「後七日御修法」の秘宝曼荼羅図等

Taughji-temple bouddhique Kyahuteaux

 久しぶりに、京都洛中にお住まいの京洛先生から、風物詩が舞い込んできました。

 …今日1月14日は、皇居で「歌会始め」が執り行われましたが、他方、洛中の「東寺」では空海、弘法大師が始めた、真言宗の最高の儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が無事終わりました。

 一昨年、小生が初めてこの儀式に出かけて、貴ブログにレポートさせて頂きましたが、今年も、野次馬気分で、のぞいて来たのでご報告申し上げます(笑)。…

 あれ?そうでしたか?過去のブログは消滅してしまいましたし、じぇんじぇん覚えていませんね(苦笑)

  …今日は、「後七日御修法」が終わった後、この秘儀が行われた「灌頂院」(通常は非公開)が、1時間だけ一般公開されました。そして、この時だけ、下付される「お札」を受納するため、全国の真言宗の僧侶、檀信徒、関係者などが、灌頂院の前に、朝から並んで、午後1時の開場を首をながくして待っておられました。…

 覚えていないので、初耳ですね(笑)。

 …「東寺」のホームページ(HP)を検索しても、この貴重な儀式の詳細や、「灌頂院」の一般公開など、何処にも出ていません(笑)。文字通り、「知らない人は、知らない。知っている人は、知っている。それなら、来なさい!」と、弘法大師が囁いているような感じですね(笑)。ですから、観光客や最近、目立つ、近隣国の”爆買い族”とかいう、卑俗な連中が居ないので清々します(笑)。…

 えーー、そうなんですか。「知る人ぞ知る」とは、この「渓流斎日乗」みたいなもんですね(笑)

 …1時間だけ公開された「灌頂院」の中は、勿論、写真撮影は厳禁ですが、護摩壇が設けられ、7日間にわたっての、厳粛な修法の後がうかがわれました。また、日頃、公開されない大きな曼荼羅図やつい先程まで、儀式に使われていた佛具なども置かれ、美術館、博物館で見るそれとは、趣の異なるリアルな空間になっていました。…

 それは、それは貴重なものを御観覧になりました。「眼福」とはこのことかもしれませんね。

 しかし、これは貴重な情報ですよ。何と言っても、東寺のHPにも掲載されていない「知る人ぞ知る」情報なんですから。