圧力に屈したTBS?

 きゃふと

昨日の12月3日付、天下の「日刊ゲンダイ」デジタル版が「TBS圧力に屈するのか?NEWS23岸井氏『降板説』の真偽」というタイトルで報じています。

「日刊ゲンダイ」←こちら

これによると、何やら、安保法に反対するメーンキャスターの岸井成格氏(毎日新聞OB)が、「政治的圧力」で降板させられるという話です。

日刊ゲンダイに言わせると、「このまま岸井氏が降板すれば、TBSは完全に“死んだ”ことになる。」と断言しています。

世間では、色んな人の意見があるとは思いますが、私も、このゲンダイの意見には賛成ですね。そもそも、テレビ局は、放送法によって束縛されているとはいえ、少しでも、時の政府と違う意見をいう出演者を降板させていけば、憲法で保障されている「表現の自由」や「言論の自由」が蔑ろにされることになるからです。

こんな現状では、北朝鮮やロシアのテレビを日本人が批判できなくなりますよ。そう思いませんか?日本は独裁国家じゃありませんから。

笑ってしまったのは、岸井氏の「後任」に朝日新聞特別編集委員の星浩氏が内定しているという噂。「安倍政権寄り」の星氏は来年定年で、同じく70歳定年で辞める朝日OBの早野透・桜美林教授の「後釜」になる予定だったのを、キャスター就任を理由に、教授のポストを断ったというのです。

これで、私立大学には新聞社OB向けのポストがあるということが分かります。

そう言えば、N協会もJ大学に「ポスト」がありましたね。

あ、赤坂の放送局の話でした(笑)。

私はあまりテレビは見ない方ですが、若者のテレビ離れが進んでいると言われます。だから、CXが赤字に転落したりするのです。

いずれにせよ、安倍政権発足以来、我が国日本は、完全に潮の流れが変わったと思います。国民が投票したからですね。もしくは、多くの若者が投票しなかったからですかね?

ただ、昨年12月の衆院選では、自民党の得票はわずか48%と半分以下だったにもかかわらず、「小選挙区制」のおかげで、議席占有率では76%も占めたことを思い出してほしいです。

せめて、ブログで、政権に反対する意見を書き込んでも「潰されない」ことを願うばかりです。

貧乏は悪か?


新京

諸般の事情が御座いまして、小生も将来「下流老人」になる可能性がなきにしもあらずですので、今から節約モードに入っています。

最近、(最近ですが=笑)、大きなモノは買っていません。今年の夏は物欲がまるっきりなかったので、食事をするか、寝ることぐらいしかすることがなく、お金もほとんど使いませんでした。

将来のことを思うと、どうも悲観してしまいます。それほど年金も出ないので、何か仕事をしなければなりません。しかし、今さら「力仕事」もできないので思案中です。

節約モードとは、なるべくモノを買わないようにすることです。広告代理店の方がこのブログを読んだらさぞかし、怒りにかられることでしょうね。最低の食料品は仕方ありませんが、服とか、遊興費は抑えています。あ、これは、身内の大ニュースですが、私はお酒が全く呑めなくなってしまいました。

あんな飲んだ暮れて、痛飲して、暴漢に襲われていた渓流斎も実におとなしくなりました。

本もあまり買わなくなりました。「買えなくなった」という言い方が正しいです。

仕方ないので図書館で借ります。今は便利で、スマホでもさっと予約できます。しかし、世間の皆さんも考えることは同じで、ちょっと、新聞に広告が出るような本には、予約が殺到します。20番目だと早ければ3~4カ月ぐらいで届きますが、200番とか300番目となると、1年半とか2年近くかかるので、予約していたことさえ忘れてしまいます(笑)。

最近のマスコミには、「誠備グループ」の加藤さんや、村上ファンドの村上世彰さんとか昔懐かしい名前が頻繁に出てくるようになりました。村上さんの頭は真っ白になって随分老けた感じですが、優秀な娘さんをつかって、「好成績」を挙げているようです。

