ごまめの歯ぎしり 第6刷

竹林の賢人

◼︎想定内とはいえ、M県令の見苦しい弁解。漫画「クレヨンしんちゃん」を子供に買ってあげたのも、ネットオークションで、先行き値上がりが期待される美術品を買い漁っても、政党助成金を流用して家族旅行に行っても、「不適切とはいえ、違法ではない」(第三者委員会)とは!

◼︎弁護士の肩をもてば、所詮、法律がなかったということ。政治資金規正法が、ザル法だということを教えてくれたに過ぎない。

◼︎では、違法ではなければ、何をしても許されるのか?

◼︎M県令の所業は、餓鬼畜生(仏教用語)にも劣る卑劣な悪行であることは、明々白々。それなのに、あくまでも金と権力にしがみつこうとするMの狼狽えようは実に見苦しい。恥も外聞もないものか?

◼︎世界一のナポリタンではなく、メトロポリタンの予算は、中進国の国家予算に匹敵するとか。ファーストクラスの航空機に乗り、一泊50万円の高級ホテルのスィートルームに泊まり、自分様が王侯貴族になったつもり?

◼︎単なる裸の王様でしょう。知らぬは、本人なりけり。生まれと育ちから、ああいう人相の悪い我利我利亡者が出現するのかしら?親は、川筋で拾ってきた野菜を売っていたとか。極貧と辛酸を舐めて屈辱の中で、世の中を見返してやろうと誓った青雲の志が裏目に出て、小賢しさだけが表に出てしまったのだろうか?

◼︎しかしながら、何と言っても、弾劾もリコールもしない議会と県民の無能さには腹が立つばかり。道路整備予算が年間3兆円。県だけで、3000億円。利権に群がる議員は、我が身かわいさに、余計な波風は立てたくないということ?

◼︎こんなこと、何を叫んでも、所詮は、ごまめの歯ぎしり、に過ぎないかぁ。