年賀状に関する幾何学級数的哲学考察=グルメ情報も

 長春 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 まだ2日ですから、新年のご挨拶で、明けましておめでとうございます。でいいと思います(笑)。

 今年もたくさんの年賀状を頂きまして有難う御座いました。

 世に出て、もう何十年もの古株になってきますと、年賀状で1年に1度だけのご挨拶となる場合が多くなってしまいますから、お相手の顔姿は、10年前、20年前のまんまです。

 ですから、街ですれ違ってもお互いに分からないかもしれません。(笑)

 でも、年賀状は「安否確認」みたいなもので、「まだ頑張ってるんだなあ」と、お互いに励みになります。

 ですから、年賀状はもらうと大変、大変うれしいです。

 その年賀状を頂くためには、やはり、こちらも書かなければならなず、年を取ってくるとそれが段々大変になってきます。

 とはいえ、年賀状は、頂く嬉しさの方が何百倍大きいので、これからも続けていくことでしょう。
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 毎年欠かさず年賀状を送って下さる方の中には、どういうわけか、大ベテランの女優さんがいらっしゃいます。

 それが、正直、いつ、何処で、どういうきっかけで、お会いしたのかもう霧の彼方で(笑)、すっかり忘れてしまっているのです。

 昔は、個人情報保護法なんかなかったですし、簡単に住所が分かったのでしょうけど、ほとんどその場限りで、年賀状も1、2回やり取りすれば、それまでなのに、どういうわけかこの大女優さんは、毎年送ってくださるのです。

 もしかして、大女優さんの方は、私は誰なのか忘れながらも誠実に送って下さっているのかもしれませんが…(笑)。

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 今年の年賀状のベストワンは、まだ早いですが(笑)、横浜にお住まいのKさんでした。

 2016年にご自分の身辺に起きたことを列挙される方式で、このような様式美は、京洛先生や麹町商事のHさんによく見られますが、畏友Kさんの場合、何と、長い文章だというのに手書きなんですよ。

 彼は、大変失礼ながら、ほんの少しお年を召されておられながら、昨年は、「青春18キップ」で全国一人旅を楽しんでおられたようでした。松山城と道後温泉、それに、「おわら風の盆」にも出かけられたようです。

 Kさんは、大変なグルメの方で、私に東京・銀座の王子製紙本社横にある美味しい名物焼き鳥屋「武ちゃん」(いつも混んでます)を紹介してくれたのも彼でした。

 年賀状では、美味しかったパン屋さんを列挙しておりました。横浜にお住まいがあるので、パン屋さんの場所は、横須賀でした。小生の自宅からは遠いので、小旅行になってしまいますが、京急線汐入駅「パンプキン」のカレーパンと県立大駅「中井パン」のポテチサンドはかなり美味しいようです。リンクを貼っておきました。見るからに、地元に愛されているパン屋さんですね。

 彼が言うぐらいですから、味も確かでしょう。

 都内では立ち飲み屋さんを開拓しているらしく、ベストワンに山手線駒込駅「きんらん」を挙げておりました。

ここも、なかなか良さそうです。

 渓流斎ブログ、久しぶりのグルメ情報ですねえ。私も機会があればのぞいてみたいと思っています。

AI時代がやって来た、ヤア、ヤア、ヤア!

王子神田川

2017年、平成29年、大政奉還と坂本龍馬暗殺から150年、明けましておめでとう御座います!

えっ?!

お正月だというのに、もう渓流斎ブログをお読みになっているのですか?

お有難う御座いまする。今年も宜しくお願いします。

昨晩の大晦日は、紅白を少し見ていたんですが、あまりにもつまらないので、早々と退散し、年賀状書きに追われておりました(笑)。

疲れて除夜の鐘も聞かずにバタンキュウ。よく眠れました。

今朝、ラジオを付けたら、AI=人工知能特集をやっておりまして、2045年になると、AIがすっかり、人間の知能を凌駕するというのです。

何を根拠に、何処の学者が言い出したのか不明ですが、2045年と聞いた時、私はゾッとしましたよ。

渓流斎ブログの愛読者の皆さんでしたら、先日、私が「25年周期説」を唱えたことを覚えてらっしゃるかと思います。

1945年の敗戦から、1970年のよど号ハイジャック事件、1995年のオウム真理教地下鉄サリン事件と、25年おきに、社会を根本から変革する大事件が起きているという「法則」でした。

この分だと、オウムから25年後の2020年が危ない、と書きましたが、まさしく、その2020年の25年後は、2045年じゃありませんか!

AIは、既に現代でもある程度、人間の知能を凌駕しています。将棋は既にそうで、昨年は、後味が悪いカンニング疑惑が発生しました。

米国では、世界最大の通信社APが、既に簡単なスポーツや経済記事は、AIが書いているそうです。

私は、天邪鬼な人間ですので、AIが夢の世界を開くとか、人間を凌駕して、人間を支配するとかいう両極端な考えには懐疑的ですが、このように、既に人間の仕事を奪っていることは確かです。

それも、いわゆる知的労働と言われるもので、会計士や税理士の仕事も、かなり個人のパソコンでできるようになりましたからね。(ネット申告とか)

私が、子供の頃にあった金魚売りやお菓子や薬の行商人も消えてしまいました。

こうなると、残るは肉体労働。それも、クリエイティブな肉体労働しか付加価値を造れないかもしれません。

声帯を使って震わせるとか、木や石を使って彫刻するとか、絵の具を使って布に塗るとかです。

2045年になって、未来の人間は「昔はこんな仕事があったのか」と驚く姿が目に浮かびます。