村上さんの一番印象に残る名言(?)は「金儲けは悪ですか?」(確か…)です。村上ファンド事件(インサイダー取引)は2006年ですから、もう10年近い昔なんですね。忘れた頃にまたマスコミに浮上するとは…。

今日は何を言いたいのか?まとまりがない文章でした。村上さんに倣って、「貧乏は悪ですか?」とでも言い残しておきましょう(笑)。

元が主要通貨に


大連

中国の人民元が「主要通貨」に決定したそうですね。来年10月からだそうですが、11月30日の国際通貨基金(IMF)理事会で決まりました。

気になりますね。「何で気になるの?」と詰問されても、SDRも知らなかった私に聴かれても、ちょっと困りますが、1971年のドル・ショックと同じくらい気になります。

SDR(特別引き出し権)というのは、IMFが加盟国に配分している仮想通貨らしく、今まで、ドル、ユーロ、ポンド、円だったのが、元が追加されて5通貨になります。実際の換算比重では、元はドル、ユーロに次ぐ3番目で国際経済に大変な影響力を持つことになります。ちなみに、円は4番目。

しかし、驚いていてもしょうがないでしょう。既に、ドイツの大手自動車会社が日本の部品メーカーに対して「元決済」で要求するようになったらしいのです。これは、中国市場で莫大な利益を得たこのメーカーが、ユーロなどに換算して為替差損を受けるより、そのまま元で支払った方が得だと考えたからのようです。

今年末に経済統合する東南アジア諸国連合(ASEAN)では、もう何年も前から、元決済が行われており、領土、領海問題を抱えても、先のマレーシアの会議で中国を批判するような共同声明を発表できなかったのは、中国経済に頼り切っているからでしょう。

インドネシアが、「新幹線」を日本製より中国製を採用したのがその一番の例です。そもそも、新幹線の技術は、日本から中国に伝えられ、「外国に新幹線の技術を売ってはいけない」という契約条項があったのに、中国は違反した、という噂を聞いたことがありますが、やはり、噂に過ぎないのでしょうか?

米国のパワーが停滞し、2030年には中国が米国を抜いて世界一の経済大国になるという予想もありますね。

昨年、私も中国に旅行に行き、「新幹線」に乗り、そのスピードに圧倒されました。大連では14車線もある大道路を見て、「アメリカより凄い」と思ったものです。走っている車は、大半がドイツ車でした。

でも、中国経済の失速で、元が暴落するという噂もあり、主要通貨になったといっても、素人が元建て預金などに手を出すと危ないかもしれませんよ。

以上、単なる経済音痴の戯言ですから、お気になさらないように…。

水木さんの幸福論

東京・銀座のフルコース

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんが、とうとう亡くなってしまいましたね。享年93。

水木しげるは、私たちの世代が一番影響を受けたのかもしれません。何しろ子供の頃は、「鬼太郎」は毎週、漫画誌に連載中の現役バリバリでしたし、「悪魔くん」なんかは、漫画ではなくて、実写版でテレビで放送され、「エロイムエッサイム~」(確か)なんていう呪文が学校ではやったものです。

さて、今、ネット上では、水木さんの「幸福の七か条」なるものが、改めて脚光を浴びているようです。

私はまだ読んでいませんが、「水木サンの幸福論」(角川文庫)の中にあるらしく、戦争体験など自分自身の経験から導き出された人生訓です。以下、引用しますとー。

(1)成功や栄誉や勝ち負けを目的にことを行ってはいけない
(2)しないではいられないことをし続けなさい
(3)他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし
(4)好きの力を信じる
(5)才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ
(6)怠け者になりなさい
(7)目に見えない世界を信じる

なるほど、実に奥深い。水木さんの「戦争もの」は、全部読んでいないので、読んでみようかしら。