私の正体 

 六本木

 

私のブログの愛読者(?)のほとんどの方とは、面識があるので、私のプロフィール等を隠すこともないのですが、それでも、一応、曖昧にしております。でも、曖昧にしていると、「こいつは何者だ」とという好奇心が異様に高まるらしく、何が何でも、正体を明かそうと、躍起になる方もいらっしゃるようです。私が書いたほんのちょっとした記述で、名前、性別、職業、住所、家族まで暴いてしまうのですから、ご苦労様と言うしかありません。

 

そこで、私の正体を暴くヒントになると自覚しつつ、書いてしまいますが、今日は、某鉄道で電線切断事件があって、大変な目に遭ってしまいました。約18万人に被害が及んだということですが、私もその一人でした。

 

幸運なことに、本日は代休で会社に行くことはなかったのですが、数年前に会社を退職した同期の三田孝治君(仮名)と東京駅前の新丸ビルで会う約束があったのです。結局、1時間遅れて、彼とは会うことができました。

 

彼は、とても変わった人です。早期退職で会社を辞めましたが、公募によって、公立の図書館の館長に90倍の難関を突破して採用されたものの、わずか、2年半で退職してしまうのです。その後、何をしたかというと、ロンドンに留学するのです。大英博物館でキューレーター(のようなもの)の資格を取って、今年4月に帰国したようでした。彼と会ったのは、4年ぶりでしたが、4歳くらい若返った感じでした。特に、大志や野心があるわけではなく、「会社を辞めても、何とかやっていけることが分かったよ」と非常に楽観的でした。まあ、楽観主義者だから、そういう冒険ができるのでしょうけどね。

 

前日に彼から急に「会いたい」と電話が掛かってきました。結局、用件らしい用件というのは、彼は新しく、ネットで始まった中国関連の写真ニュース配信会社の編集主幹に就任したので、おまえも手伝わないか、ということでした。社長は、中国南京市出身の中国人で、東京の大学の博士課程で学んでいる人だそうです。

 

そのホームページを覗いて見たのですが、なかなか大したものでした。もう少し詳しく書きたいのですが、もう少し、話が具体化したら改めて書いてみたいと思います。

こんな情報で私の正体が暴けたでしょうか?

偽装事件は官民グルだ!

 帯広

 

北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」(田中稔社長)の偽装工作には、唖然としました。いくら北海道ファンの私でも、とても見逃すことができない、許せないことです。

 

当初は「羊頭狗肉」、いや、牛と偽って、豚や鳥肉を混ぜて偽装した事実を否定していた田中社長ですが、出てくるわ、出てくるわ、悪行が白日の下に晒されてきました。

 

驚きなのは、「牛肉ミンチ」「国産」などと表示しておきながら、ウサギの肉を混ぜたり、ブラジル産の鶏肉を学校給食用に出荷したりしていたことです。

 

「ミートホープ」は卸会社なので、世間の表には出てきませんが、このように学校給食用に使われたり、今朝の新聞にもたくさんの「お詫び広告」が出ていましたが、生協や味の素の冷凍食品などの原料にたくさん使用されていて、かなりの人が被害を受けたのではないでしょうか。

 

元工場長が、1年以上前に、苫小牧市の農林水産省北海道農政事務所に偽の牛ミンチを、「証拠品」を持って告発したのに、当局はあいまいにして放置し、挙句の果てには、事務所は「道庁に報告した」、道庁は「受理した記録はない」などと反発したり、今度は、責任のたらい回し合戦です。もう、こうなっては官民グルの無責任は構造的で救いようがないのではないかと呆れてしまいます。

 

根本的原因は、「安かろう、悪かろう」的な経済原理主義です。学校給食でも、千歳市の担当者は「指定入札で他業者より50万円ほど安かったから採用した」と話しています。こうなっては、ミートホープも「企業努力」します。ミンチに100%ビーフを使っていては、採算が取れるわけがない。リストラして、人件費を下げてもまだまだ追いつかない。仕方がないが、少し他の肉を混ぜても分からないだろう。誰でも思いつくようなことを次々と繰り出します。最初、少しは罪悪感があったでしょうが、何年も何十年も見逃されると、感覚が麻痺してきます。「偽装は7~8年前から」という田中社長の言い訳を誰が信じることができるでしょうか。

 

まあ、こういった事件もほとぼりが醒めたら世間は忘れることでしょう。何しろ、日本人は過去のことは「水に流す」、大勢順応主義の民族ですから。