女性は強い 歴史は塗り替えられる?

Dekkaido

電脳空間倫理管理委員会主幹様から「『へ~、そんなことあるの…』といった話題が欲しい」とのご下問でしたので、探してみましたが、最近は事情があって、単調な生活をしているものですから、ありませんね(笑)。

 それでも、先程、新聞を読んでいたら、面白い記事がありました。生物学者の福岡伸一さんのコラムです。「生命の基本形は女性で、38億年にわたる生命進化のうち、最初の30億年間は女だけで足りた」というのです。「ヒトの男は女から生まれた」という基礎知識はありましたが、これほど、長い間、女性天下だったとは!!

 そして福岡教授はこんなことまで言うのです。「基本仕様を逸脱したもの=男、は壊れやすい。威張ってはいるが実は脆い。病気になりやすいし、ストレスに弱い。寿命も短い」。私は男ですので、よーーく分かります。納得してしまいました(笑)。(女性から反論があるかもしれませんが)

 もう一つ、「へ~」と思ったのは、「歴史は塗り替えられる」ということです。

 残念ながら、「南京虐殺」や「慰安婦問題」など近現代史の話ではありません(苦笑)。

 例えば、「縄文時代」の時期がこれまでの検証より、もっと長かった、とか、科学の進歩で分析法が発達し、古代や近世の教科書がどんどん塗り替えられていっているという話です。

 少し、古い例ですが、我々の世代が習った「足利尊氏」(実は、高師直説が有力)や「源頼朝」の肖像画は別人だったので、今の教科書には掲載されていない、とか。

 最近驚いたことは、江戸時代の「士農工商」のキーワードが教科書から削除されつつあるという話です。なぜなら、実際、江戸時代は、武士とそれ以外の区分けしかなく、「士農工商」というガチガチの身分制度は、徳川制度の悪いことを強調するために、明治時代に「創作」されたものだというのです。そう言えば、悪の権化のように扱われた「封建主義」なんかも最近あまり使われませんね。

 最近、豊臣秀吉(1537~98)が、柴田勝家との天下分け目の賤ヶ岳の合戦で活躍した家臣の脇坂安治(1554~1626)に宛てた書状33通が兵庫県たつの市の安治を祭る神社で見つかり、このほど解析されて、秀吉の「かなりしつこくて、細かい性格」の一面が分かったそうです。本能寺の変後に書かれ、天下統一する前に書かれた書状で、お館様の織田信長のことを、書状の中で「信長」と呼び捨てにしたりして、新発見も多いようです。

 へ~(笑)。