貧民の反乱

Bourbon St. Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
 京都にお住まいの京洛先生から、哀しいような笑ってしまうような複雑な話を伺いました。

 市内の公共図書館の新聞に掲載されていた「餃子の王将」の100円引きのクーポン券のところだけが切り取られる事案があったというのです。

 わずか、100円引きなのに、それ欲しさで、軽犯罪を犯す人がいるとは!

 「それはまだ良い方で、新聞そのものがなくなってしまうのです」と京洛先生は呆れ顔です。もう窃盗罪ですね。

 それだけ、今の世の中、貧困層が困窮しているのです。ホームレスの人だけでなく、若者も中年も老人も。。。国民年金が月額6万円ではどうやって暮らしていけというんじゃい、と叫びたくなりますね。100円のクーポン券を盗む人を責めることができるのは、日々の生活に困っていない人だけかもしれません。

 それだけ、今の世の中、弱肉強食のジャングル化の様相を呈してきたわけです。

 右や左だの、思想信条だのと騒ぐことができるのは、裕福な特権階級だけなのです。

 庶民に唯一できることは、税金で裕福に暮らして胡坐をかいている政治屋や派手な喧伝で暴利を貪っている詐欺師たちを監視して、異議申し立ての声を上げることですね。

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 さて、昨日は、久しぶりに感心するとても面白い記事を読みました。

 東京新聞4月1日付朝刊25面。「ツイッター 起源は奈良時代? 木簡に140字制限 『忖度』や『#』の記述も」という見出しです。「忖度」などの文字も写った木簡の写真付きです。

 内容は、大阪北部の国有地で奈良時代に制作したとみられる大量の木簡が出土し、唐などから人材が流入した影響で、ある木簡には、出世競争に負けた役人が腹いせに書いたものとみられる「異国からの流入者を制限しろ。壁をつくって流入を制限しろ。費用はやつらに払わせろ」(現代語訳)といった文字などが見つかったというのです。

 凄い歴史的大発見です。1300年経っても、人間の本質は全く変わっていないという証拠です。

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 でも、これほどのビッグニュースなのに、「あまり話題になっていないなあ…」と、冷静になって、その紙面の他の記事を読んでみると、「デスクメモ」とか称する囲み記事の中に「本日はエープリルフール紙面です」と書いてあるんじゃありませんか!

 ゲッ! やられた。うまくかつがれた…!