醍醐の桜と皮相主義者たち second edition

恒例の京洛先生からのメールをご紹介致しまする。

…醍醐の桜は久しぶりに見ましたが、山門そばの、苔むした土から、ぐーんと伸びた、桜の木を眺めながら、奥村土牛が晩年、醍醐の桜を描いた「醍醐」(山種美術館所蔵)を思い出しました。

 お寺の壁を背景に満開の桜を、土牛さんがスケッチしていたのはこの辺りかなあ、と考えながら桜見物をするのも一興ですね。禁酒中の貴人は饅頭にお茶でしょうが(大笑)。…

 醍醐の桜とは、日本名木百選にも選ばれた岡山県真庭市の桜のことですか?
 いやはや、冗談です(笑)。
 太閤秀吉が「醍醐の花見」を繰り広げた醍醐寺のことですね。

 …ところで、永栄(ながえ)潔著「ブンヤ暮らし36年」(草思社)という、朝日新聞OBの書いた本ですが、購入して読了しました。…

 あら、購入されるなんて珍しいですね。

  …おつなのメンバーだった、ご存知、元経済部のAさん、元政治部のIさんら旧知の方から、同社の社長、首脳陣、船橋、若宮氏ら主筆、論説主幹といった著名な幹部が実名で出ていて、逸聞、逸話が満載で「朝日人」の実像がよく分かります(笑)。

 あの作家の高杉良さんも登場します(笑)。…

 あらあら、そんな本があったのですか。長谷川熙著「崩壊 朝日新聞」は知っていましたけどね。まだ、未読ですが。

 …朝日新聞社内には謀略を仕掛ける人士もいて凄いところです(笑)。「高額報酬と自由を選べ」と言われれば、愚生は自由を選びます(笑)。「専制か腐敗かどちらか選べ」と言われても同じでして、腐敗を選びます(笑)。まあ、”究極の選択”ですが(笑)。

 「民主主義」とか、「スーチーさんは偉い!」なんて言っているのは、皮相なことしか分からない人で、どうしても「朝日」なんかに期待を持ってしまうのです(大笑)。さりとて、下層労働者が右翼化して、専制を求める「産経」などは論外ですがね(大笑)。

 同書は、一年前に出たのですが、こういう組織は、とても、小生のような、気分気儘な”自由人”、”無政府主義者”には勤まりませんね(大笑)。一読を薦めます。…

 うーん、面白そうですね。早速読んでみます。とは言っても、図書館で借りますから、いつのことになるか分かりませんけど…(笑)。