大谷選手2億7000万円、ネット情報は詐欺が多い

伊太利亜ヴェニス

職業野球4年目の大谷翔平選手(22)が、2億7000万円で契約更改しました。

投げては超速球の165キロ、打っては22本の本塁打の二刀流ですから、妥当な金額でしょう。

テレビの画面からでしか分かりませんが、彼はなかなかの好青年です。普通、契約更改後の記者会見では、金額については、選手と記者との間では禅問答のような微妙なやり取りがあり、後で、記者同士が集まって、適当に談合して「推定金額」を算出するものですが、大谷選手の場合は、はっきりと「2億7000万円です」と正直に答えているではありませんか。

これには吃驚。清々しさを感じました。いい顔になってきました。

大谷選手は、私が今、最も見てみたい人間の一人で(動物園かいな?!)、彼にはピッチャーで4番の位置に座ってもらい、投げては完封、打っては満塁本塁打を披露してもらい、夢として、「何じゃこりゃ!職業野球でなごうて、高校野球やないかえ」という台詞を河内弁でやってみたいんです。

何か、我ながら、夢が小さい(笑)。

大谷選手は、再来年は、格下の(笑)大リーグに行くつもりらしいですが、彼なら、通用するし、大リーグ史に残る偉業をやってくれそうです。

そう言えば、音楽好きの松ちゃんは、意外にもアメリカンスポーツも大好きで、わざわざスポーツ観戦のために渡米して、既に十カ所ぐらいの大リーグやアメフトのスタジアムで観戦したそうです。

何事も趣味の幅を広げて、独断や偏見のない穏やかな気持ちでいられれば、これ程、楽しい人生もないかもしれませんね。

◇ネット情報は信じるな

話は飛んで、職業野球のチームを抱えるIT企業のニュースサイトの中で、事実無根で著作権を侵害するような記事が見つかったということで、サイトが閉鎖されたというニュース。

やっぱりなあ、と思いました。

何しろ、「肩凝りは、幽霊が取り憑いているため」などと、科学的根拠も何もないでまかせを、しかも、全くの素人ライターが、ネット検索で、ガセネタでも何でもかんでも寄せ集めて作文したらしいというので、呆れてしまいますよ。

米選挙選の最中には「ローマ法王がトランプ氏を支持した」なぞといったデマが地球上の電脳空間で瞬く間に拡散し、情報を発信したジョージア(旧称グルジア)の若者が「アクセスを増やして広告料を得たかったから。誰も信じるなんて思わなかった」と正直に告白しておりました。

これで、ネットとは、金のためには、嘘だろうが誹謗中傷だろうが、何でもありの世界だ、と証明されたようなものです。

ネットには、うまい投資話や手軽なダイエット情報が溢れていますが、行き着くところは宣伝で、詐欺だということを自覚しなければ、貴方もいつか騙されますよー。