如是我聞②笑う門に福来る

医事評論家のMさんは、御歳70歳は超えると思われますが、いたってお元気で、今日も3人ものガールフレンドを連れて、夜の街に消えていきました。

美女軍団は、Mさんよりも10歳は若い、と思われます。健全交際です。みんなウキウキして、まるでアイドルのロックスターに群がるグルーピーのようでした。

なんで、Mさんはそこまでもてるのでしょうか?

彼のライフワークは「笑う門には福来る」です。終始、ニコニコして笑顔を絶やしません。駄洒落の連発ですが、話術が巧みで、人を飽きさせません。

例えは悪いですが、美女軍団は、誘蛾灯におびき寄せられる蛾のようです。

しかし、これは全く根拠のない例え話ではありません。

人は、パワーを持った人に惹かれるものだからです。明るい人に惹かれるものだからです。笑いも感度が高い。別の言い方をすれば、波長が高いので、一緒にいるだけで、パワーをもらえるのです。少女がアイドルに群がるのも、陶酔して元気をもらえるからです。

政治の世界でも経済界でも、パワーを持った人間に、人は引き寄せられてしまうのです。それが、権力という魔力です。

おっと、これは私の意見ではなく、Hさんの説でした。
如是我聞。私はそう聞きました。

でも、そう言われてみれば、納得してしまいました。

フランス暴動 

公開日時: 2005年11月7日 @ 21:49

パリ郊外の街でアフリカ系の若者(モーリタリアとチュニジア)が警官に追われて発電所で感電死した事件がきっかけで、フランス全土に暴動が広がっているニュースには心痛めています。

事件は10月27日に起き、11日経った今では、フランスの国内の274都市に暴動が拡大し、4700台の車が放火されたそうです。学校や保育所、介護施設にも放火され、395人が逮捕されました。(ロイター、AP、AFP)

サルコジ内務大臣が、暴徒をSCUM(クズ)呼ばわりしたことが火に油を注いだようです。暴動はフランスだけでなく、ベルギーやオーストリアにも広がっています。

若者たちが石や火炎瓶を投げる光景は1960年代には、日常茶飯事見かけたものです。矛盾した社会の体制を変えようと、若者たちは「甘い」革命を夢見たようです。今でも彼らはフランス語で「ソワソン ユイッター」(68年世代)と言われています。

しかし、今回の暴動は、事態はもっと深刻で根が深いようです。60年代の白人インテリとは違い、アフリカ系、イスラム系の移民の若者が今回の中心です。

どこのメディアも、この暴動の背景は、高い失業率と差別があると指摘しています。フランスには西ヨーロッパ最大の500万人のイスラム系の人が住んでいます。

一方の、我が、日本国では、働く意欲を失ったニートと呼ばれる若者が増えています。恐らく、日本の歴史上初めて出現した若者群でしょう。

いずれにせよ、政治が解決してくれそうな問題にはみえません。

群れで行動する象は、一頭でも集団から脱落すると、その象が回復するまで辛抱強く待っています。

人間は象の知恵を借りるべきかもしれません。

森進一の世界 

ここはどこでしょう?

灯台もあります。

歌の歌碑もありました。
岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲、歌 森進一…

そうです!ついに憧れの地にやってきました。

襟裳岬です。

♪何もない、春です~
ではなく、冷たい風がビュンビュン吹く晩秋の襟裳岬です。

「岬パワー」をいっぱい、いっぱいもらって、今日は帰ってきました。

紅葉を見て考えたこと 

昨日、酔ったまんまブログを書いたところ、早速「あかんべえ」さんから、批判のコメントを戴きました。

「あかんべえ」さんは、たまたま、「偶然、私のブログを見る羽目に陥ってしまった」らしく、要するに「あなたも同じ穴の狢でしょ?」とおっしゃってます。

そして、「もう少し大人になったら?」とご忠告戴きました。

でも、お言葉ですが、私は、これ以上、大人になったら、単なる爺なんですけど…。ですから、酔った勢いで書いたとはいえ、前言を翻しません。

もちろん、「偶然、見る羽目に陥った」見知らぬ方からのコメントは大歓迎致しますし、削除もしません。ご安心ください。

トラックバックして戴く方のブログはつまらないのです

せっかく、TBを張って戴く、私の知らない方には申し訳ないのですが、こちらも気にして、TBを張って戴いた方のブログを見てみますが、正直、実に、まとも過ぎてつまらないのです。

データもそろって、詳しく、その道で食べていってもおかしくないくらいまともなのですが、悲しいかな、新聞や、雑誌や、ネットから知りえた1次情報を引用したものが多く、「あ、その情報や、その数字はどこかで読んだよ」というものが多くて、白けてしまうのです。

恐らく、殆どの方は、自ら「1次情報」を集めた経験はないことと思われます。
そのせいか、「1次情報」を盲目的に信じて引用しています。

それが、果たして100%正しいのでしょうか?

