張り替えられていることに気付かずに帰宅した」と、まるで、車の持ち主が不注意を犯したようなニュアンスに捉えかねないような報道の仕方でした。
それが気になったので、わざわざ茲に書くことにしました。