天長節に当たりて

新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 本日は、天皇陛下の83歳のお誕生日ということで、朝から斎戒沐浴のために、近くの温泉に行ってきました。

 温泉?

 いや、単なる銭湯なんですけど、数年前に、全国の有名温泉で、「お湯枯れ」とか何とかがあって、代わりにお湯を沸かして、バスクリンかなんかを入れて誤魔化していた事件がありましたけど、似たようなものです。

 あの有名温泉は、あれからどうなってんでしょうかねえ?日本人はすぐ忘れてしまいますから、恐らく、また高いお金を払って、バスクリンの湯に入るお客さんが復活したことでしょう。

 私も、プラシボ効果で、銭湯でも温泉だと自己暗示をかけてみましたが、確かに、温泉になるもんですね(笑)。

 がっぱりしました。(これは方言なので、訳せません)

 でも、久しぶりに行ってみてがっかりしたことがありました。

 それは、ここの銭湯は、土日祝日は、700円も取るのですが、サウナはもちろん、ジャグジー風呂、寝そべり湯、釜湯、露天風呂などがあります。

 その残念なことというのは、今日、露天風呂に行ってみたら、わざわざ、岩盤の壁にテレビが設置されていたことでした。

 せっかく、浮世を離れて、時計もスマホも置いて来て、鄙びた温泉気分を味わおうと思ったのに、何で、また仕事をしなければならないかと興醒めしてしまったわけです。

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 さて、今日は、天皇陛下のお誕生日談話で、どのように発言されるか、注目されましたが、昨日の糸魚川の大火災など災害に遭った人々の苦しみを汲んだものに終始しました。

 もちろん、「退位問題」について、改めて触れられるかどうか注目されていたのですが、あえて、「色んな意見がありました」という総論で、いわば当たり障りのない言い方でした。

 しかし、本意は違っていたのではないかと私なんか推測します。

 生前退位の有識者会議の専門家の中には退位について反対する人がいて、お心を痛めていたのではないかと拝察します。

 天皇とはいえ人間です。まして、今上陛下は、ご高齢に加え、心臓の手術を受けられるなど、体調も万全ではありません。

 本人が希望しているのに、他人がそこまで、無理強いできるもんですかね?

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 退位反対者の人たちは、天皇が国事行為として、法律案や予算案について裁可するだけでなく、小学校の校長先生や消防団の団長ら普通の人の叙勲にまで、閣議決定後、時には、夜の9時まで、名簿に目を通されて、裁可しておられることまで知らないことでしょうね。

 「ただ祈るだけでいい」という問題ではないのです。

 国内の被災地だけではなく、戦禍の諸外国にまで几帳面に慰問や慰霊に訪れているのですからね。

 とにかく、激務ですよ。今、世の中で、こんな朝早くから夜遅くまで働き詰めの80歳を過ぎた高齢者がいますか?

 だから、はっきりと、事情を分かっていない連中を誅すればいいのです。

 成敗された本人は恐れおののき、良識を持っているのなら自らを恥じて、もう世間に出てきて持論を展開することはないはずです。

 これでもう、あの不愉快な連中の顔を見ることはなく、御託を聞くこともなく、多くの国民は、心の底から清々すると思います。