忘れた頃にやってくる

横浜・ニュースパーク

業界の為五郎さんが大喜びする話ですが、またまた図書館に予約していた本が3冊も、一時に、ドサッときてしまいました。

最近予約したものもあれば、もう半年以上前に予約してすっかり忘れたものもあります。

為五郎さんの笑い顔が頭に浮かびます。

この3冊の前に借りていた、日本ではマルクス主義研究の最大の名著と言われる宇野弘蔵編「資本論研究」(筑摩書房)は、結局諦めました。挫折です。10ページほど読みましたが、ついていけませんでした(苦笑)。字面ばかり追っているだけでした。日本語だから読めますが、臓腑にポトリと落ちてきませんでした。

そもそも、途中から共産主義思想、マルクス主義思想に懐疑的になりました。マルクス自身は、純粋に経済を理論的に研究分析したのですが、それが、暴力革命のイデオロギーに引用され、権力を握った者たちによって都合の良いように拡大解釈されたからです。歴史が証明しています。

マルクス自身は悪くないのですが、理論武装の武器として使う人間がおり、ということは、マルクス思想自体が、独裁者らに利用されやすい側面を持っているのではないかと懐疑的になったわけです。

「何を今さら、子ども地味た戯言を言ってるのだ!」という話になるでしょうが、あの難解さには、インテリ好みの作為と装置があることを私は見抜きました。

「君たちはまだ理解できていない。ステージに達していない」と、恥知らずなオウムの連中がよく口癖のように言っていた手口を思い出しました。

私は、インテリではないので、「資本論」はドイツ語で読むことにしますか(爆笑)。

ところで、渓流斎ブログは、何度も書き直したり、書き足したりしてます。最初と比べて結論が正反対になることがあるので、あとで古い記事を読み直しますと吃驚しますよ(笑)。

節操がありませんねえ。