出生率1.29、国と地方をあわせた長期債務残高が1000兆円、我が国の食料自給率が40%…。
確かにそうかもしれません。以前、触れた宝くじの当たる確率にしても、確かに100万分の1かもしれません。

しかし、これらは数字のマジックであって、実際に、当たるか、当たらないかの確率は、その本人にとっては、当たるか、当たらないかの50%が正しいのではないでしょうか?

ブログを書かれて、トラックバックを張るような方は「どうだ。俺の方がよく物事を知っているだろう?」「俺の方が頭いいだろう?」といった方が多いようです。

私も認めます。

しかし、小賢しいブログを書くような方は、どうか、私のブログは無視してください。リンクを張るのも止めてください。

私の場合は、所詮、世迷言なのですから。

ですから、金になると言われる「アフィリエイト」なるものも張らないと思います。

その前に、TBを張られるようなタイムリーな時事ネタを避けた方がいいのかもしれませんね。

私自身は、現象的なものではなく、もっと、もっと根元的なものに興味があります。

皆さんに問いかけます。

あなたは、何で生きているのですか?

ネットはテレビを超えるか?

公開日時: 2005年11月3日 @ 17:25

目下、巷で人気の「無料動画配信」を見てみました。

うーん。時代は変わったなあ、と思いました。きちっと、CMが入り、これでは民放と変わりありません。番組は早送りできるのに、CMは飛ばせないという「技術」になっている所はさすがです。「無料」と言いながら、やはり、CMの会社がスポンサーになっているわけですからね。

無料動画では、エリック・クラプトンのライブとブルース・リーの映画「死亡遊戯」を見ました。ニュースも見ました。

これでは、テレビ界だけでなく、レンタル業界も非常に危機ですね。

何と言っても、CMのスポンサーが、テレビにそっぽを向いたりしたら、テレビ界が今後どうなってしまうのでしょうか?

昔、15年ぐらい前ですが、マルチメディアがもてはやされ、BSとCSが視聴率を伸ばし、「電波は空(衛星)から降ってくるから、地方の放送局はいらなくなる」といった、いわゆる「地方局の炭焼き小屋」理論というのが唱えられました。

もう、「インターネット放送」は、この理論さえ乗り越えてしまった感じがします。
楽天とTBSとの攻防も、時代の流れとして起こるべきして起こった現象だったのでしょう。

既存のテレビ業界は、免許事業をいいことにあぐらをかいきたのは事実です。確か、ゴールデンタイムの7割以上が、下請けの番組制作会社に丸投げしています。要するに、テレビ局の実態は、マンションのオーナーみたいなものです。時間帯を貸しているようなものです。

大変な変革期なんですね。もうテレビ局だけでなくて、はるかに少ない予算と人件費で「放送」ができる時代になったからです。今さら驚いていては遅いのですが、既存のメディアに働く人たちにそれほど危機感がないので、そちらの方がもっと驚いてしまいます。

不本意な仕事 

マスコミ業界から市立図書館の館長にトラバーユした私の友人が最近、辞めてしまったという噂を聞き、メールで確認してみました。

すると、返ってきた答えは

「その通りです。9月いっぱいで辞めました。ただし、不祥事でクビになったわけではありません。詳しい話はややこしいので、そのうちに…」ということでした。

彼が図書館の館長になったのは3年前のことです。確か、500人くらいの応募の中から選ばれたので、実力とともに、実に強運の持ち主であることは確かです。

それがあっさり辞めてしまうとは…。

彼は、「いい年なので我慢して不本意な仕事を続けるよりはより面白そうな道を選んだまでのことです」と、こちらの詮索を見透かしたように、宣言しました。

妻子を抱え、思い切った決断ですが、次の仕事はまだ決まってないようです。私にはとても真似できません。

私は結局、今「いい年なのに、我慢して不本意な仕事を続けている」のですから。

彼は何と格好いいことでしょう。

羽生善治著「決断力」不利な状況を喜べる人間 

羽生善治の『決断力』。昨日の続きです。

第1章「勝機は誰にでもある」から…。

「私は人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ」

「完璧な将棋を指さない限り、欠点がないことはない。私は神様ではなく人間なのだから、私の将棋にも、もちろん、欠点はある。もし、私が『ハブ・ヨシハル』と対戦したら、攻略する作戦はある。企業秘密なので言わないが、自分ではわかっている。自分ではわかっているのだから、その欠点を消すことができるかというと、それは難しい。例えば、今トップを争っている人たちは、欠点を裏返すと、それがその人の一番の長所であったりする。だから、それを消そうとすると、また別の欠点が出てくる」

こうして、彼の「文章」を写していて、これは、彼が書いたものではない、と私は確信しました。
読んでいるときには分からなかったのですが、これは書き言葉ではないからです。

おそらく、ゴーストライターが、「聞き書き」したのものでしょう。

矢沢永吉のベストセラーになった『成りあがり』のゴーストライターは、確か、糸井重里氏ではなかったかしら。

話がとんでもない所に飛んでしまったので、今日はこの辺で。