このブログでも何回かご紹介した「森の哲人」こと、北海道紋別郡滝上町の森に住む徳村彰さんが発行する「森の子ども村つうしん」が久しぶりに届きました。1年ぶりくらいではないでしょうか。何で、こんな間隔があいたのか、どうしたものかと思っていたのですが、これを読んで分かりました。徳村さんにとって、昨年は大変な年だったようです。
何と言いますか、彼にとって、昨年は不運続きでした。1月に交通事故に遭ったことを皮切りに、森の小屋が全焼するという災難に遭ってしまいます。その後、昨年から今年にかけて4ヵ月半も原因不明の下痢に悩まされていたということでした。
徳村さんは、今年で80歳になるそうです。若い時、どういう生活をしていたのか不明ですが、噂では貿易会社に勤務していて、中国大陸を中心に駆け回っていたと言われますが、40数年前(ということは30歳代後半)に大病を患い、名医から「あと2年の生命」と宣言され、当時の仕事も都会を捨てて、森での生活を選ぶことにしたのです。
北海道の滝上町は、冬はマイナス30度にもなる極寒の地です。そこで、想像も絶する重労働の雪かきと森林での生活で、すっかり健康を回復し、視力も0・1と0・09だったのが、1・0と1・2にまでなったという人です。
徳村さんは、今でも環境問題に非常に関心があり、舌鋒鋭い論文も書いております。ご興味のある方は、どうか、検索して調べてみてください。有名な方ですから、彼の著書が何冊か紹介されています。