東大生協食堂は穴場です

 根津の躑躅は見ごろです…

 

 

 

 

 

今やゴールデンウイークの真っ只中です。皆さん、どこか旅行に行かれていることでしょうね。

 

そう言えば、最近、旅行に行ってませんねえ。(はとバスには乗りましたが、あれは半分修行でした)。大好きな温泉にも行ってません。うーん、残念。

ただ、今年のGWは、「飛び石」のため、旅行代理店によると、例年と比べ観光客は20%近くダウンしているそうです。北京五輪の年なので、本来なら中国旅行が増えてもよさそうなのですが、やはり「毒ギョーザ」と「チベット問題」が尾を引いているようです。それに、年金や後期高齢者医療問題も全く関係ないこともないように思えます。庶民は正直なんでんす。

 

「アリとキリギリス」ですよ。将来の不安を考えると、そう遊んでばかりいられないという感覚が先走るのではないでしょうか。

そんな中、典型的なエコノミーな会合に出席しました。大の大人、それも男ばかり6人も集まったのです。宇宙工学博士、大手マスコミ元記者でノンフィクション作家、元大手商社マン、元出版社重役、大手マスコミ研究所の主任研究員と私という面々。肩書きだけを見ると厳しいのですが、現役を引退された方も多く、既に角が取れた好々爺といった感じの人が多かったのです。

会合場所は、何と本郷の東京大学構内にある三四郎池に近い生協食堂「メトロ」。ここは、結構穴場ですよ。ランチだけでなく、夜も8時くらいまで営業しており、「怪しい人物」でなければ、大学関係者でなくても入ることができます。もっとも、今回集まった面々の半分は、ここの大学の御出身で、盛んに「懐かしい。ここにこんな建物はなかったなあ」なんておっしゃっておりましたが。

 

夜はビールも注文できるのです。定食やおつまみを取って、ビールも取っても、千円でおつりがくるのです。何と安あがりでしょう。究極の「溜まり場」です。

 

昔、旅行でパリのカフェ「ロトンド」やローマの「アンティコ・カフェ・グレコ」やウイーンの「チェントラル」など、芸術家や学者がたむろしたカフェによく出かけて感慨に耽ったものですが、確か、これらの店は観光客向けでコーヒー一杯でも法外にも千円くらい取られたと思います。

 

それを考えると、生協メトロは穴場です。将来の大学者、大芸術家を輩出するかどうか別にしても、庶民が安心して行ける所です。